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2025/11/24 07:01
38代ジュノンボーイグランプリは18歳の高校3年生・大野礼音さん、応募総数12,868人の頂点に立ち「小さい頃からの夢だった仮面ライダーになれるよう頑張りたい」と決意新たに
『第38回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』最終選考会が23日、都内にて行われ、応募総数12,868人の中から、東京都出身の高校3年生・18歳の大野礼音(おおの・れおん)さんが見事グランプリに輝いた。
「あなたの隣のすてきな男の子、推薦してください」をキャッチフレーズに、1988年にスタートして以降、武田真治、原田龍二、袴田吉彦、伊藤英明、小池徹平、溝端淳平、三浦翔平、菅田将暉、綱啓永、山下幸輝など、毎年新たな逸材を発掘し続けている、メンズオーディションの登竜門的存在である同コンテスト。
応募資格は、芸能事務所に所属していない12歳〜22歳の男子で、フレッシュなスターの原石を求めて、昨年11月より募集を開始。第1次審査(書類選考)を通過した約1000人が「BEST1000」として「第2次審査」に進出。全国6都市で行われた地方予選および第2次審査を経て通過した150名の候補者を「BEST150」として選出。その後、第3次審査として【1】月刊誌『JUNON』、【2】JUNON公式アプリ『JUNON TV』、【3】ライブ配信サービス『SHOWROOM』での人気投票選考が実施され、「BEST150」→「BEST75」→「BEST30」→「BEST20」→「BEST10」と、サバイバル方式で候補者を選抜。およそ半年にわたる戦いを勝ち抜いた「BEST10」に選ばれた候補者に加え、敗者復活戦を勝ち抜いた5人を加えた15人が、ファイナリストとして最終選考会へと駒を進めた(内1名は体調不良で欠席)。
最終選考会の第1次審査【自由パフォーマンス】では、ファイナリストたちが、ドラム演奏やダンス、歌唱披露、和太鼓、マジックなど、各自の特技やこの日のために特訓した個性溢れるパフォーマンスで自身の魅力を最大限にアピール。
グランプリを受賞した大野さんは、子供のころに観ていた『仮面ライダーウィザード』がきかっけで、俳優に興味を持ったものの、“自分には無理だな”と思って胸の奥にしまっていたという。そんな中で、友人と出かけた竹下通りで芸能事務所からスカウトをされ、俳優への思いが再燃し、同コンテストに応募。自由パフォーマンス審査では、10年間続けてきたという特技のバレーボールを披露。協力者である友人とともにトスやレシーブなどの技を披露し、最後には客席の拍手を煽り、鋭いスパイクを決めて会場を盛り上げた。パフォーマンス終了後、「ちょっと力んじゃいましたけど、普段通りにできました」と安堵の表情を見せていた大野さん。ゲスト審査員の小池徹平は「スポーツ好青年でカッコいい」と絶賛し、「最後の力強いスパイクもめちゃくちゃカッコ良かったし、素敵なパフォーマンスだったと思います」と大野さんのパフォーマンスを評価した。
続く第2次審査の【告白パフォーマンス】では、ファイナリスト一人ひとりが、ゲスト審査員の井桁弘恵を相手に愛の告白パフォーマンスを披露。告白シチュエーションをはじめ、BGMや小道具、どんなセリフで想いを伝えるか、さらにはシチュエーションに合わせた洋服も自身でコーディネイトするなど、ファイナリストたちがセリフプロデュースで告白パフォーマンスに挑む、同コンテスト恒例の審査。
大野さんは、幼馴染で同じ高校に通う女の子との帰り道に、その女の子が自分ともう一人の男子との間で気持ちが揺れ動いていることを知った上で、自分から先に告白するというシチュエーションで告白パフォーマンスに挑戦。「弘恵、一緒に帰ろう」と呼びかけ、「てかさ、好きな人いるでしょ。俺とその子で迷っているの、結構前から知ってたよ」と明かし、「確かにノゾムは良いやつだし、カッコイイけど、俺は絶対に負けない」と力強く宣言した大野さん。続けて、「小さいときからずっと一緒じゃん。だから一番理解してるし、この世で一番幸せにする自信しかない。こんなに人のことを好きになったのは初めてだから、俺と付き合って」と井桁をまっすぐに見つめて、ストレートな想いをぶつけた。
すべての審査が終了し、迎えた結果発表の瞬間。グランプリ発表で名前を呼ばれた大野さんは、「ここまで支えてくださったファンの方々や友達もそうなんですけど、やっぱり今まで一番支えてくれた母親に今抱きつきたくて…。すごくうれしい気持ちです」と喜びをかみしめ、「自分の小さい頃からの夢だった仮面ライダーになれるよう、ここから頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。
ゲスト審査員として最終選考会を見守っていた小池は、「本当に誰が(グランプリに)なってもおかしくない状況でしたけど、みなさんのパフォーマンスの中でもすごく輝いていました」と感想を述べ、「ここまで来るのにすごく努力したり、頭を使ったりしてよく頑張ってこられたと思います。これからはこのグランプリを獲った今の気持ちを忘れずに、これからの活躍をすごく楽しみにしています。共演できるように僕も頑張りますので、よろしくお願いします」とエールを送った。
