「日本らしい美しさで社会をより良くする」ことを目指して開催される「第58回ミス日本コンテスト2026」の東日本地区大会が25日、新宿・京王プラザホテルで開催され、2026年1月に開催予定の本大会に出場するファイナリスト7人が決定した。そのうちの一人、兵庫県出身の20歳、国際基督教大学教養学部 アーツ・サイエンス学科2年在籍の岡田帆夏さん（おかだ・ほのか）は、年間を通じてライフセービングに取り組む、健康的な小麦肌も印象的な行動派。「ミス日本という大きな舞台で私の挑戦する姿や、前向きな姿を発信していきたい」と力強く語った。

　「私の強みは困難に挑み、成長をするところです」と挨拶した岡田さん。実際に「今、ライフセービング活動をしており、部長としてチームを引っ張りながら、昨年全日本選手権へ出場いたしました」とその言葉を裏付ける実績を挙げてきた。

　しかし「こんな私ですが、実は最初のほうは25メートルも泳げなかったんです」と明かす。「それでも誰かの命を助けたい、そう強く思ったことから、夏も冬も問わず海に入り練習を重ねてきました。死んじゃいそうだなと思うような大荒れの海も、冷たくて凍りそうだなと思うような冬の海も、一緒に頑張ってくれて、応援してくれる仲間がいたから乗り越えられたのだと思っています」と、困難を乗り越え「その経験から、私は誰かにとって素敵な影響を与えられるような存在になりたい」と思うようになったという。そして「私はライフセービングで得られた強みを最大限に生かして、ミス日本という大きな舞台で私の挑戦する姿や前向きな姿を発信していきたいと思っています」と、今回、コンテストに挑む理由を語った。

　そして特技披露として「人命救助のCPR（心肺蘇生）のデモンストレーション」を披露。「緊張感が味わえるように頑張ってやります」という言葉通り、真剣な表情でCPRの動作をこなし、審査員を引き付けた。

　ミス日本コンテストは「日本らしい美しさ」磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。3つの美（内面・外見・行動）を掲げ、これを備えた女性を数多く輩出している。当日は24名（25名の候補の内欠席1名）が、洋服での自己PR、質疑応答、そしてスポーツウェアでの審査に臨み、7名のファイナリストが決定した。

　今回行われた東日本地区大会は、来年1月に行われるミス日本コンテスト大会に出場するファイナリストを決定するための大会で、東西2地区に分かれて行われる大会の「東日本」エリアの代表を選出する。またファイナリストは9月から毎月行われる特別な勉強会に参加でき、総合的な美を磨く機会が贈られる。

■「第58回ミス日本コンテスト2026」東日本地区代表に選ばれた7名
●正木由優さん／まさき・ゆゆ／東京都出身／20歳／早稲田大学 人間科学部 人間情報科学科 2年
●野口絵子さん／のぐち・えこ／東京都出身／21歳／慶應義塾大学 総合政策学部3年 総合政策学科
●石澤春菜さん／いしざわ・はるな／東京都出身／21歳／国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科4年
●志村美帆さん／しむら・みほ／東京都出身／19歳／慶応義塾大学 法学部 法律学科1年
●平嶋萌宇さん／ひらしま・もね／福岡県出身／21歳／筑波技術大学 総合デザイン科 クリエイティブデザイン学
●岡田帆夏さん／おかだ・ほのか／兵庫県出身／20歳／国際基督教大学教養学部 アーツ・サイエンス学科2年
●石原菜月さん／いしはら・なづき／東京都出身／21歳／玉川大学 リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科3年