『水球ヤンキース』で見せた中島裕翔の役者力(4/5) | Deview-デビュー
2014年9月26日

 土曜23時台にフジ系で放送されていた『水球ヤンキース』では、主人公の中島裕翔のほか、ライバル校のエース役の高木雄也と、Hey!Say!JUMPのメンバー2人が出演。中島はこれが連ドラ初主演だった。

 同じ土曜の21時からは、日テレ系で『金田一少年の事件簿N』を放送。こちらの主人公は山田涼介。さらに彼の後輩役で有岡大貴と、やはりJUMPから2人が。山田の連ドラ主演は4本目だ。

 JUMPファンには幸せな土曜日だっただろう。でも、ゴールデンタイムに山田・有岡、23時台に中島・高木とは、グループ内人気の反映だったり? デビューから13作連続オリコン1位となったJUMPの両A面シングル「ウィークエンダー/明日へのYELL」は、それぞれ『金田一』と『水球』の主題歌だ。

 Hey!Say!JUMPが結成されたのは2007年9月。当初はジャニーズ史上最多の10人組だった。11月には「Ultra Music Power」でCDデビュー。12月には初の単独コンサートをいきなり東京ドームで行った。当時平均年齢15.7歳は史上最年少。

 てな感じで華々しいスタートを切った当初、センターを務めていたのが中島。ジャニーズJr.時代から一番人気で、自然な移行だった。当時は身長165pのかわいらしい男の子。『野ブタ。をプロデュース』では修二(亀梨和也)の弟役で出てたり。

 その頃の彼について、山田は『Myojo』の連載で「Jr.の中でセンターに選ばれるのは必ず裕翔で、俺はその後ろ。この背中の前に立つことができないかもしれない。裕翔の後ろ姿を見ながら思い悩む日々が続いた」と書いていたことがある。

 だが山田は努力を怠らず、中島とセンターの座を入れ替わる。そんな経緯があっただけに、ファンの間で2人の不仲が噂された。それが噂だけでなかったことも、山田が『Myojo』の連載で書いていた。(続く)


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