「日本らしい美しさで社会をより良くする」ことを目指して開催される「第56回ミス日本コンテスト2024」の東日本地区大会が24日、新宿・京王プラザホテルで開催され、2024年1月22日に開催予定の本大会に出場するファイナリスト8人が決定した。東日本代表の一人、神奈川県出身、19歳の俳優・安井南さん（日本大学生物資源科学部応用生物化学科2年）は、特技の古武術を披露するなどユニークな側面を見せ、「日本に新しい明るい風を吹かせたいです」と笑顔を見せた。

　安井南さんは自己PRで「特技は空手、剣道、古武術、それからタップダンスです」とステップを踏んで見せ、古武術の型を披露。そして「武道には“礼に始まり、礼に終わる”という言葉があるように、試合においては作法を守り、相手への敬意を尊重することが重要とされています。これは“内面の美”と共通すると考えております。私がなりたい女性像は、しっかりと芯のある、強くて思いやりがあり、柔軟性のある女性です」とアピールした。

　俳優やモデルとして活動しながら、TikTok 公認Creators Showcaseに選出されるなど、SNSでの強い発信力も持つ。「私の発信がニュースになり、他の人に影響を与えることがあるため、私は若者の代表として、他の若い人があまり発信しないような環境問題などについて、独自のユニークな視点で発信していきたいと考えております。私は日本に新しい明るい風を吹かせたいです」と、自身の活動について語った。

　今回、ミス日本にチャレンジしようと思ったきっかけについて「母が以前にミス日本でファイナリストまで進んでいたとのことで、その夢を引き継いで、今回応募いたしました。母が叶えられなかった夢を追いかけていきたい」と力を込める安井さん。彼女が最近出演していた舞台は、関根勤が座長を務める『カンコンキンシアター34　クドい！』で、実は彼女は「関根勤直伝カマキリ拳法一子相伝継承者」でもある。一見、マニアックでナンセンスなコメディとミス日本にはかなりのギャップを感じてしまうが、「ミス日本は品格重視の感じなので、私がいつも出してる個性はやや封印しつつ（笑）、でもユニークさは出しつつっていう攻め方をしました」といたずらっぽく笑った。

　今後ミス日本の勉強会が控えるが「新しい特技がまた増えていくと思いますし、いままでやったことがないことを経験できるのが嬉しいし楽しみです。特に成人式がまだなので、着物を着ることができるのが楽しみです」と期待に胸を膨らませる安井さん。そして「ミスに選ばれたら、1年間実際に自分でいろいろな景色を見て、そこでどういうことが起こっているのか吸収して、知識を増やした上でメディアで活動したいです」と目標を語ってくれた。

　ミス日本コンテストは「日本らしい美しさ」磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。3つの美（内面・外見・行動）を掲げ、これを備えた女性を数多く輩出している。今回行われた東日本地区大会は、来年1月に行われるミス日本コンテスト大会に出場するファイナリストを決定するための大会で、東西2地区に分かれて行われる大会の「東日本」エリアの代表を選出する。

■「第56回ミス日本コンテスト2024」東日本地区代表に選ばれた8名
●椎野カロリーナさん／愛知県出身／26歳／モデル
●安藤きらりさん／東京都出身／22歳／慶應義塾大学商学部商学科4年
●吉田真理恵さん／東京都出身／20歳／早稲田大学スポーツ科学部スポーツ科学科2年
●丸山蘭奈さん／長野県出身／21歳／日本女子大学文学部英文学科3年
●有馬佳奈さん／鹿児島県出身／21歳／東京大学前期教養学部理科一類2年
●早川知里さん／沖縄県出身／26歳／日本医科大学付属病院研修医
●清水悠華さん／長野県出身／20歳／東京大学前期教養学部理科二類2年
●安井南さん／神奈川県出身／19歳／日本大学生物資源科学部応用生物化学科2年・女優