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2024/08/15 15:00
映画『フィリピンパブ嬢の社会学』の原作を基に新たなストーリーで描く音楽劇『マハルコ組曲』のキャストを募集
東海エリアを中心にスマッシュヒットした映画『フィリピンパブ嬢の社会学』の原作を基に、新たなストーリーで描く音楽劇『マハルコ組曲』のキャストを募集中。
募集するのは15歳〜50歳代にみえる男女。国籍は不問で、日本人、フィリピン人、日本とフィリピンのMIXも歓迎だという。応募の締め切りは8月20日、応募の方法はオーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。
■公演情報
作品名:マハルコ組曲
原案:中島弘象 作・演出:有田あん
日時:2024年11月28日〜12月1日 全6ステージ
場所:ささしまスタジオ(愛知県名古屋市)
■ストーリー(概要)
1989年、歌手として夢と希望をもってフィリピンから日本にやってきた20歳のフィリピン人女性・マリ。やがて日本人の妻となり、母となる彼女が駆け抜けた激動の30年間を「母と娘の音楽劇」として描きます。
■原案:中島弘象
1989年愛知県春日井市生まれ。中部大学大学院国際人間学研究科国際関係学専攻博士前期課程修了。会社員として勤務するかたわら、名古屋市のフィリピンパブを中心に、在日フィリピン人について取材。講演、執筆、テレビやラジオなどの取材協力も多数行っている。著書に『フィリピンパブ嬢の社会学』(新潮新書 2017年)、『フィリンピンパブ嬢の経済学』(新潮新書 2023年)がある。 今般、舞台版「フィリピンパブ嬢の社会学」の原案に初挑戦となる。
■作・演出:有田あん
1987年大阪府吹田市生まれ。立命館大学国際関係学部卒業。野生児童主宰。脚本・演出・俳優。台湾とのハーフである。学生時代に劇団月光斜で芝居を始める。2012年ENBUゼミナール入学。2013年劇団鹿殺し入団(〜2023年)。2015年野生児童を旗揚げし本格的に作演出を始める。主な出演に『犬も食わねどチャーリーは笑う』(2022)、テレビドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(2023)などがある。現在、監督・脚本・主演を務めた映画『渇愛の果て、』が全国で公開中。妊娠・出産について取材をし、実話を基に制作した群像劇となっている。
■主演:ステファニー・アリアン
フィリピン人と日本人の両親のもと、フィリピンで生まれ育った俳優。18歳で来日し、東京で女優としてのキャリアを確立。2022年、映画『PLAN75』(主演:倍賞千恵子、磯村勇斗)に主役の一人=マリア役で出演。同作品は2022年の第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞を受賞し、2023年の第95回アカデミー賞の日本作品として出品。本人もマレーシア国際映画祭2023に最優秀助演女優賞を受賞した。最近の出演作は、現在公開中の映画『フィリピンパブ嬢の社会学』『ブルーイマジン』、公開待機作に映画『チャチャ』『ゴミ屑と花』『『Diamond in the Sand』がある。
■企画・プロデュース:三谷一夫
1975年生まれ。兵庫県出身。キネマ旬報企画 映画24区代表。金融業界から映画業界に転身後、『パッチギ!』『フラガール』など名作を生んだ映画会社に参加。その後数々の映画プロデュースに参加。2018年には若手の女性監督15人を起用した映画『21世紀の女の子』を企画。伊藤沙莉、橋本愛、石橋静河、南果歩ら女優陣が参加、ファッション界からもビームスや雑誌「装苑」が参加するなど、映画界に数少ない女性クリエイターにスポットをあてた企画としてムーブメントとなる。また、自治体とタッグを組んだオリジナル映画「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」を立ち上げ、これまで『36.8℃(堀田真由主演)/兵庫県加古川市』や『夏、至るころ(池田エライザ監督)/福岡県田川市』『メンドウな人々(片岡千之助・的場浩司主演)/山梨県富士吉田市』などを手掛けている。著書に『俳優の演技訓練』『俳優の教科書』(いずれもフィルムアート社)など。今般、映画「フィリピンパブ嬢の社会学」プロデュースに続き、舞台版も手掛ける。