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2025/10/28 18:21
ミセスのコンテスト「2025 Mrs SDGs Japan」グランプリは鹿児島代表、養護教諭の35歳・市森繭子さん「私自身が何かに取り組むことで、生徒の力になればと考えて挑戦しました」
「女性の力でSDGs(持続可能な開発目標)を広め、より早い目標達成を目指す」ことをコンセプトとした日本のミセスコンテスト「2025 Mrs SDGs Japan」の日本大会が27日に、「渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催され、グランプリには、養護教諭として県立高校に勤務する、鹿児島代表の市森繭子さん(いちもり・まゆこ/35歳)が選ばれた。受賞直後の市森さんにインタビューを行った。
■「2025 Mrs SDGs Japan」グランプリ・市森繭子さん
――グランプリを受賞した現在の感想をお願いします。
【市森さん】まだ実感がなくて、地に足がついていないようなふわふわした気持ちです。時間が経てば喜びとしてじわじわ実感してくるのかな、という気持ちです。
――コンテストに向けて一番努力したこと。そしてこの大会を通じて成長できたことは?
【市森さん】努力をしたことは、モチベーションを保ち、ウォーキングやスピーチなど、一つ一つ自分と向き合って取り組んできたことです。私の中では、人生の中で一番に努力をしたことだなと思います。
成長できたことは、家族や、応援してくれる人たちが、私のことを思ってくれている、ということを改めてすごく強く感じました。応援される人になる、そのためにはどのような行動をするべきなのか、どのような思考でいるべきなのかということを、じっくり考えて、自分に向き合えたことで、一つ人間として成長できたかなと思っています。
――現在高校に勤務されているそうですが、今回このコンテストに応募したきっかけは?
【市森さん】きっかけはお誘いを受けてということなんですが、一度挑戦を諦めているんです。でも紆余曲折を経てもう一回参加を決めたのは、私は養護教諭として、生徒たちに「挑戦しなさい」「目標を持ちなさい」という立場にあるんですけれど、果たして自分自身は何かやり遂げたことがあるのかな、今何か挑戦しているのかなと考えることがありまして。私自身が何かに取り組むことで生徒の力になればと考えて挑戦しました。
――この先の目標としてどんなことを実現したいと考えていますか?
私は公務員ですので、教員として今の職務を自分の立場として全うするということが、私の中で一番最大の目標としてあります。ただ、その後、教諭という職務をやり遂げた後に、具体的に言えば定年退職した後に、「街の保健室」を作りたいなと思っています。
もっと気軽に地元の人たちが、少しコーヒーでも飲みながら話をしに来るような、サードプレイス的な場所があればいいなと思っているんです。
――それは学生に限らずということですね?
そうですね。教員同士でも何か悩みがあったり、保護者もいろんな悩みを抱えていたり葛藤があったりしますので、子どもたちをいきいきとさせるには、やっぱり周りの大人たちが楽しくいきいきと人生を送っていかないといけなと思っていますし、子どもにも影響すると思っています。大人も子どもも関係なく立ち寄れる癒しの場所「街の保健室」を作りたいと思っています。
なお、準グランプリには北海道代表の塚本有妃さん(つかもと・ゆい/35歳)、第3位には福岡代表の平岡千佳さん(ひらおか・ちか/37歳)、特別賞には滋賀代表の立木つばささん(たちき・つばさ/34歳)が選ばれた。



















