2023年発売予定の『龍が如く７外伝 名を消した男』（以下 『龍が如く７外伝』）に実写で登場する出演者を決める「『龍が如く』生キャバ嬢オーディション」。書類選考を通過した応募者による二次審査・面接が22日、セガ・大崎本社で開催された。

　本オーディションは日本国内に在住の満20歳以上を対象に、『龍が如く７外伝』に実写で登場するキャバクラ嬢として出演したい人を2022年11月〜12月にかけて募集。合格者はゲーム内への出演はもちろん、『龍が如く７外伝』に関連する様々なプロモーション活動に参加。さらに、グランプリは、2024年発売予定のシリーズ最新作『龍が如く８』への出演権（※役柄未定）と、副賞として賞金100万円も贈呈される。

　二次面接審査には、龍が如くスタジオ代表／制作総指揮・横山昌義氏をはじめとする、龍が如くスタジオメンバーが審査員として出席。書類選考を通過した74名が12グループに分かれて審査に臨んだ。

　面接参加者は、女優、タレント、モデル、アイドルはもちろん、会社員や大学生、現役キャバクラ嬢にプロレスラー、セクシー女優、外国籍の応募者、女装の男性まで多彩な人材が参加。審査員はそれぞれのエピソードを興味深く聞き込み、「キャバクラに桐生一馬のような不器用な男性が来たらどう接客するか？」「自分の武器は？」「どんなキャラクターで出演したいか」などの質問をぶつけていった。

　審査にあたった制作総指揮・横山氏は、開口一番「今までのオーディションで一番面白いんじゃないですか？」と感想を述べる。「前のキャバ嬢オーディションが2016年の『龍が如く6』以来と考えると、大きく質が変わったんじゃないかな。今は皆さんTikTokやYouTubeなどで発信をしているので、書類で興味を持って調べると出てくるんですよ。二次審査に呼ぶ前に皆さんのやっていることを見れて、実際に会ってみるとやっぱり面白い。昔は素人の方の面白いところを根掘り葉掘り聞くという感じだったんですけど、オーディションって正直、時代に会っていないのかも知れないですね」。

　募集タイトルの「生キャバ嬢」と言うタイトルには「実写で出演する」という意味が込められている。その上で、「CGを作ってキャバ嬢のキャストとして出して、一対一で会話するという形式とはゲーム性が違うということです。毎回作品の内容に合わせて変えているんですが、今回は実写ベースで使いたいと思っていて、“実写キャバ嬢オーディション”ってちょっと違うしなというとき、宣伝担当が“『生キャバ嬢』がいいんじゃないですか”と言って。ちょっと艶っぽさもあって、ワード的に強いなと思ったので」とその意図を説明。

　オーディションの選考のポイントについて「実は会場にゲームの制作担当がスパイとして入っていたんです。キャバ嬢のキャラクターって本人のエピソードから拾って作るので、まだこんな役をやって、こんなことをしてほしいって決まっていないんです。選ばれた人たちの面白い要素を引き出してゲームに落とし込みたいという狙いがあって。見た目ももちろんありますけど、バックボーンや面白いところがある人を探しています」と明かす。

　そして、最終的にどんな人を選びたいかについては、「撮影や演技だけじゃなくて、今は『龍スタTV』（龍が如くスタジオ公式YouTube）をやっていますけど、ああいう企画にも積極的に絡んでもらうなど、総合的に見て判断します。オーディションは毎回そうですが、ゲームに出てもらって終わりというよりは、その後ゲームショーに立ってもらったり、長いお付き合いになるので、『龍が如く』最新作のプロモーションやイベントにマッチングのいい人、素直に言うと長くお付き合いしたい人。そこらへんも見て最終の判断をしていくことになると思います」と語った。