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2013/04/15 14:41
白サイリウムの海にメンバー感激! アップアップガールズ(仮)、3rd単独ライブ盛況。「いつか中野サンプラザへ!」
7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、3度目となる単独ライブを、13日、彼女たちにとって特別なこだわりのある神奈川・横浜BLITZで開催した。この日初披露の新曲も含め、全20曲を熱唱。夜公演のアンコール前には、ファンにより客席が白サイリウムに覆われ、メンバーたちは感激の表情を浮かべた。この“白サイリウム”にこめられた思いとは---?ライブの最後には、メンバーが「いつか中野サンプラザでライブをやりたい!」と今後への意気込みを語った。
2年半前、ハロー!プロジェクトの研修過程「ハロプロエッグ」を不本意な思いで修了した彼女たち。その最後のライブのステージが横浜BLITZだった。一昨年、アップアップガールズ(仮)として、再びスタートした彼女たちにとって、ここに戻ってくることは悲願だった。以前、仙石みなみが「この公演に命かけて頑張ります!」と語っていたように、メンバーたちの思い入れは並々ならないものだった。
そして迎えた『アップアップガールズ(仮)3rd LIVE 横浜BLITZ大決戦(仮)』。これまでの彼女たちの歩みを紹介した映像の上映に続いて登場したメンバーたち。ここに至るまでの思い、そしてこれからへの強い気持ちを綴ったようなナンバー『あの坂の上まで、』からスタート。感慨深いメンバーたちの“いま”を表すオープニングとなった。古川小夏は「記憶に残るライブにしたい!」、関根 梓は「(会場の)隅から隅から隅から隅まで、幸せな気持ちが充満すればいいな!」と元気に語った。
この日、メンバーたちは初披露の衣装で登場。各メンバーのイメージカラーの、ポップでカラフルな衣装だ。そんな新衣装にぴったりの『マーブルヒーロー』など軽快な曲でステージは走り出す。また『メチャキュン サマー( ´ ▽ ` )ノ』『バレバレ I LOVE YOU』といった、女の子っぽいナンバーで場内を魅了した。
中盤では、メンバー自身で内容を考えたという、お楽しみ企画のコーナーが。年長チームと年下チームに分かれ、それぞれ出し物を披露した。佐保明梨、関根、新井愛瞳の年下3人は、彼女らのオリジナル・デビュー曲『Going my ↑』の替え歌。メンバーの性格、特徴を歌詞に盛り込んだ、コミカルなメンバー紹介ソングを元気に歌った。また仙石、古川、森 咲樹、佐藤綾乃の年長4人は、これまでの彼女たちの歩みを、朗読とパフォーマンスで紹介、場内は感動的な空気につつまれた。
その後、やはりこの日初披露の2着目の新衣装に着替え、人気曲『夕立ち!スルー・ザ・レインボー』を、続いて、この日初披露の新曲『N・B・I〜ナチュラル・ボーン・アイドル〜』を歌った。“THEアイドル”といった女の子の姿を、関根のメインボーカルでおもしろおかしく歌ったナンバーだ。
後半は『チョッパー☆チョッパー』『アッパーカット!』など盛り上がり曲でグイグイ攻め、場内はヒートアップ。そして、あっという間に本編の幕が降りた。
場内が暗転すると、「アンコール!」の歓声とともに、観客席は一面白サイリウムの海に。これは、彼女たちのハロプロエッグとしての最後のステージとなった、2010年11月の横浜BLITZでの公演のアンコール前の光景と、同じものがファンによって再現されたものだ。そんな中登場したメンバーたちは、感激の中、新曲『Next Stage』を歌った。
古川は「白いサイリウムの海を見て、本当にここに帰ってくることができたんだなと思って、本当にうれしいです!」と感激を表した。
「2年半前は、もうこの光景を二度と見れないかもしれないという悲しい涙でしたが、今日はうれし涙! これからも7人でいろんな景色を見ていきたいので、応援よろしくお願いします!」
仙石は「白サイリウムに囲まれて『Next Stage』を歌ってたら『次のステージに行ってやる!』という気持ちが高まりました。みなさんからもらったパワーをもって、次のステージに進んでいきます!」と力強く語った。
ここに至るまで決してまっすぐな道ではなかった彼女たち。森はいう。「私たちはスタートは華やかじゃなかったし、これまで、やめようと思ったことも正直何度もあって、でも、みなさんが盛り上がっている笑顔を思い浮かべると、『まだあきらめたくない!』と思いました。アプガは“終わりなき挑戦”を続けるグループ。今日はいいスタートになりました!」
「結成の頃は『この7人でやっていけるのかな、大丈夫なのかな』という思いはありました」という佐保。でも「今はこの7人で頑張って次のステージへ向かいたい。いつか中野サンプラザのステージに立ちたいです!」と力強く語った。
メンバー最年少の新井はまだ中学生にも関わらず、2年半前に研修過程を修了。「小1からハロプロエッグに入ってずっと頑張ってきて、修了になったとき、何がやりたいのかわからなくなりました。
アップアップガールズ(仮)の話をもらったときは、またやることができる嬉しさと不安があって…。最初はハロプロの先輩のカバーをやっていましたが、カバーってやる意味あるのかな、と思っていました。
でもオリジナル曲をもらえるようになって、その頃からメンバーの絆も強くなって、お互いのことを深く知るようになり、アプガは第二の家族のように思えるようになりました。今生きてて幸せだなと思えます!」と笑顔を見せた。
「言葉でまとめるのは下手なので…」という関根は「本当に今日はすっごい楽しかった! みんな大好き!」と叫び、喝采を浴びた。
「今日のライブは幸せでした」という佐藤綾乃。「みなさんと一緒に汗をかいて、笑ったり、泣いたりできて幸せ! 私が初めてファンのみなさんの前に現れたのが4年前の4月のBLITZ。4年たってまたBLITZのステージに立てて幸せ。次は、私が初めて踊った会場の中野サンプラザに立ちたい!」
最後に新井が「アプガは、永久、不滅じゃー!」と叫び、大きな喝采を浴び、ステージは幕を閉じた。
なお、この日のステージでは、初の東名阪ツアー『アップアップガールズ(仮)1stライブハウスツアー アプガ第二章(仮)開戦』の開催を発表。今回、ソールドアウトにならなかった横浜BLITZのリベンジ公演を、まず
8月31日に開催。その後、9月7日、大阪・umeda AKASO、8日、名古屋クラブクアトロで開催する。
また1stフォトブック『RUN!アプガ RUN!(仮)』が5月31日に発売。
2月からの全国対バンツアー、今回の3rd単独ライブに密着したドキュメント写真集だ。また初のラジオレギュラー番組が、ニッポン放送『オールナイトニッポン モバイル』で5月にスタートする。