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2023/08/12 12:01
幼い頃から学んだ地元大阪の養成所を離れ、 より実践的な学びを求め夜行バスで東京へ<トライストーン・アクティングラボ受講生インタビュー・澤井朱香>
小栗旬や田中圭、綾野剛、坂口健太郎といった実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇を経て、本物の俳優を目指し、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。オーディション情報サイト「デビュー」は受講生にインタビュー。彼らがTSALと出会ったきっかけ、そして彼らの芝居にかける想いについて聞いた。〈取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎〉
TSALは小栗旬や田中圭、綾野剛、木村文乃、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二、葉山奨之、原菜乃華らトライストーン・エンタテイメント マネージメント部が運営する俳優養成/演技研究所。現場で培ったノウハウと、本格的な講師の指導により、俳優としてのオリジナリティと魅力を光らせるレベルの高いレッスンを、初心者から経験者までに提供している。
TSALからは、映画やドラマで活躍中の前原 滉、東野絢香、牧野羽咲らが続々とトライストーン・エンタテイメントの所属俳優となっている。代表はトライストーン・エンタテイメントと同じく、数々の大作を手がけてきた映画プロデューサー・山本又一朗氏。TSAL在籍中から映画、テレビドラマ、舞台、CMなどに出演するチャンスを設けている。
■澤井朱香 インタビュー「課題は山積みですが、進む方向が見えているので毎週のレッスンが楽しみ」
──TSALに入所するまでの経歴を教えてください。
「高校卒業後にTSALに入所しました。その前は小学5年生から地元・大阪の養成所に通っていたのですが、進路を決めるにあたってやっぱり私は芝居を仕事をしたいと考え、より本格的な学びができるTSALを志しました。すぐに東京に出ることも考えたのですが、家族から一人暮らしを反対されたので、今は週1回のレッスンにバスで通っています」
──養成所を経て、TSALという新たな学びの環境をどう感じていますか?
「8年間も学んできたのに世界がまったく違っていて、新たな課題が次々と押し寄せてきています。ただ講師の方が具体的に今できていること、まだ足りないことを指摘してくださるので、進むべき方向もはっきり見えています。課題は山積みですが、毎週のレッスンが楽しく待ち遠しいです」
──レッスンで印象的な出来事を教えていただけますか。
「ある台本を使ったレッスンで、演技をしていて自然に涙が流れてしまったことがあったんです。ト書きには特に『泣く』と書いてなくて、講師の方からは『無理して泣かなくてもいいよ』と言われました。無理しているつもりはなかったのですが、感情表現が一辺倒になってしまうのは自分でも課題に感じていました。1つのシーンにはたくさんの感情が詰まっていることを気付かせていただいた出来事でした」
──大阪からはバスで約8時間。どのように過ごされていますか?
「主に映画を観ています。講師の方に教えていただいた作品のほか、レッスンで指摘されたことのヒントになりそうなシーンをピックアップすることもあります。そうやって過ごしていると、けっこうあっという間です」
──TSALから紹介されるオーディションにも挑戦されていますか?
「はい。先日は動画オーディションでCMの仕事が決まりました。チャンスは本当にたくさんいただいていてありがたい環境なのですが、手応えはまだまだ。1つでも多くお仕事をつかめるよう、頑張っています」
──将来の目標を教えてください。
「もともと映画の照明の色やそこで描かれる繊細な感情に惹かれて演技に興味を持ったので、映画で活躍できる役者になりたいです。大きすぎる夢かもしれませんが、海外の作品にも出たいと思っていて、英語も少しずつ勉強しています」
さわいしゅか●2003年5月2日生まれ。大阪府出身。特技:書道、歌。趣味:映画鑑賞、散歩。舞台「ロッカーの中の彼女」、docomo「ロング学割」ウェブ広告、第一興商CMに出演。