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2023/12/18 19:08
【第56回ミス日本コンテスト2024ファイナリスト】留学を経て日本を学ぶ東京外語大生・野原菜々子さん「ルールを守るという当たり前のことを、社会の中でしっかりと行う日本の文化を発信したい」
『第56回ミス日本コンテスト2024』の開催告知&ファイナリスト紹介記者発表会が4日、都内で開催。2024年1月22日に行われる本選大会に臨むファイナリスト12名が紹介された。そのなかの一人、福井県出身の21歳、東京外語大学国際日本学部 国際日本学科3年・野原菜々子さんは、留学経験を振り返りながら「時間を守り、礼儀正しく、使ったものは元に戻す、ルールを守るという当たり前のことをしっかりと社会の中でやっていくところが日本人らしい。そうした文化を発信していきたい」と語った。
東京外国語大学にて、日本社会学と東アジアの国際関係学を主に学んでいるという野原さん。「1年間の交換留学ではロンドン大学に通いました。科学的な視点から日本を捉え、世界における日本を学んでいます」。大学で“日本について学ぼう”と思ったきっかけは「高校2年生のときに経験した、マレーシアへの派遣」だという。「多くの学生が自分の出身国に誇りと自信を持ったプレゼンテーションを作成していく中、日本のアピールポイントに迷ってしまう自分がいました。この経験から、国際社会では単に語学ができるだけでは不十分であり、日本人として自分の国の知識と誇りを持つことの大切さを学びました」と語る。
そうした経験と学びを踏まえ「将来は日本と世界各国を相互的につなぎ、日本に貢献できる人材になることです」と宣言。そして「ミス日本での学びを生かし、日本を世界に発信していく活動にも携わっていきたいと思っております」とミス日本にチャレンジした目的と意義を語った。
海外での経験を経て「日本の文化で世界に発信したいと思えるところは?」という質問に対しては「約束した時間にしっかりとみんなが来るというところ」との答え。留学先で出来た友人たちと過ごす時間はかけがえのないものだったが「やはりみんな20分ほど集合時間が遅れる」ということを感じたのだという。「時間を守り、礼儀正しく、使ったものは元に戻す、ルールを守るという当たり前のことをしっかりと社会の中でやっていくところが日本人らしいと思います。それが日本に帰ってきて改めて感動した部分であります。そうした人間性だったり、それらを行ってきた人々が育んできた文化を今後も発信していきたいです」と改めて誓った。
ファイナリストたちは、2024年1月21日に都内で前日審査(社交力審査)、翌22日に京王プラザホテルで最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨み、22日のステージで結果発表が行われる。
■第56回ミス日本コンテスト2024ファイナリスト
●椎野カロリーナさん/愛知県出身/26歳/モデル
●石村彩華さん/大阪府出身/20歳/関西大学商学部商学科2年
●丸山蘭奈さん/長野県出身/21歳/日本女子大学文学部英文学科3年
●早川知里さん/沖縄県出身/26歳/日本医科大学付属病院研修医
●安藤きらりさん/東京都出身/22歳/慶應義塾大学商学部商学科4年
●清水悠華さん/長野県出身/20歳/東京大学前期教養学部理科二類2年
●有馬佳奈さん/鹿児島県出身/21歳/東京大学前期教養学部理科一類2年
●竹原朋花さん/静岡県出身/23歳/関西大学大学院商学部会計研究科1年
●吉田真理恵さん/東京都出身/20歳/早稲田大学スポーツ科学部スポーツ科学科2年
●野原菜々子さん/福井県出身/21歳/東京外語大学国際日本学部/国際日本学科3年
●村橋莉奈さん/石川県出身/21歳/モデル(金沢星稜大女子短大卒業)
●安井南さん/神奈川県出身/19歳/日本大学生物資源科学部応用生物化学科2年
1950年に初開催されたミス日本は、「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。同大会からは、女優やタレントだけでなく。芸術家、音楽家、学者、医者、映画監督、会社経営者、財団代表、政治家、女将、主婦など、分野を問わず、活躍する女性を輩出している。