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2025/08/27 19:20
【ミス日本コンテスト2026東日本地区代表紹介】キリマンジャロ登頂の経験を持つ21歳慶大生・野口絵子さん「人と自然がともに学べる場を作っていきたい」
「日本らしい美しさで社会をより良くする」ことを目指して開催される「第58回ミス日本コンテスト2026」の東日本地区大会が25日、新宿・京王プラザホテルで開催され、2026年1月に開催予定の本大会に出場するファイナリスト7人が決定した。そのうちの一人、東京都出身の21歳、慶應義塾大学 総合政策学部3年 総合政策学科・野口絵子さん(のぐち・えこ)さんは、国内外の山々で過酷な登山に挑戦するなど自然と向き合った経験を踏まえ「自然の循環の中に生きているということを忘れず、山と海をつなげ、人と自然がともに学べる場を作っていきたい」と語った。
「小さい頃から登山をしており、国内のみならず、ヒマラヤなどの世界の山々にも挑んできました」という野口さん。「しかし私が見てきた世界は美しさだけではなく、自然の脅威も目の当たりにしてきました。昨年、地球温暖化により氷河が融解し、私の好きなヒマラヤの村が一つ流されてしまいました。NPOとしてその村の再建、復興の支援活動なども行っておりますが、自然を前に私一人の力はいかに小さいのかと感じます」と、大自然と向き合って活動してきた。
そして「国内では日本の海洋環境を守る活動も行っております。日本の素晴らしき豊かな水産資源もまた環境の変化に揺さぶられ、私たちの豊かな食文化が失われつつあります」と、海洋環境についても危機感を持つ。そのうえで「私は自然の循環の中に生きているということを忘れず、山と海をつなげ、人と自然がともに学べる場を作っていきたいです。私一人の力で大きな変化を起こすことはできないかもしれませんが、伝え続け、相手の心に波を起こし、そしてそれが大きな波となり、この社会が変わっていければいいなと思っています。それが私の人生の役割です」と語った。
審査員から「自慢できること」について聞かれると、「15歳の時にキリマンジャロに登頂したことです」と野口さん。「私は小学生の頃からキリマンジャロに登りたいという夢を持っていて、それが私が人生で初めて作った目標でした。キリマンジャロに登るために好条件の山のみならず、例えば雨が降っていたり雪が降っていたりという悪天候を選び、山に登っていました。そうすることで精神的苦痛に耐える、そこで強さを磨く。肉体的のみならず、心の内側の強さを鍛えてきました。
キリマンジャロに登頂した日ですが、アタックする際に天候が崩れてしまいアタックするかどうか悩んだ時がありました。しかし、そういった状況において私がパニックに陥らなかったのは、長年コツコツと精神的苦痛をあえて自分に与えて、そこで挑戦したからだと思っています。私の今まで培ってきた精神的な強さをもって、これからも山に挑戦していきたいと思っていますし。在学中にはいつかエベレストに登りたいと思っています」と、自身の成長と今後の目標についてしっかりとした言葉で語った。
ミス日本コンテストは「日本らしい美しさ」磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。3つの美(内面・外見・行動)を掲げ、これを備えた女性を数多く輩出している。当日は24名(25名の候補の内欠席1名)が、洋服での自己PR、質疑応答、そしてスポーツウェアでの審査に臨み、7名のファイナリストが決定した。
今回行われた東日本地区大会は、来年1月に行われるミス日本コンテスト大会に出場するファイナリストを決定するための大会で、東西2地区に分かれて行われる大会の「東日本」エリアの代表を選出する。またファイナリストは9月から毎月行われる特別な勉強会に参加でき、総合的な美を磨く機会が贈られる。
■「第58回ミス日本コンテスト2026」東日本地区代表に選ばれた7名
●正木由優さん/まさき・ゆゆ/東京都出身/20歳/早稲田大学 人間科学部 人間情報科学科 2年
●野口絵子さん/のぐち・えこ/東京都出身/21歳/慶應義塾大学 総合政策学部3年 総合政策学科
●石澤春菜さん/いしざわ・はるな/東京都出身/21歳/国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科4年
●志村美帆さん/しむら・みほ/東京都出身/19歳/慶応義塾大学 法学部 法律学科1年
●平嶋萌宇さん/ひらしま。もね/福岡県出身/21歳/筑波技術大学 総合デザイン科 クリエイティブデザイン学
●岡田帆夏さん/おかだ・ほのか/兵庫県出身/20歳/国際基督教 大学教養学部 アーツ・サイエンス学科2年
●石原菜月さん/いしはら・なづき/東京都出身/21歳/玉川大学 リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科3年