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2024/05/07 17:01
アミューズ初のボーイズオーディション、東京都出身・20歳の黄兆銘さんがグランプリを受賞「誰かの憧れの存在になれたら」
吉高由里子・吉沢亮・仲里依紗・Perfumeらが所属する総合エンターテインメント企業『アミューズ』が約6年ぶりに実施した、アミューズボーイズオーディション「NO MORE FILTER」。6日に都内にて最終審査会が行われ、東京都出身・20歳の大学3年生、黄兆銘(こう・よしあき)さんが応募総数約8,000人の中から、見事グランプリに輝いた。
これまで45年の歴史で、不定期ながらも度々全国的な大規模オーディションを開催し、野村周平・吉沢亮・清原果耶・堀田真由・金子大地・茅島みずきといった様々な才能を発掘してきたアミューズだが、今回は創立以来初となる"ボーイズオーディション"として開催。サブタイトルの「NO MORE FILTER」には、ありのまま、オリジナルな才能に出会いたい、"フィルターは必要ない!"という想いが込められており、役者・モデル・ミュージシャンなどのジャンル区分をあえて設けていないことも、このオーディションの特徴となっている。
応募資格は12〜22歳(2023年4月2日時点の満年齢)の男性で、他事務所・レコード会社などと契約していない人。昨年10月より募集&1次選考がスタートし、11月〜2024年1月にわたって2次・WEB面談選考が実施された。その後、2次選考を通過した72人が2月〜3月にアミューズヴィレッジ(山梨)で行われた3次・合宿審査に参加し、8人のファイナリストが決定。
最終審査では、1人ずつ特技披露などを行う自己アピールタイム、各々の人となりを深堀りするトークタイム、そしてファイナリストぞれぞれが同オーディションにかける思いを語るスピーチタイムを実施。最初に行われたアピールタイムでは、サッカーのリフティングやトランプマジック、詩の朗読、早着替え、ひとり芝居、弾き語りなど、ジャンル区分を設けていないオーディションということもあり、ファイナリストたちがそれぞれ工夫を凝らした個性溢れるパフォーマンスを披露し、自身の魅力を最大限アピール。また、前半・後半4人ずつに分かれて行われたトークタイムでは、事前アンケートを基にしたクイズコーナーに挑戦し、それぞれのキャラクター性やトーク力、ファイナリスト同士の絆など、よりパーソナルな部分を垣間見ることができる審査会となった。
グランプリを受賞した黄さんは、マレーシア人の父親、ロシア人の母親の間に生まれた身長183cmの大学3年生。アピールタイムでは、特技のロシア語で挨拶を行い、小学生の頃にやっていたというトランペットで『ルパン三世のテーマ』を披露した。最近のストレス解消法は「友人とサッカーをすることと、ドライブ」だそうで、「近場だと幕張にある温泉に行ってサウナに入ったり、地元のサウナに行ったりして、整っています」とコメント。そして、『人生で一番感動したこと』については、高校生の時にカナダ留学から1年ぶりに帰国した際、「母親の手料理を食べたとき」だと明かし、「特にハンバーグが好きです。うちのは少しかたくて…でもそれが本当に美味しいんです!」と笑顔で語っていた。
最後のスピーチタイムでは、大学に通いながらモデル活動をしている先輩の姿を見て、「いつか自分もこんな人になりたいと思うようになった」と、この世界に憧れを抱いたきっかけを告白。その後、昨年大学のミスターコンテストに挑戦し、「初めて表舞台に立ち、そこでの活動やそこから見える景色が私にとって最も人生で刺激的なものになりました。コンテストが終わった後も、もっともっと表舞台に立ちたいという意志が強くあり、今回のオーディションを受けることを決めました」と打ち明ける。
さらに、「最初はモデルになりたいと思っていたのですが、今回のオーディションの合宿審査を通して、歌やダンス、芝居にも興味を持ち始めました」と述べ、「そんな私の今の夢は、誰かの憧れの存在になることです。私が先輩に憧れていたように、次は誰かの憧れの存在になれたらいいなと思っています」と自身の想いを語った。
