細田佳央太、オーディション秘話を告白 大切にしていることは「“死に物狂いで絶対に獲りに行く!”という気持ち」 | ニュース | Deview-デビュー

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2023/11/01 18:02

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細田佳央太、オーディション秘話を告白 大切にしていることは「“死に物狂いで絶対に獲りに行く!”という気持ち」

アミューズ所属俳優・細田佳央太 撮影/ワタナベミカ(C)Deview
アミューズ所属俳優・細田佳央太 撮影/ワタナベミカ(C)Deview

 吉高由里子・吉沢亮・仲里依紗・Perfumeらが所属する総合エンターテインメント企業『アミューズ』が、初めて“ボーイズ”に特化した大規模オーディション【アミューズボーイズオーディション「NO MORE FILTER」】を開催中。オーディションサイト『デビュー』では、同オーディションのキービジュアルにも登場している、アミューズの次世代を担う若手俳優にインタビュー。今回は、『ドラゴン桜』や『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』『どうする家康』など、様々な作品で存在感を放つ細田佳央太に、芸能界デビューのきっかけや、ブレイクのきっかけとなった『町田くんの世界』でのオーディションエピソード、さらには役者業への思いなどを聞いた。

■「お芝居の楽しさに気づいたのは、17歳で出演した『町田くんの世界』」

――細田さんは4歳の頃から芸能活動をスタートされていますが、どんなことがきっかけだったんですか?

細田佳央太「僕の場合は、誰かに憧れてとか、何かの作品を観て興味が湧いた…というような感じのスタートではなくて。小さい頃からずっとゲームが好きで、ある時、ゲームのプレイ動画だけを流すような内容のコマーシャルを観た際に、“テレビの中に入ったら、ゲームができるんだ!”って思って、母に『テレビに入りたい』と言ったことが最初のきっかけです。当時は、ブラウン管のテレビだったので、“この四角い箱の中で何が起きていて、今自分が見ているものはどうなっているんだろう”という興味もありましたが、一番は“ゲームがやりたい!”という気持ちでした(笑)。そういった理由でこの世界に飛び込んだのですが、役者のお仕事が楽しいとか、このお仕事でご飯を食べていきたいなと思ったのは、17歳で出演した映画『町田くんの世界』の撮影の時です。その現場で、初めてお芝居の楽しさみたいなものに気づくことができました。“お芝居が楽しくて仕方がない!”という感覚が湧いてきて、石井裕也監督からは『ゾーンに入っていた状態だったんじゃないか』と言っていただいたのですが、本当にすごく楽しかったんです。それをもう1回味わいたいと思いましたし、お芝居にハマった瞬間だったので、その時明確に、これからもこのお仕事でご飯を食べていきたいと思いました」

――それまではどのような感覚でお仕事をやっていたのでしょうか。

細田佳央太「中学3年生までは基本的には平日は学校に行きながら、土日は事務所の芝居・ダンスレッスンを受けるという感じだったので、あくまで“習い事感覚”のような気持ちだったんだと思います。オーディションにもたくさん行っていましたが、受かったことは本当になくて。でも、周りの同世代の子たちはその時からバリバリにお仕事をやっていて、お芝居が上手いと評価されている子もたくさんいたので、“なんで自分はこの仕事をやっているんだろう”と常に差を感じていました。でも、小さい頃から始めた以上、辞められないというか…歴を重ねてしまったことで、自分から辞めたいとかも言うことができずに続けていた感じでした。そんな中、中学生から高校生になるタイミングで、アミューズ社内のマネージャーさんにお芝居とダンス、自己PRを見せて、手を挙げてもらうみたいな、いわゆる社内のオーディションがあったんです。それに合格したら、晴れてアミューズの大人部署に所属できるっていう。そこで合格してから、“ちゃんとやらなきゃな!”という想いが生まれました。“子供から大人になった”と言ったらちょっと大げさかもしれないけど、仕事への熱量が少し上がったタイミングは、そこだったかなと思います」

■「役者業の一番の魅力は、いろんな人に出会えること」

――これまでもたくさんのオーディションを受けられてきていると思いますが、特に印象に残っているオーディションは?

