3月5日（日）に放送がスタートする新たなスーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』（毎週日曜 午前9：30〜 テレビ朝日系）の制作発表会見が14日、東映特撮のオフィシャルYouTubeなどで配信され、キャスト5人がお披露目された。氷雪の国「ゴッカン」の国王、パピヨンオージャー／リタ・カニスカ役の平川結月は、「皆様の毎週の楽しみとなるように、1年間精一杯頑張りたいです」と決意を新たにした。

　本作は、5人の王様が団結してヒーローとなり、人類滅亡を目論む強敵・地帝国「バグナラク」に立ち向かっていく物語。さらに5人のヒーローとともに敵と戦うのは”昆虫モチーフのロボ”。【5人の王様×昆虫ロボ】というスーパー戦隊シリーズ史上初の組み合わせ、そしていまだかつてない壮大なスケールでヒーローたちの戦いを描くファンタジー大作が誕生する。

　『王様戦隊キングオージャー』のキャストには、クワガタオージャー／ギラ役の酒井大成、トンボオージャー／ヤンマ・ガスト役の渡辺碧斗、カマキリオージャー／ヒメノ・ラン役の村上愛花、パピヨンオージャー／リタ・カニスカ役の平川結月、ハチオージャー／カグラギ・ディボウスキ役の佳久創の5人が決定。

　平川は、2018年に『LDH Presents THE GIRLS AUDITION』でグランプリを受賞し芸能界デビュー。その後、舞台『魍魎の匣』やドラマ『プロミス・シンデレラ』や『お茶にごす。』などで活躍する21歳。出演が決まった際の心境について、「家で出かける準備をしている時に、マネージャーさんから電話があって。オーディションが終わってから少し時間が経ってたので、その結果だろうなと思ったんですけど、『決まりました』と教えていただいて、『えー！マジッすか！』と、めちゃめちゃ叫びました。その時はテンションが上がりすぎて、おかしくなっちゃっていました（笑）」と笑顔で当時の想いを告白。

　氷雪の国「ゴッカン」の国王で、世界の中立を守る裁判所の最高裁判長という役柄を演じる村上は、「普段みんなに見せている顔と、それとは違う別の二面性のあるキャラクターでもあります」と明かし、「みんなに見せている顔は冷静沈着で、何があっても同じない不動の国王という感じなんですが、ひとりでいる時には違った一面をお見せすることになります。そのあたりのギャップを楽しんでいただけたら」とキャラクターの見どころを語った。

　冷静沈着なキャラクターを演じている平川だが、撮影現場ではツッコミ役だそうで、「撮影現場では、ボケの数が多くて渋滞しているので、各所盛り上がっているところにツッコミに行っています（笑）」と、演じているキャラクターとは違った一面をのぞかせた。また、スポーツが得意とのことで、「アクションも基本的なことは少し習ったりしたので、機会があればぜひやってみたいです」とアクションへの意欲を明かす。

　ライブ合成技術やLEDウォールを使ったバーチャルプロダクション技術を駆使し、壮大なスケールで描かれる世界観も見どころの1つとなっている本作。LEDウォールでのバーチャルプロダクション撮影を経験した村上は、「"ゴッカン"という国は、雪や氷が城の中や外にすごくたくさんあるんですけど、その氷の光沢感などがすごくリアルで、最初に見たときに圧倒されてしまいました」と語り、「その景色をバックにお芝居をした時に、王としての自覚のようなものが芽生えたような気がします」と撮影を振り返った。