総合エンターテインメントプロデューサー・つんく♂が、オーディションを受ける若者からビジネスパーソンまで、自分の才能を見つけ伸ばす方法を書いたビジネス書『凡人が天才に勝つ方法〜自分の中の「眠れる才能」を見つけ、劇的に伸ばす４５の黄金ルール〜』（東洋経済新報社刊)が20日に発売。その発売を記念し、オンラインサロンメンバー限定のサイン会＆2ショット撮影会＆ミニトークライブが23日、東京・六本木蔦屋で開催された。

　つんく♂の著書『凡人が天才に勝つ方法』はつんく♂の「“頭の中”が全部わかる！超画期的なビジネス書」。『自分の中の「眠れる才能」を見つけ、とことん大きく伸ばす方法』をはじめ『「時代を超えて愛されるヒット」の作り方』、『全ビジネスパーソンに今最も必要な「プロデュース力」の磨き方』など、稀代のヒットメーカーならではの思考が、多くの人に刺さる文章で書かれている。

　イベント当日は、つんく♂のオンラインサロンメンバー限定のミニトークライブも開催。ステージに登壇したつんく♂が、サロンメンバーの質問に対し、オープンチャットを使い、その場でズバリ回答していった。

　営業について悩んでいるという女性の質問に対しては「売るには、まず、どんだけ惚れるか。／商品に疑問があったら／鈍る／モーニング娘。のメンバーに／おれがちょっとでも疑問を感じてたら／曲に迷いが出る／加入したメンバーそれぞれが１００点でないのかもしれないけど、／惚れ込むポイントを／自分で見つけ出す／そして、それをシェアする。／それが営業／探す、もしくは／小さく見つけて、／それをぐっと拡大してく／自分で／広げる／それが営業」とアドバイス。

　サロンメンバーは、今後のつんく♂のアーティストプロデュースのビジョンにも興味津々。つんく♂は「今、作るとしたら／他の事務所のアイドルみたいなことはできないんよね。／コンセプトとかキャラ設定みたいなの／なんかあんまり向いてなく／やるならとにかく音楽かっこよく。／でも、ちょっと人懐っこく／で、やっぱいつも言うように／日本に遊びにきてる外国人の人が／街で聞いて／「あれ？これ何？」／って思ってくれるような／水準の曲をありきで」と、その一部を垣間見せていた。

　イベントを終えて、つんく♂は「シャ乱Qの歴史。モーニング娘。やハロプロの歴史。病気してからの歴史。会員制のSNSを始めてからの歴史。僕の54年間の歴史の全てが、今日の本の出版記念のサイン会に集結したように思います。こんなタイプの応援団が居てくれてるんだという気づきもあって、最高の日でした！僕は頷くばかりでしたが、たくさん話しかけてくれて、楽しかったな！「いつも励まされてます！」なんて言ってくれてたけど、僕の方が100倍元気をもらいました！」と、その手ごたえを語っていた。