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2025/08/27 11:56
大学ミスコンファイナリスト、新宿二丁目を練り歩き多様性を発信
女子大学生、専門学校生を対象としたミスコンテスト『ミスユニバーシティ』のファイナリストが、東京・新宿二丁目で美容皮膚科を展開する「PRIDE CLINIC(プライドクリニック」との合同企画で、新宿二丁目から多様性を発信するプロジェクト『多様性を知る〜わたしたちが、未来の声になる〜』を行った。
『ミスユニバーシティ(Miss University)』は、日本で行われている女子大学生、専門学校生を対象としたミスコンテスト(美のコンテスト)の一つ。外見の美しさだけでなく、知性・感性・表現力・社会貢献意識などを兼ね備えた女性を選出することを目的に開催され、9月16日に各都道府県の代表が集まり、全国大会が行われる。今回、『ミスユニバーシティ』ファイナリストのうち約30名が新宿二丁目の仲通りを歩き、多様性について考えるきっかけを発信した。
この取り組み後は、ファイナリストの5名がYouTubeにてLGBTQ+についての討論を行った。群馬県代表は「恋とは、愛とは、自分らしさとは」。広島県代表と香川県代表は「結婚、同性婚について」、京都府代表と三重県代表は「包摂的な社会の実現に向けて」、各テーマで、プライドクリニック・久野賀子院長と対談。編集された動画は順次プライドクリニックの公式YouTubeにて配信予定。
■プライドクリニック院長の久野賀子からのメッセージ
今回は、インターナショナルゲイタウン新宿二丁目から、多様性を発信する取り組みを行いました。
今の日本の制度上、セクシャルマイノリティの方は正式に結婚したり子供を育てたりできません。これは、平等だと思いますか。
社会には、貧しく生活や教育の機会が限られてしまう子供たち、日本語が理解できず、社会の福祉を十分に受けられない外国籍の方、配偶者の言いなりにならざるを得ない環境におかれた女性など、様々な不平等が存在します。
私たち一人ひとりが、考え、発信するきっかけになれば嬉しいです。