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2023/01/30 12:48
岡田准一主演映画『最後まで行く』広末涼子・磯村勇斗ら新キャスト10名解禁、手に汗握る特報映像も公開
俳優の岡田准一が主演、綾野剛が共演する映画『最後まで行く』(5月19日公開)の新キャスト10名が解禁され、広末涼子、磯村勇斗、杉本哲太、柄本明らの出演が明らかとなった。
2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』。ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたこのクライムサスペンスは、韓国で5週連続No.1観客動員345万人の大ヒットを記録。さらに中国、フランス、フィリピンでリメイクもされ、世界中の映画ファンを熱狂させた。そして、そんな本作がついに日本でもリメイクが決定。
メガホンを取ったのは、『新聞記者』(2022)、『ヤクザと家族 The Family』(2021)、そして昨年興行収入30億円を突破し大ヒットを記録した『余命10年』など、次々と話題作を手掛け常に新作を期待される監督・藤井道人。
主演は、近年だけでも『追憶』(2017)、『関ケ原』(2017)、『散り椿』(2018)、『来る』(2018)、『ザ・ファブル』(2019)、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021)、『燃えよ剣』(2021)、『ヘルドッグス』(2022)と数々の主演作で、巨匠、気鋭の監督とタッグを組み、今や日本の映画界に欠かせない俳優・岡田准一。NHK大河ドラマ『どうする家康』では、新しい織田信長を演じる鮮烈な演技が話題を呼んでいることも記憶に新しいが、本作では、ひとつの事故を発端に、次々と悪夢のような災難が降りかかる刑事・工藤を演じる。
岡田演じる刑事・工藤を追う冷徹な監察官・矢崎役には、2016年『リップヴァンウィンクルの花嫁』、『64-ロクヨン-』、『怒り』で第41回報知映画賞助演男優賞を受賞し、これまでも『ヤクザと家族 The Family』、ドラマ「アバランチ」(2022)などの藤井監督作品に出演してきた綾野剛。
悪い時には悪いことは重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事とそれを追う謎の監察官が織りなす、年の瀬の96時間=4日間の物語が、圧倒的な緊張感とスピード感、そして思わずクスっと笑ってしまうコミカルさをスパイスに展開する絶対絶命、極限のノンストップ・サスペンス・アクションとして描かれる。
そしてこの度、新たなキャスト10名が解禁。岡田演じる工藤祐司の別居中の妻で、一人娘を育てながらも工藤との関係に苦悩している工藤美沙子役に、ドラマ、映画、CM、舞台と幅広く活動し、2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」の出演も決定している広末涼子。
工藤に撥ねられ、本作の鍵を握る重要な人物となる尾田創役に、昨年第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『東京リベンジャーズ』シリーズや、NETFLIX「今際の国のアリス」シーズン2など話題作への出演が続々と続いている磯村勇斗。
工藤の上司で刑事課の課長・淡島幹雄役を、「絶対零度」シリーズ、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ、「相棒」シリーズと、数々のシリーズ作品にも参加し、話題となったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の出演が記憶に新しいなか、今年は藤井道人監督作品『ヴィレッジ』の公開も控えている杉本哲太が演じる。
さらに工藤が関係を持っているヤクザの仙葉組組長・仙葉泰役には、今年だけでも『湯道』、『シャイロックの子供たち』、『ロストケア』、『エゴイスト』、『刀剣乱舞-黎明-』、『波紋』と数々の公開作品が控え、幅広い演技力と圧倒的な存在感を放つ柄本明が決定。
また、TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013)、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(2020)などに出演し、これまでに『ヤクザと家族 The Family』、ドラマ「アバランチ」といった藤井道人監督作品にも参加をしている駿河太郎、2010年開催の第23回JUNON SUPERBOY CONTESTで準グランプリを獲得し、ミュージカル「るろうに剣心 京都編」(2020)、ミュージカル「エリザベート」(2022-2023)など舞台でも活躍中の黒羽麻璃央、2007年に劇団「赤堤ビンケ」を旗揚げし、小劇場を中心に活動しながらも、邦画インディーズの金字塔となった『SR サイタマノラッパー』(2009)で主人公を好演した駒木根隆介が時に工藤を心配し、時に工藤を疑う同僚・刑事課の刑事役を演じる。
