女優の北川景子、俳優の窪田正孝らが所属する芸能プロダクション「スターダストプロモーション」が主催する大規模オーディション『第3回スター☆オーディション』最終選考会が7日、東京・山野ホールにて行われ、応募総数16,397人の中から、審査員特別賞の一人に、愛知県出身の小学4年生10歳・稲垣爾音（いながき・にのん）さんが輝いた。

　同オーディションは、スターダストプロモーションが創立40周年を迎えた2019年に、新たなスターの原石が本気でエンターテイメントの世界を目指すとき、初めてチャレンジするコンテストとして歴史を築いていこうとスタートした企画で、今回が3回目の開催。応募資格は性別不問で、俳優・女優・モデル・タレント・歌手・アイドル部門は10歳〜22歳、声優部門は中学生〜18歳。様々な審査を経て選び抜かれたファイナリスト16人(男性7人・女性9人)が、この日の最終審査に臨んだ。

　最終選考会では、1次審査として1分間の自己PR、最終審査としてファイナリスト全員出演による演劇「スター学園演劇部　16人のスターになりたい新入部員たち」が上演され、そのなかで演技審査と特技披露審査が行われた。

　稲垣さんは「私のチャームポイントは、ハスキーボイスなところです。初めての方には、よくクールに見られますが、本当は友達を笑わせることが大好きです。私は友達の笑顔が大好きなので、学校ではお笑い担当をやっています」と自己紹介。

　そして「得意なことはダンスです。ダンスはヒップホップとジャズダンスの二つを習っています。ダンスは、振りを変えたり、表情を変えることによって相手に自分の気持ちを伝えることができるので大好きです。見ている人に私から出ている力を感じてほしいなと思って踊っています」と特技についてアピールした。

　最終審査の演技審査では「アツアツの料理を食べる」シーンをコミカルに演じ切り、集団の演技の中でも、仲間を煽るシーンで存在感を見せた。特技披露では、長い髪をなびかせながらキレのあるダンスを見せつけた。

　受賞時には「すごくうれしいです。審査員特別賞になって、これからも一生懸命頑張りたいと思いました！」とコメント。審査員は「非常に笑顔が素敵だなと思って見ていたんですけれども、最後にダンスを披露した時、非常に表情に想いがあるというか、奥深くて。本当に未来が楽しみだなと思いました」と稲垣さんの素質を評価した。

　なお、女性グランプリは神奈川県在住（広島県出身）で中学1年生13歳の原田花埜（はらだ・はなの）さん、男性グランプリは長野県出身の中学2年生14歳の佐藤来未登（さとう・らいと）さん、審査員特別賞に、愛知県出身の小学4年生10歳の稲垣爾音（いながき・にのん）さん、兵庫県出身の中学2年生14歳の畑駿平（はた・しゅんぺい）さん、大阪府出身の中学2年生14歳の里優愛（さと・ゆあ）さん、福島県出身の小学5年生10歳の畠桜子（はた・さくらこ）さんが選ばれた。

　さらに、この日の最終選考会では、AMEFURASSHI、ICExがオープニングアクトを務め、M!LK 、超ときめき宣伝部がゲストライブを行い、オーディションに華を添えた。