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2022/12/16 18:51
弁護士を志望する慶應大学生がミス日本ファイナリストに「生まれや性別に左右されることなく、一人一人が人生を輝かせることのできる社会を目指す」
『第55回ミス日本コンテスト2023』の開催告知&ファイナリスト紹介記者発表会が12月5日に行われ、2023年1月23日に行われる本選大会に臨むファイナリスト13名が紹介された。そのなかの一人、東京都出身の21歳大学生・稲川夏希さん(いながわ・なつき/慶應義塾大学法学部法律学科3年)は、弁護士志望。「生まれや性別に左右されることなく、一人一人が人生を輝かせることのできる社会を目指す」と意気込みを語った。
稲川夏希さんは自身の経験を踏まえて、これまでの社会貢献活動について語る。「『ぼくはお家に帰りたくないの…』。これは中学3年時から2年間半、放課後を共に過ごした6歳の男の子の言葉です。彼は母子家庭で、お母さまは夜1時まで働き、彼は毎日一人夜ご飯に菓子パンを食べていることに衝撃を受けました。このような子供たちを一人でも多く助けたいという想いから、子ども支援や政策提言を行って参りました。今では慶應大学におけるSDGsに対する取り組みを行う塾生会議において、『ジェンダー平等を実現しようプロジェクト』を進めています」。
そして「将来は弁護士となり、男の子のお母さまのような女性を一人でも多く救います。そして生まれや性別に左右されることなく、一人一人が人生を輝かせることのできる社会を目指して、笑顔を一つでも多く作っていけるように、生涯務めて参ります」と目標を語った。
そしてSDGsの取り組みについては、「12 つくる責任 つかう責任」を挙げ、「私はお洋服を捨てたことがありません。着れなくなってしまった洋服は、おいやめいに引き継いでいます。そしてクローゼットの中は、祖母や叔母、母から譲り受けたものです。将来、私の子どもたちにそれを引き継ぎ、物を大切にする心を伝えていきたいと思っています」と語った。
ファイナリストたちは、2023年1月22日に都内で前日審査(社交力審査)、翌23日に京王プラザホテルで最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨み、23日のステージで結果発表が行われる。
■第55回ミス日本コンテスト2023ファイナリスト
1.木本佳那子(きもと・かなこ/26歳/宮崎県出身/会社員)
2.吉岡恵麻(よしおか・えま/20歳/兵庫県出身/大学生)
3.越村麻里(こしむら・まり/21歳/兵庫県出身/大学生)
4.稲川夏希(いながわなつき/21歳/東京都出身/大学生)
5.上村さや香(かみむら・さやか/23歳/東京都出身/大学院生)
6.光齋あかり(こうさい・あかり/19歳/兵庫県出身/大学生)
7.東莉子(ひがし・りこ/24歳/鹿児島県出身/大学院生)
8.寺嶋琴(てらじま・こと/20歳/神奈川県出身/大学生)
9.竹田聖彩(たけだ・せいあ/19歳/愛知県出身/大学生)
10.野田萌々子(のだ・ももこ/21歳/香川県出身/大学生)
11.東海林杏朱(とうかいりん・あんじゅ/17歳/東京都出身/高校生)
12.小川聖奈(おがわ・せな/21歳/神奈川県出身/大学生)
13.北原海葵(きたはら・みき/23歳/神奈川県出身/会社員)
1950年に初開催されたミス日本は、「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。同大会からは、女優やタレントだけでなく。芸術家、音楽家、学者、医者、映画監督、会社経営者、財団代表、政治家、女将、主婦など、分野を問わず、活躍する女性を輩出している。