エンタメプロデューサー・つんく♂が総指揮を務める音楽祭「TOKYO青春音楽祭2023」が26日、東京のライブハウス「初台 The Doors」で開催。17組のボーカリスト、シンガーソングライター、アイドルらが競演。イベントを締めくくる授賞式では、小学6年生の11歳・池田華桜（かぐら）さんが最優秀賞を受賞した。

　つんく♂は、2021年から毎年「青春」をテーマにした映画の祭典である「TOKYO青春映画祭」も開催しており、今夏に第3回目を開催。今回開催された「TOKYO青春音楽祭」は音楽にフォーカスした祭典となる。

　最優秀賞に選ばれた池田さんはYouTubeで歌唱動画を発表するほか、ドラマ『ハナコランド』出演など俳優としても活動。緑黄色社会の『Shout Baby』を、パワフルに大人びた歌声でパフォーマンスし、授賞式ではガラス製のトロフィーの重さに戸惑いながら「びっくりしました！うれしいです！」と喜びを表した。

　受賞後の池田さんの“ウイニング歌唱”を、表彰のステージに上がって聴いたつんく♂は「真横で声を聴いたけど、吸い込まれていく歌声です」と称賛し、「この先もずっと続けてください」と背中を押した。

　なおグランプリのほかに、急遽審査員特別賞が設けられ、福岡県出身の高校2年生・香村奈保さんに贈られた。香村さんは魅力的な低音のボーカルとキレのあるダンスで会場を掴み、そのパフォーマンスが高く評価された。『中2映画プロジェクト2023』に参加し、映画『そんなバカな!!』に出演、主題歌2曲を担当している。今後は小学館・小説「Q」のショートドラマに出演後、東京での単独公演など2024年に向け、活動も活発化する予定だ。