工藤が男を撥ねた後、検問所で必要以上に工藤に詰め寄る交通課の警察官に、2009年のドラマ化から映画、NETFLIXでの配信と、シリーズものとして人気を博したドラマ「深夜食堂」シリーズに出演し、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022)にも出演の山中崇。綾野演じる矢崎の婚約者に、『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(2010)の主人公を務め話題を呼び、連続テレビ小説「花子とアン」(2014)、「半分、青い」(2018)にも出演の演技派女優山田真歩。磯村演じる尾田の仲間に、2007年開催「アミューズ30周年オーディション」で65,368人の応募の中からグランプリに輝き、ドラマ「学校のカイダン」(2015)、ドラマ「持続可能な恋ですか?」(2022)にも出演の清水くるみが決定。
新キャスト発表とともに、工藤と矢崎の緊迫感が伝わってくる新ビジュアルも公開された。札束が山積みになっている場所で黒い鞄を片手に持ち、振り向いている工藤。その表情からは、何かに追い詰められている様子が伺えます。一体何があったのか…? 工藤の目線の先に映るものとは…?危機に直面した様子を捉えた1枚となっている。
そして大雨の中に佇む、矢崎の姿も公開。無表情で傘を差し、冷たい目線でまっすぐ見ている矢崎。その表情は工藤を“最後まで”追い詰めるような信念を漂わせ、何かが起こることを予感させる。
そしてさらに、最悪の96時間=4日間が始まる、手に汗握る特報映像も初解禁。今回公開となったのは、数々の作品で高い演技力が評価される岡田の、藤井監督が話していた「新境地の岡田准一」が垣間見れる特報映像。
雨の中、焦りでいっぱいの工藤が車を飛ばしているときに突然目の前に現れた一人の男。その男を撥ねてしまい、慌てふためき遺体をトランクにいれる場面から始まる。そのことをきっかけに不運に巻き込まれ、物語は予測不可能な展開に動き出す。ダクトを這いつくばる姿、遺体を引きずり出す姿、そして頭を抱え動揺している姿――。次から次へと悪夢のような災難に追い詰められる工藤だが、そんな工藤のスマホにある日突然「知っているぞ。お前は人を殺した。」というメッセージが届き…!? 冷徹な目線の矢崎、悲しげな表情の美沙子、怪しげな笑みを浮かべる仙葉の姿も見え、物語の行く末が気になる、手に汗握る特報映像となっている。
【新キャスト10名のコメント】
■広末涼子 コメント
極寒の中、スタッフキャスト一同全力で挑んだ撮影。その迫力と熱気が伝わる作品になっているはずです。
スピード感緊張感ある最強の映画を皆さまに堪能していただける公開日を、私も心から楽しみにしています。
■磯村勇斗 コメント
本作で、藤井道人監督と綾野剛さんと再びご一緒できたこと、また岡田准一さんとご一緒できたことがとても嬉しかったです。
今回の役柄では、アドレナリンが溢れ出るシーンが多かったので、いつもより心拍数が高かったです。
とどまるところを知らない藤井組の勢いあるエキサイティングな映画を是非、お楽しみ下さい。
■駿河太郎 コメント
ただのサスペンスアクション映画ではない事を現場にて痛感しました。
そこにスパイスとして参加出来る事が何より嬉しかったです。
気がつけば藤井監督との付き合いも長くなりましたが、藤井組はいつもいい緊張感を与えてくれて俳優として、楽しさと難しさを教えてもらえる現場です。
そこに絶対的座長の岡田准一君、綾野剛君を筆頭に俳優陣や各部署のスタッフとの化学反応が確実に起こります。藤井作品で僕はいつも殺されてますが、今回はどうなるか楽しみにしといてください。
■山中崇 コメント
凍るかと思いました。
相手の顔が見えないほどにずぶ濡れでしたので、すべてが靄がかってまるで撮影の日々は夢だったかのようです。
でもあの日々を懐かしんでいる、どこかでまた求めている自分もいます。
どうぞ"最後まで"お楽しみください。
■黒羽麻璃央 コメント
念願の藤井監督の映画に出演させて頂けた事、偉大なる先輩方と一緒に作品を作れた事嬉しくもあり幸せな気持ちです。
まずい男VSやばい男 結末がどうなるのか是非、最後まで作品の世界に浸かって観ていただければと思います。
■駒木根隆介 コメント
韓国オリジナル版公開時、一観客として観ていた作品にまさかこんな形で参加できるとは!
現場では岡田准一さん、綾野剛さんのマズい部分とヤバい部分の片鱗は間近で目撃させていただきましたが、2人がどんな風に「最後まで行く」のか、再び一観客に戻ってワクワクしています。
■山田真歩 コメント
『最後まで行く』の脚本を初めて読んだ時、加速していくスリルとユーモアに最後までわくわくしっぱなしでした。
「祭り」が影を潜めて久しいですが、この映画が観る人の心の憂さを晴らし、爽快感とともに劇場を出て行くものになりますように。
■清水くるみ コメント
「青の帰り道」から藤井監督とは出会って6年目。
常に新しいことに挑戦している監督にまた呼んでいただけたこと、とても光栄に思います。
今作はノンストップエンターテインメントということですが、中でもわたしが演じた真由子は登場人物の中でもエンタメ要素の強い役になっているかと思います。
わたし自身、あらゆる面で、すごく刺激をいただいた現場です。是非劇場で観ていただきたいです。
■杉本哲太 コメント
今回、定年前という年齢的にも等身大の刑事を演じさせていただきました。藤井組初参加で緊張もしましたが、初共演の方も多く新鮮な気持ちで撮影に参加することができました。
どうぞ"最後まで"お楽しみください!
■柄本明 コメント
最後まで一生懸命に演りました。
仙葉がどのように物語に関わっていくのか楽しんで観て頂ければ幸いです。