2014年4月7日
もはやファンも忘れてるかもしれないが、平嶋夏海と米沢瑠美が男性との夜遊び写真が流出してAKB48を脱退した際、握手会での最後の挨拶は悲痛だった。「もう遅いのですが、もっと公演に出たり、チームで一緒にツアーをやりたかった…」などと嗚咽混じりに語って。
お泊り発覚した峯岸みなみの坊主頭での謝罪動画は、さらに悲壮感が漂ったが、処分は研究生降格のみ。平嶋らと同じ基準を当てはめるなら脱退となるはずが、人気メンバーゆえに? 平嶋らの立場に立つと、坊主で許されるのは不公平に思えてしまう。
今回、イケメンモデルとのお泊りが持ち上がった渡辺美優紀はNMB48のエース格で、峯岸以上の人気者。発覚後に更新したGoogle+ではこの件に触れず、2週間以上経っても運営から処分などの発表はない。やはりスルーか。CM契約もあり認められないのか。
そもそも、なぜ“恋愛禁止ルール”があるかというと、アイドルが恋愛してたら商品価値が落ちるから。彼氏持ちのアイドルを、握手券付きCDを何枚も買ったりしながら応援する気にならないだろうと。過去の話でも、裏切られた気持ちにはなる。
だが、実際にはどうか。ファン上がりの元カレに過去の交際をバラされた指原莉乃は、HKT48に移籍。当時はAKB48のドキュメンタリー映画でも悲痛に見えたが、結果的に翌年の選抜総選挙では、前年4位から順位を落とすどころか、堂々1位となっている。
峯岸みなみも丸刈り後の選抜総選挙では18位と前年より4位落ちたが、致命傷にはならずアンダーガールズをキープ。謹慎歴のある大場美奈や吉田朱里(NMB48)も、復帰後に順位を上げている。恋愛しても商品価値が落ちないなら、恋愛禁止ルールの根拠のひとつはなくなる。
(続く)
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