すべての審査が終え、迎えたグランプリ発表の瞬間。「THE KISS 賞」に続きグランプリを受賞した黄さんは、「本当に実感が湧かなくて…正直ちょっとパニックです」と驚きを隠せない様子で、「心の底からこの事務所に入って自分の夢を叶えたいと思ったので、このような素敵な賞をいただけてすごく嬉しいです」と喜びを噛みしめる。そして「本当に皆さんの支えがあったからこそ、ここまで来ることができました。次は僕が皆さんに恩返しできるように頑張りたいと思います!」と感謝を述べつつ決意表明。さらにMCからこの日会場に応援にきていた母親に「今日の夜ご飯に何を作ってもらいたいか?」と振られると、「かためのハンバーグをお願いします!」と笑顔で呼びかけ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
最終審査会終了後、プレゼンターとして登壇した鈴木仁・細田佳央太・新原泰佑・本島純政と一緒に囲み取材に参加した黄さん。改めてグランプリ受賞の感想を求められると、「さっき(受賞直後)に比べたら、やっと実感がわいてきたような気がします。先輩方も隣にいてめちゃくちゃ緊張しているのですが、さきほど優しく声をかけていただいて、とても嬉しいです」と語り、「今日はへにょへにょせずに、胸を張って悔いのないように頑張りました」とコメント。
またアピールタイムでの自身のパフォーマンスについては、「全力は出し切ったのですが、途中、頭が真っ白になってしまって止まった部分があったので、もうちょっとスラスラと緊張せずに言えれば良かったなと思う部分はありますが、今は悔いはないです」と最終審査会を振り返った。
そんな黄さんに対し、本島が「輝かしいこの姿をこの場で見ることができて、僕もすごく嬉しい気持ちになりましたし、一緒に切磋琢磨していきたいなと思いました」と語ると、新原も「我々のような若い世代を担うアミューズの若手俳優がまた1人増えたということで、僕も負けていられないなと思いますし、共にやっていけたらと思います」と後輩へエールを送った。
今後の活動について黄さんは「俳優の仕事やモデルの仕事など、幅広くいろいろとやっていきたいなと思いますし、まだやったことのない経験をたくさんしていきたいです」と意欲を見せ、「有名な俳優さんとかと共演できたら嬉しいです」と声を弾ませる。また、好きな芸能人は「出川哲郎さん」と明かし、「人を幸せにする力があるというか、見ていて人生楽しそうだなと。僕もこんな大人になりたいなという想いがあります」と語った。
今回、グランプリ賞金300万円のほか、「THE KISS 賞」の副賞としてCM出演も決定した黄さん。「賞金よりも僕はどちらかというとCMのほうがすごく気になっています。初めてのことですし、もっと自分のことを知ってもらいたい想いもあるので、こんな貴重な経験はすぐにできることじゃないと思いますし、そのCMで全力を出し切ります」とやる気十分。また、賞金300万円の使い道については、「中・高・大と、学費とかいろいろと親が払ってくれているので、全部渡そうと思います」と明かした。
なお準グランプリは、アピールタイムでリフティングとトランプマジックを披露した兵庫県出身の中学3年生・西浦心乃助さん(にしうら・しんのすけ/14歳)、審査員特別賞はサッカーのヘディングとサーキットトレーニングを披露した静岡県出身の大学1年生・鈴木太士さん(すずき・たいし/18歳)が受賞した。
【受賞者プロフィール】
■グランプリ、THE KISS 賞(W受賞)
黄兆銘(こう・よしあき)さん/2003年7月3日生まれ/20歳・大学3年生/東京都北区出身/身長183cm/特技・趣味:ロシア語、トランペット/自薦
■準グランプリ
西浦心乃助(にしうら・しんのすけ)さん/2009年7月10日生まれ/14歳・中学3年生/兵庫県明石市出身/身長163cm/特技・趣味:サッカー/他薦
■審査員特別賞
鈴木太士(すずき・たいし)さん/2005年9月21日生まれ/18歳・大学1年生/静岡県沼津市出身/身長186cm/特技・趣味:サッカー/他薦