また、『ジュノン』編集長で同コンテストの審査委員長を務める外崎浩(※崎=たつさき)氏は最終選考会を振り返り、「38代のファイナリスト15人ですが、例年と比べても成長度が近年でも群を抜いていたのかなと思います。15人に初めて会ったのが4月〜5月に行われた地方予選で、その後、3ヵ月経って皆さんに会ったときに、その成長度合に本当に驚かされました。ここにいる全員が垢ぬけていて、オシャレでカッコ良くて、その時に今年のファイナルは心配ないなと思いました」とファイナリストたちを高く評価。さらに「このコンテストを受ける男の子はほとんどが芸能未経験者で、そんな男の子がコンテストを受けて、少しの意識が変わるだけで、こんなにカッコ良くなる、半年という短い間でもこんなに成長できるんだということに、僕は今すごく感動していますし、その成長こそが、このジュノン・スーパーボーイ・コンテストの醍醐味だとも感じています」と総括。
そして、グランプリ受賞者の大野さんについて、「中学生のときにバレーボールで全国大会3位を獲ったという経験があり、その経験をフルに生かして本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。それに加えて、成長度合いというものがより顕著に表れていたことがグランプリ受賞につながったんじゃないかなと思っております」とグランプリ選考のポイントを明かした。
グランプリ受賞直後、大勢のマスコミを前に、ゲスト審査員の小池と井桁、そしてMCを務めた見取り図とともに初の囲み取材に出席した大野さん。改めてグランプリ受賞の感想を求められると、「(選考期間が)1年ほどあって、あまり力を入れられなかった時期もあったのですが、最終的にグランプリという結果になって良かったなと思います。改めて嬉しいです」と語り、名前を呼ばれた瞬間いついては「嬉しかったのですが、一番最初に“えっ!?”っていう驚きというか、肩の力が抜ける感じですごくびっくりしました」と振り返る。さらに、応援に駆けつけてくれた両親に対し、「ありがとうって言いたいです。今まで育ててくれたことや、特に母親はずっと支えてくれたので、感謝をまずは伝えたいです」とコメント。
告白審査については、「緊張であまり覚えていないのですが、でもちゃんとできたと思います」と振り返った大野さん。ファイナリストたちの告白審査の相手を務めた井桁は、「映像として残して一生見返したい」と笑顔を見せつつ、「近距離だからこをわかるファイナリストの皆さんの細かい仕草とか、声の出し方とか、告白審査を通して新しい魅力も知れたので、本当にみなさん愛おしく感じました」と感想を述べた。
『仮面ライダーウィザード』がきっかけで俳優を志したという大野さんは、目指す仮面ライダー像について「仮面ライダーは小さい子が憧れてくれるというイメージがありますし、自分も小さいころに憧れた身なので、自分が出たときに子供たちに憧れをもってもらえるような仮面ライダーになりたいと思います」と目を輝かせた。
現在、高校3年生の大野さんは、大学進学を予定しており、今後は大学と両立しながら芸能活動を行っていく予定とのことで、「(両立は)もちろん大変だとは思っていますが、バレーボールをやってきてつらい経験や苦しい経験とかを乗り越えてきたので、学業との両立もできるかなと思います」と意欲を見せる。
そんな大野さんに対して、仮面ライダー作品経験者でもある井桁は「本当に頑張っていただきたいです。私も大学と両立してやってきた身なので、やりたいという気持ちがあるのであればきっと両立も可能だと思うので、やりたいことは全部やっていってほしいなと思います」と語りかけ、「応援しています!」と笑顔で激励の言葉を送った。
また、芸能界の先輩として、それぞれから大野さんへアドバイスする一幕も。井桁は「やっぱりこのエンターテインメントの世界って、自分が健やかで元気でパワーがないと、それを与えられないと思います。これから大変なこともあると思いますが、まずは自分の心と体の健康を第一にして、それがあってのパフォーマンスだと思うので、そこを心がけて芸能界を生き抜いていっていただければと思います」とアドバイス。小池も「仕事とかで忙しい日々があったりすると思いますが、大野くんは大野くんで自分の人生も生きているから、プライベートでいろんな経験することも大事にしてほしい。それを役者の糧にしたり生かしていってほしいですし、芸能界だけじゃなくて、人生そのものを楽しんで頑張ってもらえたら」と助言。
憧れの俳優については「自分の目標は賀来賢人さんです」と明かした大野さん。「自分が好きな映画やドラマに出演されていて、真面目なカッコイイ役だったり、ちょっとおちゃらけたおふざけキャラとか、幅広い役をやられていて、参考にしたいなと思っています」と語り、さらに「『今日から俺は!!』の賀来賢人さんがやられていた役だったり、あとは恋愛映画やドラマの主演もやってみたいなという目標はあります」と俳優としての目標を明かした。
なお、来年行われる『第38回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』の募集も受付が開始されている。
【第38回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト 各賞受賞者】
■グランプリ:大野礼音(おおの・れおん)さん
2007年11月8日生まれ/東京都出身/東京都在住/18歳/高校3年生/175cm/56kg
■準グランプリ:加藤翔(かとう・しょう)さん
2009年11月21日生まれ/神奈川県出身/神奈川県在住/16歳/高校1年生/173cm/55kg
■フォトジェニック賞:丹野叡(たんの・さとい)さん
2005年2月22日生まれ/北海道出身/東京都在住/20歳/その他/180cm/67kg
■審査員特別賞:福永顕司(ふくなが・けんじ)さん
2005年11月3日生まれ/福岡県出身/福岡県在住/20歳/大学2年生/178cm/53kg
■審査員特別賞:北村桃李(きたむら・とうり)さん
2013年2月21日生まれ/静岡県出身/静岡県在住/12歳/中学1年生/155cm/37kg


