細田佳央太「やっぱり『町田くんの世界』のオーディションです。この時のオーディションは、どんどん候補者が減っていくサバイバル形式だったのですが、オーディションを受けていて“自分は絶対ダメだろうな”と思っていたんです。なぜかというと、オーディションでお芝居をやっている時に、石井裕也監督からのオーダーに対して、ぜんぜん応えられている気がしなくて。幸いにもその審査は通って、そのあとはまた別のグループに混ざってお芝居をするということの繰り返しだったのですが、ぜんぜん言われた通りにできないし、できている感覚もなかったんです。なぜ自分が残されているのかもわからない、それでもまた次のグループでお芝居しなきゃいけないっていう状態だったので、待機している廊下とかで、“どうしよう”って、ずっと頭を抱えていました。監督はそんな僕を見て、『町田くんぽい』と思ってくださったみたいで。本当にその作品はとても特殊なオーディションだったので、すごく印象に残っています」

――『町田くんの世界』もそうですが、細田さんの演技は本当にその世界に生きているような自然でお芝居で、その中でとても印象に残るお芝居をされる方だなと感じるのですが、演じる際にこだわっている部分はどんなところですか?

細田佳央太「一貫しているのは、一生懸命やるということです。自分のできることを全力でやるというのは、どんな役をやる時でも心がけています。『ドラゴン桜』や『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のような作品の場合、知的障害や全盲など、固有の要素を持つ役柄を演じました。まず実際にそういう方々がいるということを役として知ってもらい、その上で語弊がないように、伝わり損ねがないように徹底して、その人に敬意を持った上でやるというのは一番大事にしています。それと、お芝居というのは大前提として、僕らが本当にその役になっているわけではないから、言ってしまえば“嘘の世界”なんですよね。その大前提の中で、どこまでその嘘を本当に見せるかというのがお芝居だと思うんです。地道な役作りや、テクニカルなこともあるし、監督と話すことで生まれたりすることもあるけど、なるべく本当の、本物に近づけるように丁寧にやるというのは、どの作品をやる上でも努めるようにしています」

――様々な作品を経験されている細田さんですが、今思う、このお仕事の楽しさ、魅力というのは?

細田佳央太「一番の魅力は、いろんな人に出会えることだと思います。きっと世の中にある仕事の中で、一番いろんな人に出会う職業なんじゃないかなと。共演者の方々はもちろん、監督やスタッフさんとか、毎回いろんな人たちと一緒にお仕事をさせていただくので。たとえば、アクション1つとっても、現場ごとにアクション指導の先生も違っていたり、そこで新しい出会いが生まれたり、そういうところがこの仕事の楽しさ、魅力なのかなと思います」

■「オーディションは、“絶対に獲りに行く!”という気持ちで臨む」

――初めての現場や初めての挑戦に対して、躊躇せずに飛び込んでいけるタイプですか?

細田佳央太「両方ですかね(笑)。飛び込んでいける時もあるし、頭使ってブレーキかけちゃう時もあるので。たとえば、自分が主演で現場を引っ張っていく立場なのか、周りで支える側なのかによっても変わってくると思います。でも、この仕事は飛び込んでいく力のほうが必要なんだろうなとは思っています」

――現在、細田さんが所属されているアミューズが、【アミューズボーイズオーディション「NO MORE FILTER」】を開催中です。細田さんから見て、アミューズってどんな事務所ですか?

細田佳央太「アーティストやモデル、俳優など、いろんな方々が所属している事務所ですが、その中でも、僕がいるチームは、コミュニケーションもスムーズですし、年齢が近いとか離れているとか関係なく、僕らに対してリスペクトを持って接してくださるマネージャーさんが多い。すごく良いチームだと自信を持って言える場所です。お仕事以外の部分でもちゃんと受け止めてくれるし、間違いなくそこは恵まれているなと思える場所ですし、そういうところでお仕事をさせていただいているなと感じています」

――細田さんはオーディションに臨む際、どんなことを心がけていましたか。

細田佳央太「今回のアミューズボーイズオーディションは、“少しでも興味があったら気軽に受けてください”という感じだと思うので、その趣旨からはちょっとハズれてしまうかもしれないですが、僕は“死に物狂いで絶対に獲りに行く!”という気持ちで毎回臨んでいます。どんな役であろうが、他に誰がいようが、そこは全力で役を獲りに行くというのは一貫しています」

――強い意志を持って臨んでいると。

細田佳央太「そういうことってやっぱり大事なんだなと、それこそ『ドラゴン桜』の時に思ったりしたので。想いの強さって本当にバカにできないというか、どんな形であれ、絶対何かに出るので、大事だろうなと思うし、自分自身、そこを大切にしていて良かったなと思います」

――確かに、本気で臨んでいるのか、そうじゃないのかというのは、審査する側には伝わりますよね。

細田佳央太「やる気が全面に出過ぎてしまって、緊張でガチガチになってしまうのはダメだけど、でも、どういうモチベーションでオーディションに来たのかというのは、たくさんの人たちを見てきて審査をしている人たちはたぶん、すぐに見分けがつくと思いますし、そういう想いの強さみたいなものは伝わると思います」

――細田さんご自身が、夢や目標を叶えるために大切にしていることはどんなことですか?

