X（現XJAPAN）、GLAY、LUNA SEA、他、数多くのバンドを世に送り出した伝説のレーベル「エクスタシーレコード」。その再始動を記念したライブイベント「EXTASY UNLIMITED 2023〜温故知新〜Vol.00」が4日、東京・なかのZERO大ホールで行われた。同イベントには、「エクスタシーレコード」の新レーベル「EXTASY BEYOND」第1弾アーティストとしてデビューを果たすこととなったバンド「ちぃたん☆KISS〜愛のROCK BAND〜」（ちぃキス☆）も出演。会場にハードなロックサウンドを響かせた。

　ライブには、ちぃキス☆と同じく「EXTASY BEYOND」のアーティストとしてデビューする姉妹のツインボーカルユニット「S.I.S」、最強の地下アイドル「仮面女子」、今年4年ぶりのアルバムをリリースし、本格的なアーティスト活動を再開した「ryuchell」、そしてビジュアル系のレジェンド的なバンド「THE DEAD P☆P STARS」らが続々登場。熱いライブを展開した。

　大トリに登場したのは、SNSで500万人以上のフォロワーを持つエンターテイナー(ちぃたん☆)が、妖精仲間と結成した本格的なメタルバンド「ちぃたん☆KISS〜愛のROCK BAND〜」。「最強」の旗を振り回しながら登場したちぃたん☆は、「うっせぇわ」「ドライフラワー」をメタルアレンジでカバーし、破天荒なステージを繰り広げる。そして、ギターを務める一斗缶の妖精「いっちゃん」作曲のインストゥルメンタル「LINK」では、いっちゃん、ベースの「もあちゃん」、ドラムスの「カメちゃん」の3人が超絶テクニックを聴かせた。

　ラストはSNSでもバズっているオリジナルの新曲「新世界アナリスト」をパフォーマンス。「秩序のない現代にドロップキックをしたくて産まれましたっ☆」というメッセージ性の強いナンバーで圧倒した。

　イベントのラストには出演アーティスト全員が再登場して、「エクスタシーレコード」のアンセムと言えるXの「紅」をセッション。「エクスタシー魂」を共有するアーティストたちの饗宴は幕を閉じた。