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2023/04/25 08:41
『第45回ホリプロTSC』で特別賞を受賞した10歳のリンゼイ尊&加藤レノン、正反対な二人の素顔に迫る
昨年、完全非公開でオーディションが行われ、史上最年少グランプリ・小田愛結が誕生した『第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン』(TSC)。オーディションサイト『Deview/デビュー』では、同大会で特別賞を受賞した、オーストラリア出身で現在は大分県在住、10歳のリンゼイ尊(受賞当時は9歳)と北海道出身の10歳・加藤レノンにインタビュー。ともにこの春より小学5年生となった二人に、オーディションに応募したきっかけや、特別賞を受賞した際の想い、憧れの俳優・今後の目標などを聞いた。
【『第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン』特別賞受賞/リンゼイ尊&加藤レノン インタビュー】
――第45回ホリプロTSCにて特別賞を受賞されたお二人。オーディションに応募したきっかけから教えてもらえますか?
リンゼイ尊(たつと)「僕は姉が2人いる3姉弟なんですけど、最初に一番上の姉が『テレビに出たい』という話をしていて。それでホリプロタレントスカウトキャラバンの募集を見つけたときに、親が“どうせなら姉弟3人全員応募してみるか!”っていうことで、応募しました。その結果、僕だけ最後まで残って、特別賞をもらうことができました」
――みんなで応募してみようって話になったときはどう思いました?
リンゼイ尊「芸能界とか特に興味があったわけではなかったけど、“まあ、やってみるか!”っていう感じで、わりと僕はのんびりしていました (笑)」
――加藤くんはどんな経緯で応募したんですか?
加藤レノン「母が僕の写真とかを投稿するInstagramをやっていて、そのInstagramのDMに、事務所のスタッフさんから『このオーディションを受けてみませんか?』と声をかけていただいて、応募しました。それまでは“芸能人ってすごいな”とは思ってはいたけど、自分がテレビに出る側になるとかっていうのはぜんぜん考えてなくて。でも、声をかけてもらったことがきっかけで興味を持ち始めて、ちょっと頑張ってみようかなって思いました」
――1次の書類審査、2次の地方予選を経て、合宿審査に進んだお二人。初めての経験もたくさんあったかと思いますが、合宿審査ではどんなことをしましたか?
加藤レノン「歌を歌ったり、演技をしたり、ダンスをやったりしました。歌自体は好きでよく聞いたりしていたけど、歌ったりするのは鼻歌程度でしか歌ったことなかったので、あまり自信はなかったですが、自分なりに頑張れたかなって思います」
リンゼイ尊「初めてお芝居をやってみて、すごく難しいなって感じました。長いセリフを覚えることも難しかったけど、セリフを動きながら話したり、実際にはないものを“そこにある”って自分で想像しながらやるのが難しかったです。でも、楽しさもあって、もっとやってみたい!って思いました」
加藤レノン「僕もお芝居に関しては難しかったです。ドラマとか見ていると、みなさんすごく上手いし、簡単なのかな?って思っていたけど、実際にやってみるとすごく難しくて…。セリフを覚えることや顔の表情だったり、ここに〇〇があるって想像するのに苦戦しました」
■「予選で空手を披露したときに失敗しちゃって、“もうコレはダメだな”って思った」
――合宿審査を経て、ファイナリストとして臨んだ最終審査。どのような想いで挑みましたか?
加藤レノン「“ここまで残ったからには、絶対グランプリ獲るんだ!”って、気合いを入れて最終審査に行きました」
リンゼイ尊「僕は、やっとここまで来たか〜って感じで、こんな経験ってなかなかないことだから“ちょっと本気出しますか!”って感じでした (笑)」
――最終審査ではどんなことを披露したんですか?
加藤レノン「僕はアイスホッケーを習っていたので、実際のスケート靴ではないけど、インラインスケートを履いて、敵をよける仕草やシュートを決めるパフォーマンスとか、ゴールを決めた後の決めポーズなどを披露しました」
リンゼイ尊「僕は合宿審査のときにも歌った、Official髭男dismさんの『ミックスナッツ』を歌いました。でも、ちょっと焦って音程ズレちゃったんですよね」
加藤レノン「リンゼイも特技の空手やれば良かったのに」
リンゼイ尊「でも、空手下手だからな〜。実は予選で空手を披露したときにちょっと失敗しちゃって。そのときに“あ、もうコレはダメだ”って思っちゃったんです。でも、あとからスタッフさんに『可愛かった』とか『スタッフの間であれが癒し動画になってるよ』って聞いて、え!?ってびっくりしました」
――オーディションの特技披露は、上手い・下手ということよりも、そのときの表情やリアクションなど総合して見ていることが多いですからね。審査が終わり、特別賞受賞者として名前を呼ばれたときはどんな思いでした?
