2014年4月8日
元カレの暴露により若手ばかりのHKT48に移籍した指原は、翌年の選抜総選挙でまさかの1位に輝いた。離れたファンも少なくないと思うが、その後の頑張りでバラエティタレントとして新たなファンを付けた様子。理想の男性を「秘密を守る人」と言ってスキャンダルをネタにしたりも。逆に、あのスキャンダルがなかったら、ここまでテレビに出ていただろうか。
ルールがなければペナルティもない。恋愛禁止ルールはペナルティで話題を呼ぶための制度と化した面もある。本末転倒だが。イメージダウンのところを宣伝材料に。本人がピンチになるほど、「支えてあげなきゃ」と頑張るファンもいる。で、渡辺美優紀のようにネタにしにくい場合はスルー。
『あまちゃん』では、アメ横女学園のセンターだった有馬めぐが男性スキャンダルが出た途端、“国民投票”で一挙に31位まで落ちてたが、現実のAKB48グループでは指原が逆に1位になり、他の発覚組もさほど順位は落としてない。ルールを守って頑張る他のメンバーは、面白くないかも。
だったらいっそ、恋愛禁止ルールを撤廃したらどうか? 恋愛したいメンバーは好きにさせたうえで、総選挙をしてみる。
ルールがあろうとなかろうと、アイドルとして成功したい想いが強いメンバーは、自ら恋愛を封印して頑張るはず。「ルールはないけどファンのために…」という子には、よりグッときそう。
一方、自らの恋愛状況もさらけ出し、「素のままの私を応援してほしい」というメンバーがいたら、それはそれで惹かれる気もする。アイドルとファンの間に、本音を踏まえた関係性が生まれるかも。
それともやはり、ルールという幻想の中で、自分のものではないけど誰のものでもないアイドルでいてくれたほうが、ファンは心地良いだろうか。
(終わり)
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