世界的なミスコン『ミス・ユニバース（R）』の日本代表を決定する2025年『ミス・ユニバース（R）ジャパン ファイナル』が16日、東京・渋谷区文化総合センター大和田（さくらホール）で行われ、栃木代表の21歳大学生、橋本佳央理さんがグランプリに輝いた。

　1952年より続いているミス・ユニバースは、世界の各国代表が参加し、世界一の栄冠を競い合う美の祭典。世界3大ミスコンテストの1つであり、毎年100か国近くの代表者の中から世界一の美女が決定する。この日、日本大会を目指すセミファイナリスト42名が予選、最終選考に臨んだ。

　最終ステージで10名に絞られたファイナリストによるドレス審査・水着審査、トップ5、そしてトップ3による質疑応答審査の結果、グランプリの日本代表に選ばれたのは栃木代表・橋本佳央理さん。橋本さんにはトロフィーと賞金100万円が贈られた。

　現在大学4年生の橋本さん。「大学生ラストということで、自分を変えたいと思った」というのがコンテスト応募の理由。「小さい頃から憧れの舞台だったのですが、今まで挑戦できていなかった自分がいました。この挑戦をきっかけに、自分が将来どう進むかを決めたいということで挑戦しました」と、その想いを明かした。

　アピールポイントは「笑顔」で「常に笑顔でいることは、周りの方にもすごくハッピーな影響を与えるということを大切にしています」とにっこり。大会に向けて一番努力したのは「自分に打ち勝つ」ことで、「正直、こうして人前に出ることがすごく苦手だったんですが、今回挑戦をして、自分の殻を破けたなと感じております。そしてどんなに辛い時があっても、自分の努力次第で結果は変わっていくという、そういうことの大切さを学びました」と、成長を実感していた。

　11月にはタイ・バンコクで行われる世界大会に日本代表として出場。「タイに行くのは初めてなことなので楽しみですし、世界中の方々とコミュニケーションを取って、自分の価値観や視野を広げられることをすごく楽しみにしています」と期待を寄せる。得意分野は「自分らしさを一番表現できるかなと感じている」というウォーキング。一方で質疑応答には苦手意識があるといい、「緊張すると言葉にするのが難しくなって、言葉数が少なくなってしまうので、たくさん練習をして、堂々とスピーチをしたいと思います」と大会までに磨きをかけることを約束した。

　将来の夢について「洋服が好きなので、自分のアパレルブランドを作りたい」と夢を語った橋本さん。現在、大学で経営学を専攻しており、「自分自身の知識を深めて、誰もが自信を持って強く生きられる洋服をデザインしたいと考えているので、そういった点で今どうやって経営するのかというのを学んでいます」と力強く語った。

　会見にはミス・ユニバース・ジャパン　ナショナルディレクター・美馬寛子も出席。「本日、ホヤホヤの新しい日本代表が誕生しました。まだ本当に若くて、これから世界大会まで大変な日々になると思うんですけれども、皆さんにサポートいただいて、彼女をまた世界大会に送り出し、1年間素晴らしい日本代表になっていただくことを楽しみにしております」と目を細める。

　橋本さんが選ばれたポイントについて聞くと「ステージの上ですごく華やかなんです。4月に初めてトレーニング会場で会って、ステージのところにいるときにすごく華があったという、その瞬間をすごく覚えてるんですね。その華は今日のファイナルの舞台まで消えなかったと思います」と印象を語り、「すごくフレッシュなので、日本を代表して世界大会に挑んでくれる子なのかな」と期待を語った。

■ミス・ユニバース2025　日本代表・橋本佳央理(はしもと・かおり)
職業：学生
生年月日：2003年7月30日
出身地：栃木県
身長：168cm
趣味：ダンス・ヨガ
特技：剣道