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2024/12/13 18:01
【第13回 国際声優コンテスト『声優魂』受賞者インタビュー】オーストラリア出身の専門学校生が優秀賞「声優を目指すみんなで素敵な時間を過ごせて嬉しかった」
声優の世界を目指す若き才能の応援を目的とした『第13回国際声優コンテスト「声優魂」』(主催:一般社団法人 国際声優育成協会)の最終審査・表彰式が11月17日(日)、あうるすぽっと(東京・豊島区池袋)にて開催された。最終審査の後、各賞の表彰式が行われ、6名の受賞者が誕生した。受賞者の一人、インターナショナルカテゴリー優秀賞のLAM KA MING(リン・カーミン/オーストラリア/専門学校2年生)さんは、コンテストに参加し「声優を目指すみんなで素敵な時間を過ごせて嬉しかった」と、充実した時間を過ごせたようだ。
『声優魂』は今大会までの総エントリーが12,000名を超える日本最大の中高生声優コンテスト。予選(国内、インターナショナル各部門)及び、地方大会の選考からファイナリスト22名(24名選出中、当日欠席2名)が選ばれこの最終審査に臨んだ。公開レッスン方式での最終審査では、アフレコ(課題作品『この素晴らしい世界に祝福を!3』)及び、掛け合い台詞による演技が披露され、審査員である声優の水島裕、倉田雅世ら演技指導により、高水準の演技審査が行われた。
今回のコンテストについて「率直な感想を言うとすごくドキドキしました」というリンさん。「でも昔、先生から“緊張と興奮はほぼ一緒のもの。緊張していると考えるよりワクワクしていると考えれば何とかなる”と言われたことを思い返してステージに立ちました」と振り返った。
今回のコンテストは貴重な経験となったようで、「控室に入るまではドキドキしましたけど、出場者のみんなが、競争するというより一緒に良い作品作ろう、いい時間を作ろうとしていて。自分もすごく楽しかったですし、みんなで素敵な時間を過ごせて嬉しかったです。みんなと仲良くなりました」と、笑顔で語った。
元々は父の影響で3歳の頃からアニメに触れ始めたというリンさん。声優を志したきっかけを聞くと、「中学生の時、人間関係のトラブルがあって、自分の意見がうまく伝えられない自分にムカついていたんです。でもその時に『覆面系ノイズ』というアニメをたまたま観て、ヒロインが周りの視線を気にせず、自分が信じることを貫く姿勢がかっこよくて、すごく感動したんです。その性格はもちろんなんですが、何より演じていた早見沙織さんのお芝居がすごく真っ直ぐで! そこから声優を意識して調べるうちに、自分も漫画を読むとき“自分だったらこのセリフをどう演じるだろう”と考えるようになって。そこから声優を目指したいと思うようになりました」と、これまでの経験を踏まえて教えてくれた。
目指してる声優は村瀬歩。「男女のキャラクターを演じられて、かっこいいしかわいいし最強で。村瀬さんのようにいろんなキャラクターを演じられる声優さんになりたいし、彼のように一人一人のキャラクターを大切にする姿に本当に憧れています」と目を輝かせた。
【各賞受賞者】
最優秀賞:鈴木碧桜[すずき・みお]( 高1/神奈川県)
優秀賞:池田葵[いけだ・あおい](中2/岐阜県)
優秀賞:松下響[まつした・ひびき](高1/島根県)
■インターナショナルカテゴリー
優秀賞:西真名佳(アメリカ)
優秀賞:Ma Cheuk wai(中国)
優秀賞:LAM KA MING(オーストラリア)
敬称略