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2023/07/31 18:02
芸能プロダクション新人採用担当者の選考ポイントを大調査【2】好印象な応募写真は自然な笑顔!加工写真は選考外!
“オーディションメディアのパイオニア”として今年40周年を迎えた「デビュー」が、過去最多154社の芸能プロダクションの新人募集を一挙に掲載する年間最大規模の特集『夏の特別オーディション2023』を開催中。今回、同企画に参加中の芸能プロダクション各社に取材し、オーディション&新人採用担当者がオーディションの際に重視しているポイントを大調査。応募の履歴書のどの部分を重点的に観ているのか、書類・面接審査で重視したポイント、オーディションの際に気をつけたほうがいいこと、そして『夏の特別オーディション2023』に応募するにあたってのアドバイスまでを取材。オーディション合格対策に役立つ情報を特集している。
さらにデビューのマスコットガール「デビューちゃん」と、デビューの編集を手掛ける「ミズノさん」がその回答を読み解く。
【PART2】では「好印象を与える応募写真/印象が悪い応募写真」について聞く
■【PART2】応募写真で好印象なのは?/応募写真で印象が悪い(審査対象外になりえる)ものは?
■【応募写真で好印象なものは?】(各事務所の回答)
●アスタリスク
明るく自然な表情、笑顔や穏やかな表情を心掛けましょう。
●アニモプロデュース
写真加工をせず、そのままのお顔が見れ、スタイルがわかる写真が好ましいです。そして、その人のキャラクターが表情にて確認出来るものが良いと思います。
●アフロディーテ
笑顔、やわらかな表情
●ヴァンセット・プロモーション
自然な笑顔です。
●ヴィクトリーロード
加工無しが好ましいです。
●ウェーブマスター
全身写真とバストアップ(携帯アプリ無し、加工なしのもの)
●エヌウィード
シンプルに自然光で撮った写真
●エフ・エム・ジー
正面から、爽やかに撮影されたもの
●オフィスパレット
背景が白っぽい無地な所で撮影してもらいたい。体型がわかる、シンプルな衣装。通常の顔と笑顔が欲しいです。メイクはナチュラルメイクで。
●オフィスポケット
加工していない写真が好ましいです。
●ケイポイント
なるべく第三者に撮影してもらったものがベストです。あまりに寄り過ぎているものや、加工しすぎているものよりは、明るい場所で自分の得意とするポーズと笑顔で撮影してもらえればと思います。
●ゴールデンミュージックプロモーション
加工していないこと、いくつかパターンがあること
●CiNEAST
その人らしさや、本気度が感じられる写真
●チャーム
上半身・全身の写真で全身は体のラインがわかる服装。顔の表情も笑顔だけではなく、いろんな表情が見えると尚良し。
●PKP
バッチリ決めた宣材というよりも自然なスナップ写真のようなものが好ましいです。
●ピーチ
加工なし、ナチュラルメイクで元のお顔が分かるもの。スタイルが分かる洋服で過度なポージングのないもの。
●ベリーベリープロダクション
目線がしっかりとしていて、大きく笑っている写真
●ホリ・エージェンシー
ノーメイク、写真いっぱいに、正面で頭からつま先まで収まっている、ピントが合っている、普段の姿
●MONOPOLIZE
とにかく自然な表情
●レイ・グローエンタテインメント
笑顔があると良い
●麗タレントプロモーション
素の表情、笑顔、歯が見えるお写真があればgoodです。
【デビューちゃん】「『無加工』『素の顔がわかるようノーメイクかナチュラルメイク』『顔と体型がハッキリとわかるもの』『本人がそのまま写った自然体な写真』が望ましいってことですね。
応募用にたくさん写真撮ってもらって、“コレだ!”っていう写真を選ばないとね!!
【ミズノさん】「基本中の基本だけど、顔やその人の表情、体型がハッキリとわかる、真正面から撮影された無加工な写真がベスト! 顔アップと全身の最低でも2枚は、その規定の写真を用意すること。
デジタル応募で写真を複数枚用意するなら、同じような写真ではなく、表情・シチュエーションも様々な写真があると良いよね。
写真のセレクトも家族や友人など、第三者の意見も聞いてみて!」
■【応募写真で印象が悪い(審査対象外になりえる)ものは?】(各事務所の答え)
●アスタリスク
不機嫌そうな表情や無関心な表情は避けましょう。自然な笑顔や穏やかな表情が好印象を与えます。
●アニモプロデュース
スタイルがわからないものや、加工をしている写真等。
●アフロディーテ
加工写真
●ヴァンセット・プロモーション
衣装、背景が派手だったりするものは敬遠しがちになります。
●ウェーブマスター
自撮り写真
●エヌウィード
暗い所で撮影したものや、雰囲気写真
●エフ・エム・ジー
スナップ写真などを切り取ったもの
●オフィスパレット
家の中の服がごちゃごちゃしている場所やふすまの前の写真。靴を履かない素足。友達とのスナップ写真や一人でも明らかなスナップ写真。成人式の着物での写真。
●ケイポイント
極端に暗いものや画角がおかしいもの。
●サンミュージックブレーン
ピンぼけ、加工してるもの
●CiNEAST
その人らしさが伝わってこない、本気度が感じられない写真
●タイムリーオフィス
「ま、こんなんでいいか」感の強い写真
●TNX
愛嬌を感じない写真
●PKP
バランスなどその方の全体像がわかりにくいもの。
●ピーチ
加工している写真、スタイルが分かりにくい洋服を着ているもの。
●ベリーベリープロダクション
テーマパークの被り物をしていたり、背景がゴチャゴチゃしていたり、自分の魅力を出せていない写真。(独りよがりな、アプローチが下手な子だと思ってしまう)
●ホリ・エージェンシー
振り向いた姿、団体写真の一部、ピントが合っていない
●レイ・グローエンタテインメント
睨んでる、やる気がない感じに見えるもの
●麗タレントプロモーション
加工写真の時点で審査対象外です。
【デビューちゃん】「今やスマホで写真を撮るときは、アプリでの加工は当たり前だし、どうしても盛れた写真で応募したいところだけど、オーディションでの加工された応募写真は『審査対象外』になるってことを肝に銘じておこう!」
【ミズノさん】「写真の明るさを調整するくらいはOKだけど、顔や体型を修正・加工するのは絶対ダメ! 芸能界だっていろんな個性が必要なんだから、審査員も加工されていない自然体のあなたを見たいんだよね。
それと、“これでいいか”とテキトーに選んだ写真では、審査員にも本気度は伝わらない。日頃から自分の写真を撮ったり、俳優やタレントの宣材写真を参考にしたり、自分の個性・魅力が伝わる応募写真を研究しよう!」
【PART3】では「自己PR」「志望動機」で重視するポイントについて聞く
―ー登場人物ーー
★デビューちゃん
デビューのマスコットガールを務める高校1年生。自分でプロダクションの特別オーディションに応募して所属。現在はティーン誌のモデルとして活動するほか、様々なオーディションにも挑戦。活動の幅を広めていくためにデビューユーザーと同じく「オーディション突破のコツ」を勉強中。
★ミズノさん
オーディション業界歴30年。オーディションを見極めて紹介するほか、時にオーディションを企画し、審査員を務め、数多くのスターの誕生を見守ってきた。どんなに細かなことでも気になることや分らないことはミズノさんに聞けば解決。