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2022/11/28 08:01
第35回ジュノンボーイグランプリは兵庫出身・17歳の藤本洸大さん、賞金50万円の使い道は「家族や大切な友達に恩返しがしたい」と告白
『第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』最終選考会が27日、都内で行われ、応募総数15,447人の中から兵庫県出身の高校2年生・17歳、藤本洸大(ふじもと・こうだい)さんが見事グランプリに輝いた。
「あなたの隣のすてきな男の子、推薦してください」をキャッチフレーズに、1988年にスタートした『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』は、これまでに、武田真治、原田龍二、小池徹平、溝端淳平、三浦翔平、菅田将暉、井手上獏など、数々のスターを生み続け、芸能界への登竜門として知られる、メンズオーディションの草分け的存在。
同コンテストの応募資格は、芸能事務所等に所属していない12歳から22歳の男子。フレッシュなスターの原石を求めて、昨年の最終選考会翌日から募集を開始。本年は応募総数15,447人から、エントリー選考によりBEST1000、全国6都市で行う地方予選・リモート選考でBEST150を選出。その、月刊誌『JUNON』誌上、公式アプリ『JUNON TV』、ライブ配信サービス『SHOWROOM』での「3次審査(人気投票)」によって、BEST150からBEST75、BEST30、BEST20、BEST10とサバイバル形式で候補選出。およそ半年にわたる選考を勝ち抜いた「BEST10」に、敗者復活者4人と「第1回ジュノン・スーパーライバー・コンテスト」グランプリ受賞者を合わせた15人がファイナリストとして、最終選考会に駒を進めた。
最終選考会では、審査員長(JUNON編集長)、ゲスト審査員の犬飼貴丈とIKKO、芸能事務所審査員、読者審査員の採点の合計で「グランプリ」と「準グランプリ」を決定。また、最終選考会前に行われた一般人気投票でランキング1位となったファイナリストには、フォトジェニック賞が授与される。
グランプリに輝いた藤本さんは、175cmの細身で小顔が際立つ兵庫県在住の高校2年生・17歳。高校に入ってから芸能界に興味を抱き、過去に同コンテストに応募した経験がある父の勧めで応募したそうで、学校ではクラス長としてクラス全体をまとめ、サッカー部ではキャプテン務めているという文武両道ボーイ。
第1次審査【自由パフォーマンス】では、ファイナリストたちがダンスやギター弾き語り、タップダンス、アクロバット、空手など、個性豊かなパフォーマンスで自身の魅力を最大限にアピールするなか、藤本さんは最終審査会のために1ヵ月前から始めたという和太鼓に挑戦。「今まで忙しいときや苦しいときに支えてくれた家族、大切な友達、そしてファンの方々に感謝の気持ちを込めて和太鼓の音をお届けします」と意気込みを語り、初心者とは思えない力強い和太鼓パフォーマンスを披露。パフォーマンス後、藤本さんが「特技とかあまり持ってなかったので、お母さんが(和太鼓を)提案してくれて、1ヵ月前から始めました」と明かすと、MCの吉村崇(平成ノブシコブシ)は、「太鼓初挑戦で、人前でたたくのも初めてなのに、よくあんな落ち着きもってやりましたね。素晴らしかった!」と絶賛。藤本さん自身もパフォーマンスの出来に関して「満点です!」と笑顔を見せた。
続く第2審査の【告白パフォーマンス】では、ファイナリスト一人ひとりが、ゲスト審査員のIKKOを相手に愛の告白を披露。告白シチュエーションやどんなセリフで想いを伝えるか、そして告白に合わせて洋服も自身でコーディネートするなど、ファイナリストたちが自己プロデュースして臨む告白審査だ。
例年は、ゲスト審査員がそれぞれの候補者の設定に合わせた芝居をするのだが、IKKOは「本当に?」「どこが良かった?」「ずっと一生続く?」などとアドリブを連発。告白が終わったあとも続けようとするIKKOに対し、吉村が止めに入り強制終了させられるという、これまでにない告白審査の展開に、審査を見守っていた犬飼は「こんなんでしたっけ?。35代じゃなくて本当に良かった(笑)」と語りつつ、「でも、アドリブ力とかも見られて、審査の対象になるので助かります」とコメント。IKKOワールドに翻弄されながらも、候補者たちは臨機応変なアドリブ力や対応力を発揮し、それぞれの個性や素の表情などが見られる告白審査となった。
