美女コスプレイヤーのすみれおじさん（紫花菫）が、9月21日〜24日に千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ2023（以下、TGS）」で、半年ぶりのコスプレ姿を披露した。

　すみれおじさんが登壇したのは、24日の最終日。世界有数のパソコン、およびマザーボード及びビデオカードの製造メーカーとして知られる台湾の大手パソコンメーカー「MSI」のブースだ。すみれおじさんは、同社のMSIノートPCイメージキャラクターでオフィシャルVTuberの美星メイのコスプレを担当した。

　同社は今回はじめてのコスプレイヤー起用して注目を浴びていたが、21日・ビジネスデイ1日目には人気アイドルユニット「シュレディンガーの犬」の元メンバー・ひっそりゆうみ。22日・ビジネスデイ2日目にはインフルエンサーの緩苺が日替わりで出演し、その豪華さも人気の的となった。23日・一般デイ1日目にはコスプレイヤーのすずらがツーショットチェキの撮影や握手会などを行い、長いときには40分の待機列ができていた。

　そして、一般デイ2日目の24日・TGS最終日にすみれおじさんが登場。すみれおじさんは別日に登壇したスタジオスレッジハンマーの新作ゲーム「マイメード」ブースでも、元HKT48の声優・山田麻莉奈とのトークショーでも圧倒的な集客力を見せていたことから、この日も混雑が予想されていた。

　MCのアナウンスとともにすみれおじさんがステージに登場すると、あっという間に人だかりができ大混乱に。スタッフたちが間に入って、怒号が飛び交う中列整備をする状態となった。ブースから人が溢れかえる人気ぶりに、囲み撮影ながらも「10秒交代制」を採用し、客ハケをおこなうも30分間の撮影会は一向におさまる気配がなく、最後にはやむなく列切りとなった。

　その後のステージ下での撮影対応では15秒交代制を採用。しかしあまりの盛況ぶりに横からの割り込み撮影も全て禁止し、5人ほどのスタッフが駆り出され体を張った列整理をおこなうなどの厳戒態勢となった。慌てて作ったと思われる段ボール製の最後尾を記すプラカードが人垣のなかから見え隠れ。最終的に1時間あった撮影タイムは途切れることなく終了。単純計算で240人ほどを捌き切った。

　撮影会を終えたすみれおじさんにコメントを求めると、笑顔ながらも少し疲れをみせた様子で「本当にすごい盛況でMSIさんが人気のブースだということをしみじみ感じました。上から見ていると様子がすごくわかるんですけど、いつ人垣が崩れるんだろうみたいにヒヤヒヤしていました」と率直な感想を語る。続けて「パーテションがなかったから、そのまま雪崩れ込んできてしまうのでは……と、身の危険を感じるくらいのレベル。迅速に動いてくださったスタッフさんたちに本当に感謝しています」と、感謝の意を表した。

　半年ぶりのコスプレ披露については「お声がけいただけて本当にありがたいなって思います。お仕事以外でコスプレする機会がないので、久しぶりにキャラクターのメイク研究をして懐かしい気持ちになりました」と喜びを露わにした。