ニュース
2025/06/13 18:56
京本大我の背後にぴったりと憑く“女性の霊”、原菜乃華主演映画『見える子ちゃん』の“全力無視”力が試されるネタバレ注意写真が解禁
6月6日に全国公開された原菜乃華主演映画『見える子ちゃん』より、いたるところに散りばめられた“違和感”に迫る新たな<ネタバレ注意場面写真>が解禁。京本大我(SixTONES)、山下幸輝らが映し出された場面写真には、ゾクッとするような“違和感”が仕掛けられている。
カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数9000万回、国内発行部数330万部を突破した泉朝樹氏の漫画「見える子ちゃん」を実写化した本作。ある日突然、霊が見えるようになった女子高生・四谷みこ(原)が、“見えていないフリ”をして恐怖に耐えながら霊をひたすら無視する青春ホラーエンターテインメントとなっている。
先日6日に公開を迎えると、青春の爽やかさが吹き抜けるホラーとコメディの融合の心地よさと、緻密に張り巡らせた“違和感”の大回収によって、脳を打つ衝撃と予想外の大感動が押し寄せる結末に絶賛の声が相次いでいる。7日に開催された公開記念舞台挨拶では、メガホンを取った鬼才・中村監督が目を光らせてネタバレを全力阻止して大盛り上がりを見せた“ネタバレ厳禁イベント”が話題に。
主要キャラクターとして物語の冒頭から登場するのは、山下演じる映画オリジナルキャラクターである生徒会長・権藤昭生。「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ(99〜)や『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』(16)でホラー表現に定評のある中村監督は、昭生の存在そのものに仕掛けられた“違和感”を自身でも相当大胆だったと振り返るとともに、この仕掛けこそが本作で最もお気に入りだという。
「今までずっと映画を作ってきて、一度もやったことがないこと。本当にそこに存在しそうなリアリティをスクリーン上で観られるような映画作りを心がけてきたが、それらとは真逆な“こんな人いないだろう”“そんな風に喋らないだろう”というのを取り入れるのはほとんど初めて」とあえて昭生が周囲に溶け込まないように演出したことを明かし、それに見事応えた山下を絶賛した。場面写真に捉えられた校門で切ない表情で佇む昭生の存在が、なぜ大胆なのか─。
そして誰もが疑いをも持つことがなく堂々と仕込まれた“違和感”は、すでに今年1月に公開されたティザー予告編から衆目にさらされていた…。場面写真に収められた、朝の校庭と体育館。真実を知ると「確かに!」となる“違和感”がそこらかしこに仕込まれている。この大胆不敵な“違和感”の仕掛けを世に放った中村監督は「何本か過去に一緒にやっているプロデューサーは試写を観て、『監督、どうしちゃったんだ?』と思ったらしいです。『中村監督、演出ちょっと下手になった?』と思って最後まで観てくれたから狙い通りで良かったです」とニヤリ。この真実を知れば、2度目の鑑賞では学園生活の“違和感”から目が離せなくなるだろう。
ミステリアスな雰囲気を漂わせながら登場し、クラスの女子たちを色めき立たせた京本演じる代理教師・遠野善。みこの目にははっきりと“見える”、禍々(まがまが)しい気配を放ちながら善の背後にぴったりと憑き、善に近づく女子生徒がいれば恐ろしい邪気をまとい『見ないでよ』と呪うように言葉を吐く女性の霊。
脚本を練るにあたり原作に登場する善の物語について、原作者・泉朝樹氏と話した際に「相当リサーチした上で描いていらっしゃるということがわかった」と語る中村監督は、自身でもリサーチを重ねて善のセリフと予想外の結末へとつながっていく脚本を緻密に作り上げた。本作のホラーコメディの枠に収まらない物語の深みが、善の背負う影に込められているが、果たして到着した場面写真から“女性の霊”の正体に気づくことができるか…。
【作品概要】
出演:原 菜乃華 久間田琳加 なえなの 山下幸輝 堀田茜 吉井怜 高岡早紀 京本大我 滝藤賢一
原作:泉朝樹「見える子ちゃん」(MFC/KADOKAWA刊)
脚本・監督:中村義洋
主題歌:BABYMONSTER「Ghost」(Sony Music Labels Inc.)
<あらすじ>
ある日突然、霊が"見える"ようになった女子高生・みこ。ヤバすぎる霊たちに囲まれたみこが選んだ生き残り術は、まさかの「見えていないフリ」。親友のハナに霊が憑いても、同級生のユリアに見えることがバレそうになっても、ただひたすらに全力スルー。しかし、産休に入る担任の代理として遠野先生が赴任してくる。何やら異様な霊が憑いている遠野の影響か、ハナの様子に異変が生じついには倒れてしまう。ハナを助けるため、みこはユリアや昭生と共に遠野の謎を追ううちに、驚くべき事実を知ることに。果たして、親友を救い、文化祭を無事に迎えることはできるのか──。"見えていないフリ"を貫いてきたみこが、ついに「無視できない」恐怖に立ち向かう!