タレント・舟山久美子、俳優・黒羽麻璃央、武田玲奈らが所属する芸能プロダクション「TRUSTAR」初のアイドルユニット、平均年齢17歳の5人組「アラカシ。」が24日、単独デビューお披露目ライブを渋谷・近未来会館で行った。

　『アラカシ。』の名前は、女性が手紙の末尾に書き添える語である「あらあらかしこ」が由来。「変わり続ける世の中で、不変的な自らを追い求め、より強く、より衝撃的な存在であり続ける。信じるものと共に不可能を可能に変えて、誰かの結びの言葉となるべく活動しいてく。あらあらしく、かしこい。それが『アラカシ。』」とコンセプトに綴っている。

　女優としてCM・映画に出演実績があり、最近では森七菜×奥平大兼 W主演の話題作『君は放課後インソムニア』、そらるさん最新曲MV『青い蕾』に出演しているリーダーの「川崎帆々花」、アイドルデビュー経験を持つダンスリーダー「奥野未悠」、関西地区で最注目のモデル「叶萌あいか」、椎名ひかりのアイドルオーディションを勝ち残った「夢咲れる」。そして9歳から芸能活動を始めている「来栖ゆか」の5人で活動している。

　既にミュージックビデオが公開されている「みきとP」の書き下ろしによるデビュー楽曲『毒・林。檎、飴』や、21日に行われたプレデビューライブの反響も大きく、優先入場チケットはソールドアウト。期待感に溢れる満員の会場に、それぞれの個性を活かした美麗な衣装の5人が登場。最年少16歳・「来栖ゆか」の「盛り上がっていきましょーっ！」の煽りとともに、アグレッシブなダンスナンバーの『素晴らしきセカイ』と、セリフと仕草もキュートな『トキメキノリユウ』のギャップ萌えで、いきなりファンの心を掴む。

　そして「みきとP」の手になるダークかつ甘美な危なさが魅力の『毒・林。檎、飴』をパフォーマンスすると、会場もヒートアップ。ギターサウンドも印象的な疾走感のあるロックナンバー『僕じゃない選択』、「オイ！オイ！」と一緒に盛り上がるアッパーなキラーチューン『サイゼンセン』で本編の幕を閉じた。

　アンコールで飛び出してきたアレンジTシャツ姿の5人は『毒・林。檎、飴』を歌唱。そしてスペシャルゲストとして、TRUSTAR所属の先輩であり、元AKB48/NMB48で現在はミュージカル女優として活躍中の梅田彩佳が花束を持ってメンバーを祝福。梅田は『サイゼンセン』の振り付けを手掛けており、アイドル経験を活かして5人にファンと一緒に盛り上がれる振り付けを授けたことを語り、ファンに振り付けの特別レクチャーを行った。

　そして最後に『サイゼンセン』を歌唱したメンバーからは、「追加ライブ　4/9(日) 『RESPECT FOR GEEKS VOL.4 powered by R4G：渋谷WOMB』への出演」と「公式サイトおよびファンクラブオープン」という嬉しい報告がファンに届けられた。すべてのパフォーマンスを終えた後、マイクを取ったメンバーは、お披露目ライブへの想いを語る。この5人でステージに立つまでの怒涛の期間を想い涙があふれるメンバーたち。最後にリーダー・川崎は「こんなに集まってくださるとは思ってなかったので、ほんっとうに嬉しいです！頑張ってきてよかったなって、5人共思ってます」とライブを締めた。

　カラフルな楽曲、5人の異なる個性も魅力的な「アラカシ。」。今後のアイドル界の台風の目になることは間違いないだろう。