AKB48グループいちの“ブス”の健闘(1/5) | Deview-デビュー
2014年7月2日

 前回に続きAKB48選抜総選挙から。2位で連覇はならなかった指原莉乃がスピーチで、本屋で見たOL風の2人組の話をしていた。

AKB48が表紙の雑誌を手に、1人が「どの子が1位?」と聞き、もう1人が「この子」と指原を差す。すると、「こんなのが1位なら、AKB簡単じゃん。私もAKBに入って楽な人生送りたい」と言ったのだとか。

 指原は「今その人がテレビを観ていたら言いたいです」とマジモードで訴えた。「AKBはそんなに簡単な場所じゃないです! たくさんの人が悩んで悩んで、やっとここまで来てます」

 言い分はもっとも。総勢300人近くに及ぶAKB48グループでの競争が、簡単なわけない。だが、街でOLがこんな会話をするのも、指原には悪いが普通のことだ。前田敦子や大島優子でさえ、国民的アイドルグループのトップでも、ヴィジュアルが日本一美しいと思う人はほとんどいなかった。

 まして指原はヴィジュアルが売りではない。美脚は隠し味だが、顔面偏差値が高くないことを逆手に、ヘタレキャラとして売り出してきた。初めて選抜入りした3年前の総選挙(9位)では、自ら「ダンスもヘタだし、歌もヘタだし、かわいくないし。私には誇れるものが何もありません」と話していた。

 そんな彼女がトップ争いに加わるのは、それこそ簡単ではなかった。ブログやトークの面白さから頭角を現し、バラエティでのスキルを上げて冠番組まで持ち、スキャンダルさえ肥やしにした総力戦。あえて言うが非美人の指原だからこそ、活躍に価値がある。

そこは改めて押さえておきたい…と思ってたら、知り合いの女性が他の選抜入りメンバーについて「あのブサイクは何で人気があるんですか?」と聞いてきた。本当に世の女性は容赦しないな。そのメンバーとは…。(続く)


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