今年のホリプロTSCが求める“美唄女”とは?(4/5) | Deview-デビュー
2014年7月14日

 「ホリプロTSC」はホリプロが主催するので、たとえば女優を募集して「第二の石原さとみを求める」などと所属タレントの名前を出せば分かりやすい。

 オスカーが2011年に行ったガールズオーディションでは「武井咲の妹キャラクター募集」と銘打ち、グランプリに選ばれた小芝風花(実写版『魔女の宅急便』でキキ役)はデビュードラマ『息もできない夏』で、実際に武井の妹役を演じた。現在募集中の「アミューズオーディションフェス」の広告では、“未来の吉高由里子”と書かれたTシャツを着た女の子が写っている。

 今年のTSCの「Singer☆Actress Audition〜美唱女〜」はどうか? 求めるのは、シンガーをメインに女優もできる女性。応募資格は16〜25歳までと例年より高め。「ドラマでヒロインを演じて、その主題歌も歌う形が目標」(実行委員長・菜花耕平さん)という。

 だが、現在のホリプロにそういうタレントはいない。いないから募集するわけでもあるが、イメージは“石原さとみ+May’n”などというのは、所属タレントでまとめたにせよ、やや分かりにくい。要するに、柴咲コウとか中島美嘉のような人材が欲しいのでは? ホリプロとしては、他社のタレントの名前を挙げるわけにはいかないだろうけど。  柴咲コウは女優として映画『バトル・ロワイアル』などで注目された後、2002年にCDデビュー。このときは所属のスターダストプロモーション的に、歌は「試しに」ぐらいの感覚だったという。同時期に山田孝之もCDを出している。

 ところが、柴咲はこのお試しCDがきっかけで、映画『黄泉がえり』に出演した。カリスマシンガーの役がオーディションでなかなか決まらず、「そういえば柴咲コウって歌も出してなかった?」という話になって。(続く)


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