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2023/01/27 19:01
2023ミス日本「準ミス日本」は最年少17歳の高校生・東海林杏朱さん「モデルや女優の活動をしながら、人同士の関わりの大切さを伝えたい」
『第55回 ミス日本コンテスト 2023』の最終審査が23日、東京・京王プラザホテルにて行われ、2023ミス日本「準ミス日本」に東京出身の目黒日本大学高等学校芸能コース2年・東海林杏朱さん(とうかいりん・あんじゅ/17歳)が選出された。
ミス日本は「日本らしい美しさ」を磨き上げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。ファイナリストたちは様々な分野の講師による勉強会に参加。22日の前日審査(社交力審査)を経て、23日の最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨んだ。
大会最年少の17歳でファイナルの舞台に臨んだ東海林さん。「私の希望は、人々が他者を思いやることが出来る優しい社会を築くことです。高校生になった今は、日常で感じたことや経験を大切にしています。それを伝えることで、些細な事でも他者の力になることができたと感じることもありました。将来は『今、自分に何が出来るのか』ということを考え、行動に移せる人物になりたいです。そしてモデルや女優の活動をしながら人同士の関わりの大切さを伝えたいです」と、等身大の姿でアピールした。
質疑応答で「今、日本に一番大切な少子化対策は?」という質問には「差別の無い社会を作ること」と回答。「『共働きをしていて、お母さんがいつ子どもの面倒を見るの?子どもの面倒を見ていないんじゃないの?』という突き刺すような言葉を、働いている方にかける方もたくさんいます。働きやすくするには、自らのお仕事も子育ても集中できるような社会を周りが気遣って作ることが大切だと思います」と、SNS世代らしい感性で語った。
「ミス日本の勉強会で追加したい講義は?」という質問には、「自分を信じる力」という講義を提案。「私自身、ファイナリストに選んでいただいてから、ファイナリストの皆さんを見て、ただの高校生の私にこれからどんなことができるのだろうと、本当に不安に思いました。そして経験の差から、悩むこともありました。しかし、周りの方に助けていただきながら、お互い手を差し伸べて成長していくなかで、きっと大丈夫、自分の事を信じていれば、絶対に輝くことができるという自信に繋がりました。ですので、私は諦めない、自分を信じるということを講義にしたいです」と、自身の経験を踏まえた正直な気持ちを回答に乗せた。
なお「グランプリ」には、兵庫出身の関西学院大社会学部2年・吉岡恵麻さん(よしおか・えま/20歳)、「ミス着物」に神奈川出身の東大文科1類2年・寺嶋琴さん(てらじま・こと/20歳)、「海の日」に東京出身の慶大法学部3年・稲川夏希さん(いながわ・なつき/21歳)、「水の天使」に愛知出身の名大医学部2年・竹田聖彩さん(たけだ・せいあ/20歳)、「みどりの大使」に東京出身の慶大大学院2年・上村さや香さん(かみむら・さやか/23歳)がそれぞれ選出された。