ニュース
2023/03/05 21:43
『第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン』11歳の小田愛結がTSC史上最年少グランプリ、憧れの俳優は阿部寛「娘役をやりたい」
女優の深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみらを輩出した、ホリプロ伝統オーディション『第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン』(TSC)のグランプリお披露目会が5日に都内で行われ、神奈川県出身・小学5年生の小田愛結(おだ・あゆ)が初お披露目された。小田は、これまでの最年少グランプリ記録である12歳4ヵ月(第41回大会の吉柳咲良)を更新し、11歳5ヵ月でTSC史上最年少のグランプリ受賞者となった。
1976年よりスタートし、第一回グランプリの榊原郁恵(「榊」は「木へんに神」が正式表記)をはじめ、井森美幸、山瀬まみ、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ、足立梨花、井上咲楽らを輩出した同オーディション。
第45回の今回は、「ピュアガールピュアボーイ」をテーマに、次世代スター候補の原石を発掘するために、性別やジャンルは問わず、「クラスで一番の推しの子募集」として、幅広く募集。昨年6月から募集が開始され、約4ヵ月にわたり地方予選も含めて完全非公開で審査が行われ、昨年の10月15日に最終審査会が実施され、グランプリが決定した。
10月の最終審査会では、自己PRでヨルシカの『ただ君に晴れ』を歌唱し、グランプリ発表時に名前が呼ばれた際には、驚きの表情を見せたのちに涙を流したという小田。受賞直後のスピーチでは、「東京合宿ではいろいろなことをやってきました。その時の努力を無駄にしなくてよかったなと思いました。ありがとうございました」と涙ながらに語ったそう。
小田は最終審査会を振り返り、「とても緊張しながら、ワクワクしながら臨みました」と語り、「(グランプリが)自分じゃなくて、他の人だと思っていたのでとっても驚きました」と明かす。また、グランプリ受賞について家族からはどんな反応があったかと聞かれると、「とっても喜んでくれています」とコメント。
応募のきっかけに関しては、「以前から家族や親せきからモデルを勧められていて、その当時はとくに興味がなかったのですが、小学5年生になってから興味を持ち始めてやってみようと思いました」と告白。今後の目標については、「みんなから愛されるようなモデルになりたいです」と話し、好きなモデルについては「ローラさん。緊張しないでハキハキとしっかりしているところがとても好きです」と笑顔を見せる。
また、「俳優にも興味がある」と言い、「好きな俳優は阿部寛さん。不思議な演技を見せてくれるところが好きです」とコメント。さらに、共演したい俳優についても阿部の名前を挙げ、「阿部さんの娘役をやってみたいです」と声を弾ませた。
自身の性格について質問されると、周りの友達からは「面白くて優しい子だねって言われます」と述べ、「自分ではアホな性格だと思います」と回答。さらに、「小田愛結」という芸名について気に入っているか?という質問に対して、「普通です。この名前を付けてもらったことはとてもありがたいことだなと思います。でも、どこにでもいそうな、普通の名前だなと(笑)」と、素直すぎる自然体な受け答えに報道陣からも笑いが巻き起こる。
特技は「子供の面倒を見ること」だそうで、「きょうだいが多くて、小さい頃からきょうだいの面倒を見ることが好きになって特技になりました」と述べ、「一緒に外で仲良く遊んだりしています」とコメント。また、今興味があることは、英語のコミュニケーションと洋服、美容とのことで、「休みの日とかに服を買いに行ったり、化粧水や乳液たを買いに行くのがとても楽しみです」と笑顔を見せた。
小田は、3月12日放送予定のTBS系日曜劇場『Get Ready!』の最終回でドラマデビューを飾る。
今大会の実行委員長・白石哲也氏は、「コロナ禍であったり、インフルエンサー主流のこの時代で、"SNSで有名にはなりたいけど芸能人までは…"といった声も多い中、応募が集まるか本当に不安でしたが、たくさんの応募もいただき、私を含めスタッフ一同、満場一致の素晴らしい原石に出会うことができました」とオーディションを振り返り、グランプリ選出の理由について「ビジュアル、内面、雰囲気、そして声、すべてがテーマそのものでございました」と明かしていた。
【小田愛結(おだ・あゆ) プロフィール】
2011年5月2日生まれ、神奈川県出身。11歳。小学校5年生。
好きな食べ物:ブラジル料理(特にパステル フェジョン)
好きな教科:総合
特技:子供の面倒を見る
趣味:絵を描くこと
興味のあること:英語のコミュニケーション(※これから学んでいきたい)、洋服、美容
やってみたいお仕事:俳優・モデル活動