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2022/12/12 19:38
『第55回ミス日本コンテスト』ファイナリスト・慶應義塾大学大学院生の23歳・上村さや香さん「ファイナリストのみんなと出会えて良かった」
『第55回ミス日本コンテスト2023』の開催告知&ファイナリスト紹介記者発表会が12月5日に行われ、2023年1月23日に行われる本選大会に臨むファイナリスト13名が紹介された。その中の一人、東京都出身の23歳・上村さや香さん(かみむら・さやか/慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 修士2年)は、ミュージシャンとしての活動経験を持ちながら、がん患者をメディアを通じてどうサポートできるかという研究を行っている大学院生。新たな道としてミス日本に挑戦し「ファイナリストのみんなと出会えただけでも良かった」と、成長を実感する日々を送っている。
中学時代から10年間ギターの弾き語りを行い、作詞・作曲を現在も継続しているという上村さん。高校2年時には軽音楽の全国大会で準グランプリ、大学時代にはアーティストしてメジャーデビューも経験。現在はTikTokで約4万のフォロワーを持ち、ライブの配信なども行っている。
彼女の原動力は「がん闘病中の母が、入院中に病室で私の配信ライブを聴いて『生きててよかった』って言ってくれたことです」と語る。そして「目をつぶっていても、寝たままでも、耳を通じて私の声だったりギターが届くことの嬉しさを感じました。将来はラジオパーソナリティやシンガーソングライターとして居心地のいい空間が作れる人になりたいです」と目標を語る。
ミス日本として取り組むSDGsの目標は「すべての人に健康と福祉を」。「私は母ががんになった経験から、大学院ではがん患者をメディアを通じてどうサポートできるかという研究を行っております。SNSやラジオを通じて若者へのがん検診の情報発信をしていきたいと思っております」と語った。
アーティストとしての契約を終えたのち、新たな道を『ミス日本』へのチャレンジに定めた上村さん。「私はミス日本のファイナリストが受けられる勉強会が楽しみで、それがミス日本に興味を持ったきっかけでもあるんです」と明かす。「華道の講座で、花を生けたのも初めてで、お花の意味を知るのもとても興味深かったです。味噌作りも初めて体験しました。大豆から仕込んだんですが、ファイナリストみんなで樽に思いっきり味噌を投げつけて空気を抜いたり。私たちは去年の方々が仕込んだ味噌をいただいたんですが、私たちの仕込んだ味噌が発酵して来年のファイナリストに受け継がれていくんです」と、新しい体験について目を輝かせながら語る。
様々な勉強会を共に体験し、ファイナリストたちとかけがえのない仲間になれたという。「皆さん本当に努力することを馬鹿にしないですし、心から“みんな頑張ってるね、一緒に頑張ろう”という想いを感じていて。学校で出会う友達とは全然違うなって思います。みんな志が高く、同じところにあって、“みんなで来年の1月23日に最高のステージを作ろう”という想いで参加していて…。みんなと出会えただけでもミス日本に挑戦して良かったなって思っています。みんな学業と両立しているし、お医者さんや弁護士、国会議員を目指しながら頑張っている方もいる。今後、みんなの結婚式にも行きたいし(笑)、ずっと仲良しでいられたらいいなって思っています」。
2023年1月23日に行われる最終審査に向けて、改めて意気込みを聞くと「1月19日が私の誕生日で24歳になるんですけど、誕生日が終わっておめでたい勢いで本戦も頑張りたいと思います(笑)。私の座右の銘は『成功にこだわるな、成長にこだわれ』という言葉で。本戦での結果は大事なんですけど、それまでの半年間で本当に成長させてもらったなって思っています。結果が良ければ嬉しいですが、とにかく健康に気を付けて、ファイナリスト全員で参加できることを祈っています」と笑顔を見せてくれた。
ファイナリストたちは、2023年1月22日に都内で前日審査(社交力審査)、翌23日に京王プラザホテルで最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨み、23日のステージで結果発表が行われる。
■第55回ミス日本コンテスト2023ファイナリスト
1.木本佳那子(きもと・かなこ/26歳/宮崎県出身/会社員)
2.吉岡恵麻(よしおか・えま/20歳/兵庫県出身/大学生)
3.越村麻里(こしむら・まり/21歳/兵庫県出身/大学生)
4.稲川夏希(いながわなつき/21歳/東京都出身/大学生)
5.上村さや香(かみむら・さやか/23歳/東京都出身/大学院生)
6.光齋あかり(こうさい・あかり/19歳/兵庫県出身/大学生)
7.東莉子(ひがし・りこ/24歳/鹿児島県出身/大学院生)
8.寺嶋琴(てらじま・こと/20歳/神奈川県出身/大学生)
9.竹田聖彩(たけだ・せいあ/19歳/愛知県出身/大学生)
10.野田萌々子(のだ・ももこ/21歳/香川県出身/大学生)
11.東海林杏朱(とうかいりん・あんじゅ/17歳/東京都出身/高校生)
12.小川聖奈(おがわ・せな/21歳/神奈川県出身/大学生)
13.北原海葵(きたはら・みき/23歳/神奈川県出身/会社員)
1950年に初開催されたミス日本は、「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を審査し、将来、日本に元気や活力をもたらすような人物に成長することを願い、選抜や育成を行う。同大会からは、女優やタレントだけでなく。芸術家、音楽家、学者、医者、映画監督、会社経営者、財団代表、政治家、女将、主婦など、分野を問わず、活躍する女性を輩出している。