今年のホリプロTSCが求める“美唄女”とは?(3/5) | Deview-デビュー
2014年7月11日

 「Singer☆Actress Audition〜美唱女〜」と銘打ち、歌手+女優の才能を持つ美女を募集中の今年のホリプロTSC。歌も女優も…といってもアイドルタイプでなく、「アーティスト性の高い人を発掘したい」(実行委員長・菜花耕平さん)とのこと。

 余談だが、13年前には「美・笑・女」というタイトルで、アイドル的ヴィジュアルとお笑いセンスを兼ね備えた女の子を募集した。このときのグランプリは浜口順子。昨年秋には「芸能界での仕事が頭落ちで、パリで洋服のリメイクを学ぶ」との企画で『ウーマン・オン・ザ・プラネット』に出演していたが、今は帰国して、また地道にやっているようだ。

 で、今回は「美唱女」。聴く人の心をつかむ歌唱力を持ち、特に「心に響くバラードを歌える人なら最高」と菜花委員長は言う。そのうえで、女優としても活躍できる人。スポーツ新聞では「セリーヌの歌声+さとみルックス」との見出しが付いた。映画『タイタニック』主題歌など壮大なバラードで知られるセリーヌ・ディオンの歌唱力に、12年前のグランプリだった石原さとみのような演技力や存在感を持つ人をイメージしていると。

 ただ、これはスポーツ紙の食いつきがいいように、一般的な知名度が高いセリーヌの名前を持ち出した面もあったようだ。芸能界志望者が読む『月刊デ☆ビュー』の取材では、求める人材について「石原さとみ+May’n」とのイメージが挙げられた。May’nも石原が出場した翌年のTSC出身で、アニソンシンガーとして活躍中。歌唱力は高い。

 ただ、今回のグランプリはアニソンを歌うわけではない。外国人のセリーヌ・ディオン同様、求めるイメージとして挙げられても今ひとつピンときにくい。実際のところは、もっと分かりやすいイメージがあるようではある。(続く)


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