2013年4月24日
ソロデビューに際して高橋みなみのインタビューを、時期を少し置いて2誌でさせてもらった。2誌目はAKB48選抜総選挙の立候補締切の数日前。取材前にスタッフから「総選挙の話は聞かないでください」と釘を刺された。「まだ未定なので」と。
だが経験的に、こういう話をされるときは、たいてい後で予想外の展開がある。なので、たかみなは立候補しないと直観した。インタビューをしたら、確信が強まった。“AKBでは一線から退く”というニュアンスの発言が多く出てきて。
「若い子たちが前へ出ないと。私たちは後ろへ回って」「自分たちが進めるところまでは来た。次は若い子たちが勢いを作って欲しい」「今一番頑張ってるのは後輩を育てること」。
AKB48で『Mステ』などに出たときも、トークで自分に振られることが多かったのを、島崎遥香に「ぱるるが行け! こういうことを話せばいいから」などと言ってるらしい。 「結果的に振られなくても、ドキドキ感を味わって自分に役割があると知るのが大事」と。
最新シングル「So long!」でも渡辺麻友がセンターで、彼女は大島優子と共に両端のポジション。「AKBだけだったら厳しかったと思います。でも、今はソロという出口があるから。自分はそこで頑張り、AKBではみんなのために頑張ればいいかな」。
AKB48でセンターを獲りたい気持ちは「もうないです」とまで。となれば、究極はセンターを目指す総選挙に出る意味もない…と考えるのが普通だろう。
その後のイベントでも「出馬も不出馬も正解」と発言。完全に立候補しない前振りに思えた。だけど結局、彼女は立候補した。
(続く)
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