設立33年を迎えるアマチュア写真団体の湘南女性写真研究会が主催する、2016年度「第31代ミス湘南」の最終審査が行われ、グランプリに埼玉県出身の向後桃さん、準グランプリに千葉県出身の常住真菜さんが選出された。

　ミス湘南は2016年2月、オーディション情報サイト『Deview／デビュー』で出場者を募集。200名超の応募者の中から、書類審査と面接の結果、4月24日の最終審査に18名のファイナリストが出場した。当日午前中の水着撮影会でのカメラマンの投票と、午後のステージ審査の結果、13名の2016年度（第31代）ミス湘南が誕生した。

　グランプリに選ばれたのは埼玉県出身の向後桃（こうご・もも）さん。審査員によれば「非常に素直な印象の方です。ポージングの動きは物静かですが、これも彼女の魅力の一つだと思います。今の時期（冬場）でも身体をしっかり作っています。一番印象に残っているのは、履歴書の字が非常にきれいな事。文字は人を物語る、とはよく言ったもので、実際その通りの方でした。キャリアでしっかりしたものを持っているところも好印象です」と、外見だけでなく、内面も高く評価されてのグランプリだったようだ。

　準グランプリの千葉県出身・常住真菜（つねすみ・まな）さんは、大きな撮影会の経験はないものの「動きもバッチリ、表情もしっかり出せる方。カメラマンの要求にも十分ついてきました」とその勘の良さも高評価。さらに「ルックスはデビュー当時の広末涼子さんのイメージがあるので、人気が十分に出る子だと思います」と太鼓判を押した。

　またベストフォトジェニックに選ばれた富山県出身・来栖梨紗（くるす・りさ）さんは、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に主人公のクラスメートで出演している女優。「女優をされていることもあって、動きは問題なく、カメラマンの要求にしっかりと応えてくれました。物静かでクールな感じではありますが、非常にまじめでしっかりやってくれるという印象です。笑顔はあまり得意ではないようですが、それも彼女の魅力だと思います」と、高い人気を得ていた。

　この3人のほかフォトジェニックに阿部千鶴(あべ・ちづる)さん、伊藤千草(いとう・ちぐさ)さん、如月はるな(きさらぎ・はるな)さん、佐倉りな(さくら・りな)さん、清華(せいか)さん、高倉恭子(たかくら・きょうこ)さん、田中百合(たなか・ゆり)さん、廣瀬美咲(ひろせみさき)さん、観月ゆい(みつき・ゆい)さん、若林佳奈(わかばやしかな)さんの10名が選ばれた。

　合格者は、神奈川県の湘南海岸を中心に開催される撮影会に、水着や浴衣、洋服で参加する。またグランプリ・準グランプリは沖縄撮影旅行に招待。また、任期終了時に1年間の作品集が贈呈される。