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2023/04/17 20:06
佐久間宣行プロデュースのアイドル「ラフ×ラフ」が初ワンマン「こいつらと日本武道館のアンコールで踊るのが夢」
テレビプロデューサー佐久間宣行が総合プロデュースを手掛ける9人組アイドルグループ「ラフ×ラフ(rough×laugh)」が16日、1stワンマンライブを東京・池袋「harevutai」で開催した。
ラフ×ラフは昨年8月から9月にかけて行われたオーディションで選ばれた、吉村萌南(20)、齋藤有紗(21)、夏目涼風(17)、佐々木楓菜(17)、高梨結(21)、林未梨(16)、藤崎未来(17)、永松波留(16)、日比野芽奈(21)の9人で結成され、12月に始動したばかりのアイドルグループ。歌とダンスに加え、バラエティーの腕も磨いており、面白くて楽しい、関わると元気になるグループを目指している。3月9日に配信シングル「100億点」でデビューを果たし、同日お披露目イベントを行ったばかりだ。
ワンマンライブは昼夜2公演(夜公演は配信もあり)行われたが、会場のharevutaiは女性限定エリアを含めて満員の盛況。ライブのオープニング、期待の高まる会場に、舞台袖のメンバーのマイクから「影ナレ選手権〜」なる“大喜利大会”の声が届く。メンバーはこんなふうに、公式YouTubeの番組やイベント、ライブなどあらゆる場所で、常に大喜利力を鍛えられているのだ。この回のお題は『心配になるほどハードルを上げ過ぎている影ナレ』。しかし、あえなくほぼ全員の回答が放送作家のダメ出しに遭う。そうやって凹まされながらも、ステージでみんなに笑顔を届けるのがラフ×ラフなのだ。
気を取り直して…デビューに至るまでのちょっとウルッと来させるVTRに続き、今度は本格的にキュートなアイドルとしてのラフ×ラフが登場。黒の大人っぽい衣装で、鮮やかなフォーメーションダンスが印象的な「100億点」をパフォーマンスすると、続けてクールでダンサブル、ラップも聴かせる新曲「ちょっと闇落ち」を披露した。
この新曲は放送作家のオークラが作詞を担当。「クールな一面を見せられて、ギャップを感じてもらえるんじゃないか」とメンバーも自信を見せる。MCを終えレモンイエローのキュートな衣装に着替えたメンバーは、弾むようなリズムで、“闇落ちしたってやり直せる”と前向きに歌う新曲「laughing!」を歌唱。“ハイ!ハイ!”と一緒に声を出せる部分もあり、ライブの一体感を生む一曲で、会場の熱量を上げていった。
ここでメンバーが、ラフ×ラフのファンネーム(ファンの呼称)が「ラフり隊」に決定したことを発表。「笑いたい、ペンライトを振りたい、大喜利のお題をフリたい…」など様々な「〇〇したいを叶えたい」という意味が込められているといい、夏目涼風は「ファンの皆さんとしたいこと、叶えたいこと、希望を持って前に進みたい!ラフり隊さん、よろしくね〜」とアピール。齋藤有紗も「これからラフり隊の自覚を持って(笑)活動してください」と呼びかけた。
そして披露された3曲目の新曲「考える時間をください」は、曲中に大喜利を組み込んだ変化球のナンバー。お題と順番もその場で告げられるという「ほかのアイドルで見たことない」「命削ってる」という過酷な(?)曲だ。『メンバーにウソのアドバイスを送ってください」というお題に“大喜利苦手メンバー”の日比野芽奈は「ある程度売れたら、挨拶は“お疲れ様”じゃなくて“お粗末様”って言ってもいいよ」と回答。
休む間もなく曲は続いて行き、お題『聞いて微妙になった、ファンが私を推してくれた理由とは?』に対し高梨結は「大喜利でいつも、お金のことばっかり言ってるから好き」。お題『佐久間Pにキレてみてください』に、齋藤有紗は「『オールナイトフジコ』でいつも以上に気合入れてんじゃねーよ」とかました。齋藤は「この曲はライブでは絶対にやるんですよー。面白くなくても笑ってくださいって切実に思ってます」と訴えた。
本編最後の曲はラフ×ラフらしく元気でキュートな2ndシングル「ワタシイロ光る」。メンバーみんなが名残惜しそうにしている時、日比野が齋藤に向け「私たちからリーダー(齋藤)への感謝状を贈りたい」とサプライズ。全員がリーダーへの感謝を述べると齋藤は涙。さらに日比野が「みんなをまとめてくれたり、相談に乗ってくれたり、大変な役割をになってくれて、リーダーがありさで良かったってみんな間違いなく思っているから」と言葉を贈ると、齋藤は顔を感謝状で隠して大泣き。齋藤は「リーダー(仮)だと思ってた…」と改まった挨拶に照れながら、「めいなちゃんとは青春高校(3年C組アイドル部)から一緒で、一からすべてを教えてもらいながら活動させてもらって、すごく頼りにしてる。また一緒のグループで活動できて嬉しいです」と逆襲すると、日比野も涙を浮かべた。
アンコールの声に導かれ、Tシャツ姿のメンバーが再び登場。1stワンマンの感想を述べていると「オーディションからいろいろ悩んで、練習の度に泣いていました。でも今日パフォーマンスしていて、メンバーと目が合って笑っている顔を見た時、楽しんでいるのが分かって良かった」(永松波留)「1年前、佐久間さんに直談判したときの自分では想像できなかった場所にいる」(日比野)とまた涙…。そこへ「スペシャルゲスト」の佐久間宣行プロデューサーがサプライズで登場。「泣き過ぎな!」とツッコミつつも、「今日は素晴らしかったと思います」と絶賛。
佐久間Pは「本当に彼女たちのために来てくださってありがとうございます」と感謝し、フライング気味に年内にライブを開催することを告知。そして「今日のアンコールでは踊りませんが…」と前置きしつつ「こいつらと日本武道館のアンコールで踊るのが夢です。僕を武道館に連れて行ってください!」と呼びかけると『ラフり隊』から大きな拍手が沸き起こった。