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2024/10/22 18:01
『おむすび』ギャル軍団で注目の谷藤海咲がW主演の舞台『not only you but also me』開幕、「私の役者人生で確実に大切な宝になった」
ヒラタオフィスとタカイアキフミが主宰をつとめるソロプロデュースユニット TAAC(ターク)がダッグを組む第1弾公演『not only you but also me』が、10月18日より劇場MOMOにて開幕。W主演の伊藤歌歩や谷藤海咲ら出演者のコメントと初日公演の舞台写真が到着した。
本作は、飛び降り自殺の巻き添え事故を題材に、多様性が謳われる昨今の社会に潜む「境界線」について考察した演目。とある高校で女子高生が屋上から飛び降り、下にいた別の女子高生が巻き添えとなり、2人は意識不明で病院に運ばれた。学校では生徒の母親や教師たちが責任の所在について本人不在のまま激論を交わしている。生徒/教師/親、それぞれの目線で事故前後の日々を紐解く中で、思いもよらない事故の真相に辿り着くのだった――。
『福田村事件』『リボルバー・リリー』などで活躍中の伊藤歌歩と、NHK連続テレビ小説『おむすび』でギャル軍団・タマッチ役を演じている谷藤海咲がW主演をつとめ、作・演出をタカイアキフミが手掛ける。
【スタッフ・キャストコメント】
■作・演出 タカイアキフミ コメント
こんなにも演劇とちゃんと向き合えたのは初めてかもしれない。役者やスタッフが僕の戯曲を信じて取り組んでくれ、僕の演出を真正面から受け止めてくれた。だからこそ、いろんな感情が生まれてぶつけ合ったりもしたが、その過程があったから今のクリエイティブがあると思う。「あゝ、演劇は愉しいなあ」と思わせてくれたカンパニーのみなさんに心から感謝したい。そして、この世界に窮屈さを覚える誰かに、この芝居が届きますように。
■出演・伊藤歌歩 コメント
長かったような、あっという間だったような。とても濃い 1 ヶ月を経て、開幕できました。自分自身や、他者との関わりを改めて考え、繊細に一歩ずつ積み上げてこれたと思います。少しの塩梅で、伝わることが大きく変わる面白い脚本なので、本番中も少しずつ進化していく舞台だと思います。生もの。舞台って面白いなと演じながら日々思える現場です。それが観劇いただくお客様にもどれだけお伝えできるか。楽しんでいただけたら幸いです。お待ちしております!
■出演・谷藤海咲 コメント
とても素敵な作品と座組に参加させていただけているなと日々実感します。世の中に伝えたいことを作品を通して役を通して伝える。役者として本質の部分に触れられていると感じます。私自身、本当に皆さんに沢山助けていただきもがき苦しみながら作り上げてきたこの舞台。でもそこで得られたものたちは私の役者人生で確実に大切な宝になりました。1人でも多くの方にシェアしたいと心から思います。宜しくお願い致します。
■出演・川嶋由莉 コメント
タカイさん、共演者の皆様、スタッフの皆様と共に、普段目を逸らしてしまいがちな事柄に改めて向き合って、一緒に作り上げてきた感覚があります。特に今回は、自分と向き合って深く考える時間がとても多くありました。誰もが一度は感じたことのある、考えたことのあるような事を再提示している作品になっていると思います。ぜひお越しください。
■出演・おくだかずな コメント
僕自身、今まで通用してきたやり方では太刀打ちが出来ず根本から変わっていかないとダメだと気付きを得ることが出来た、そんな稽古期間でした。一筋縄では到底演じる事すら出来ない作品です。でも難解だからこそ、届けられるメッセージがあると僕は信じています。人間の多くは全てを語りません。隠したり嘘をついたり誤魔化したりします。でも、言葉の裏には、その人がその言葉を発した意図が必ずあります。楽しみにしていて下さい!
■出演・高橋里恩 コメント
まだまだ積み上げることができる作品。役者冥利に尽きます。瞬間瞬間に集中して、生きたいと思います。現実は残酷で辛いこともあるけれど、希望の光を少しでも届けられたらと思います。皆様と共に、この作品を創れることに喜びを感じます。よろしくお願い致します。
<出演 山田キヌヲ>
小屋入りしました。舞台美術、音響、照明が加わり、稽古場で作り上げた空気感がよりはっきりと浮かび上がっていく過程を実感しています。タカイさんの描く世界をより繊細に、より鮮明にお伝えできますよう…。劇場にて皆様のお越しを心よりお待ちしております。
【公演概要】
ヒラタオフィス+TAAC『not only you but also me』
2024年10月18日(金)〜27日(日) 劇場MOMO
■作・演出
タカイアキフミ
■出演
伊藤歌歩、谷藤海咲、川嶋由莉、おくだかずな、高橋里恩、山田キヌヲ