細田佳央太「やっぱり、口に出すってすごく大事なんだなと、最近特に感じています。僕らはこういうような取材を通してだったり、SNSだったり、自分は何が好きなのかとか、「目標にしていることは?」「やってみたい役は?」って聞かれるときに、自然と口に出すことが多いので、そこはやっぱり叶うことが多いなと感じていて。振り返ると、大河ドラマや日曜劇場など、口に出したことって叶ってきているので、言葉にするというのは大事なんだなと最近身にしみて感じています」

■「いい意味でオーディションを楽しんで受けてもらえたら」

――ちなみに、今叶えたい夢はありますか?

細田佳央太「先日初めて舞台に出演させていただき、本当に恵まれたことに、映像に限らず広いジャンルの作品をやらせていただいているので、死に物狂いで“次はココを目指します!”っていうのが、今はあまりない状態です。もちろん、やりたいことって言ったら、朝ドラもやってみたいし、海外にも行ってみたいし、映画もドラマも舞台もジャンル関係なくやりたいという想いはあります。あ!強いて言うなら、ラジオをやってみたいです。おしゃべりが大好きだし、ラジオを聴くのも好きなので、いつかやってみたいなというのはあります」

――では最後に、アミューズのオーディションを受けようかなと思っている人達、また芸能界を目指している人達に向けて、応援メッセージをお願いします。

細田佳央太「オーディションに受かる、受からないというのは一旦置いておいて、軽いノリでも良いと思うし、本当に気兼ねなく応募してほしいなと思います。僕だって小さい頃からずっとやってきて、この仕事にハマったのは最近ですし、いつどこでこの仕事を本気でやりたいって思うかは、人それぞれいろんなタイミングとかもあると思いますし。少しでも興味があったら、“応募してみようかな”くらいのノリでも良いと思います。仮に、このアミューズのオーディションで良い結果が出なかったとしても、この仕事に興味があったり、夢があったりするなら、そこで終わらないでほしい。本当にいろんな芸能事務所があるし、その事務所の色や合う・合わないとか、様々なので。1回落ちたからって、諦めるのではなく、少しでも興味があるなら、今回のアミューズだけじゃなく、いろんなところでそのチャンスやきっかけを掴んでいただけたらいいなと。変に気負い過ぎず、いい意味でオーディションを楽しんで受けてもらえたらいいなと思います」

【プロフィール】
細田佳央太(ほそだ・かなた)●2001年12月12日生まれ、東京都出身、21歳。
4歳から活動を始めて以降、ドラマや映画で活躍。2019年に、1000人越えの応募者の中から抜擢され、石井裕也監督作・映画「町田くんの世界」にて主演を務めた。
その後、映画「花束みたいな恋をした」「子供はわかってあげない」、ドラマ「ドラゴン桜」(TBS)、「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(NTV)に出演。2022年1月には「もしも、イケメンだけの高校があったら」(EX)にてドラマ初主演を務めた。
2023年は、映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」、大河ドラマ「どうする家康」、舞台「メルセデス・アイス」などに出演。現在放送中のTBS金曜ドラマ『フェルマーの料理』では広瀬一太郎を演じている。

【オーディション概要】
アミューズボーイズオーディション「NO MORE FILTER」
■応募資格
・2023年4月2日時点の満年齢で12歳〜22歳の男性
・他事務所、レコード会社などとの契約していない人
■グランプリ特典:賞金300万円(推薦者にも150万円)贈呈
■選考スケジュール
・2023年10月16日〜12月17日【1次】写真審査 応募期間
・2023年11月15日〜2024年1月21日【2次】WEB 面談審査 実施期間
・2024年2月〜3月ごろ 【3次】合宿審査(アミューズ本社[山梨]にて実施予定)
・2024年4月ごろ 最終グランプリ発表予定

関連写真

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  • アミューズボーイズオーディション「NO MORE FILTER」ビジュアル(左から)本島純政、鈴木仁、新原泰佑、細田佳央太

  

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