リンゼイ尊「審査が終わって、目がギンギンになっていたので、自分の名前を呼ばれたときは、“え?なんで!?”って、最初は信じられなかったです。そのあとにインタビューを受けたりして、本当に特別賞もらえたんだなって実感しました」
加藤レノン「僕は受かるかな?っていう自信はあったので、名前を呼ばれた瞬間、驚くというよりかは、“やったー!”っていう嬉しさでいっぱいになりました」
――このオーディションを通して、一番印象に残っていることは?
加藤レノン「最終審査のこともすごく心に残っているのですが、その次に印象に残っていることは、休憩中に参加者のみんなと一緒にお弁当を食べていたとき、リンゼイがお弁当についてたシールみたいなものを全員から集めていたこと。集めたシールを全部、自分のお弁当の蓋に貼っていてことをすごく覚えています(笑)。なんかそれが面白かった」
リンゼイ尊「僕はホテルに滞在しているときに、『戦闘中』の放送があって、加藤くんと一緒に観て盛り上がっていたのがすごく楽しかったです」
■「人見知りなので、周りからは『静かだね』と言われることが多い」
――合宿や最終審査を通して、みなさん仲良くなったんですね。お互い、最初に会ったときはどんな印象を抱きましたか?
リンゼイ尊「加藤くんは、最初に会ったとき、カッコ良くて静かな子だなって思いました。そのあと、だんだんと仲良くなっていって、いろいろとしゃべるようになってからは、面白くてカッコイイなって思います」
加藤レノン「最初に顔を合わせたのが移動中の電車の中だったので、しゃべれないし、最初はみんな静かだなっていう感じでした。でも、審査会場についてからはのリンゼイはめっちゃ元気で、面白くて明るい子だなって思いました」
――周りの友達や家族からは、どんな性格って言われることが多い?
リンゼイ尊「『うるさい』ってよく言われます。自分でもうるさい奴だなっていう自覚はあります(笑)」
加藤レノン「最近は少し慣れてきたけど、人見知りする部分があるので、周りからは『静かだね』って言われることが多いです。うちは弟がうるさいので(笑)、それに比べたら静かなほうだと思います」
リンゼイ尊「あ、でも、最近は姉2人のほうがうるさいことが多いので、僕はあんまり『うるさい』って言われなくなりました!(笑)」
――性格的に正反対なお二人ですね(笑)。では、自身が思う自分のアピールポイントは?
リンゼイ尊「ハーフで英語もしゃべれるところ!」
加藤レノン「僕は…全体的に勉強はけっこうできるほうだと思います。あと、運動もできるタイプだと思います!」
リンゼイ尊「僕も運動神経は抜群です! オーストラリアに住んでいたとき、保育園で腹筋が割れているコがいたから、その子に負けたくなくて、めっちゃ鍛えてました」
――直したいところ、短所は?
加藤レノン「最近は直ってきたけど、静かすぎて人見知りするところ。相手も困っちゃうのかなって思うので、もうちょっと人見知りが直ればなって思います」
リンゼイ尊「僕は頭に浮かんだことをすぐ口に出してしまうことがあるので、ちゃんと考えてから発言するように頑張ります」
■「いつか僕も『仮面ライダー』に出演したい」
――憧れの俳優や好きな作品を教えてください。
リンゼイ尊「吉沢亮さん。『アイリスオーヤマ』のお米のCMを見て、カッコイイなって思いました。あのCMの演技が面白くて一番好きです。急にキリって表情や演技が変わったり、いろんな演技ができるからすごいなって思います」
加藤レノン「僕は竹内涼真さんと目黒蓮さんです。竹内涼真さんは小さいときに『仮面ライダードライブ』を観ていて、演技が上手くてカッコイイなって思って憧れました。目黒蓮さんは、『silent』ですごく演技が上手いなって思ったし、体動かす系のバラエティ番組でも活躍しているし、なんでもできてすごいなって思います」
リンゼイ尊「僕は日本のドラマよりも海外のドラマを観る機会が多いのですが、その中でも『トップガン』『インディ・ジョーンズ』シリーズが好きです」
加藤レノン「このオーディションを受けるまでは、あまりドラマを観る機会がなかったのですが、最近見るようになって心に残っているのはやっぱり『silent』。毎週木曜の放送が待ち遠しくて、ずっと楽しみに待っていました」
――では最後に、将来どんな俳優になりたいか、目標を教えてください。
リンゼイ尊「海外に家族がいるので、その家族たちにも届くように、海外でも活躍できるような俳優になりたいです!」
加藤レノン「竹内涼真さんみたいに、小さい子からも憧れられるような俳優になりたいですし、いつか僕も『仮面ライダー』に出演したいなって思います」
【プロフィール】
▼リンゼイ尊(りんぜい・たつと)
2013年2月27日生まれ、10歳・小学5年生。オーストラリア出身、現在は大分県在住。
・好きな教科:算数、体育
・特技:サッカー、空手
・趣味:お菓子づくり、ゲーム
▼加藤レノン(かとう・れのん)
2012年6月6日生まれ、10歳・小学5年生。北海道出身。
・好きな教科:算数、体育
・特技:アイスホッケー
・趣味:お笑いを見ること