グランプリの藤本さんは「幼なじみに近所の公園で告白」という設定で、「いっちゃん、急に呼び出してごめん。今日な、聞いてほしいことがあんねん」とIKKOのことを”いっちゃん”呼びし、二人の距離感を表現。そして、「俺らって、小さいことからずっと一緒やん。めっちゃ喧嘩しあったし、ホンマに迷惑かけ合ったよな」と振り返りつつ、「1回しか言わんから聞いてな。勇気出して言うな。俺はいっちゃんのこと、誰よりも大切に思ってる。俺はこれからもいっちゃんの一番近い存在でありたいと思ってます」と思いを伝える。そして「好きです。付き合ってください」と告白すると、IKKOは「いつでもウェルカム〜〜〜〜!」と満面の笑みで答えた。
審査がすべて終了し、迎えた結果発表。グランプリの発表の瞬間、笹沼彩子審査員長(『JUNON』編集長)から名前が告げられると、藤本さんは思わずガッツポーズ。前回大会グランプリの齋藤璃佑からトロフィーと目録を受け取ると、「本当に、本当にありがとうございます。今まで本当に……」と言葉を詰まらせながら、「すごく素敵な方々と巡り会えて、本気でグランプリを目指してここまで来ましたが、グランプリという誇らしい賞までいただけて本当に嬉しいです」と喜びをかみしめる。さらに、「このグランプリという賞は藤本洸大のスタート地点として、これからもめげずに謙虚に挑み続けたいと思います」と決意を新たにする。
笹沼審査員長は、藤本さんのグランプリ選出理由に対して「一番の大きな決め手は芸能事務所さんの票が圧倒的だったというところ」と説明し、「私から見ても藤本くんは今回、初挑戦の太鼓でしたが、練習段階から何の不安もない仕上がりっぷりで、それが彼の実力なんだろうなって思っています」と明かした。
グランプリ受賞後、大勢のマスコミを前に、初の囲み取材に出席した藤本さん。改めて受賞への想いを聞かれると、「もう最高です!」と笑顔を見せ、「受賞したときは泣いてなかったけど、家族も会場で見ていて、家族の顔を見たら涙が止まらなくなって、ステージ裏でめっちゃ泣きました」と告白。
ゲスト審査員として最終審査会を見守っていた犬飼は、「時代なのかわからないですが、僕が受けた10年前よりもあきらかにみんな場慣れしている感じがしてすごいなって思っていました」と明かすと、藤本さんは「僕はステージ裏でめっちゃ緊張していて、自分自身に『できる!できる!』『楽しむ!楽しむ!』って声をかけていました。なので、みんなすごいなって思ってました」とコメント。それに対して犬飼は「緊張したままいくんじゃなくて、楽しもうって転換できるのがすごい!」と称賛。また、グランプリ賞金50万円の使い道については、「応募した当初は本をいっぱい買って本棚を作るっていうのが目標でしたが、今は家族や大切な友達に恩返しがしたいです」と語ると、犬飼らは「わ〜、偉い!」と感心しきりだった。
高校ではサッカー部に所属しているほか、心理学にも興味があるそうで、「本を買って読んだり、息抜きがてら勉強してます」と語り、「クラスの代表とかまとめる役になったときに、クラスのみんながまとまってくれないという状況があって、そのときに人の気持ちってどうやって尊重しながら考えることができるのかなって思ったことがきっかけです」と心理学に目覚めたきかっけ説明。周りからどんなキャラクターと言われているかと聞かれると、「クールって言われたり、最近ではひねくれているって言われたりします、心理学とかやっているので」と苦笑いするひと幕も。
そんな藤本さんに対して犬飼は、「今、高校2年生ということで、高校時代、そして今の環境を最大限に楽しんでほしいなと思います。僕自身も高校卒業してこの仕事を始めて思ったことでもあって。あと1年ちょっとの高校生活を楽しんでください」とエールを送る。
憧れの俳優は「佐藤健」と明かし、「作品によって役柄が変わってくるのに、それにうまく対応していてカメレオンのようで素晴らしいなと思います」と語り、将来の夢については「いろんなことに挑戦し続ける人間になりたいですし、誰もみたことないような俳優になりたいです」と目を輝かせた。
【第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』最終選考会 結果】
■グランプリ:藤本洸大(ふじもと・こうだい)●2005年10月6日生まれ/兵庫県出身・兵庫県在住/17歳/高2/175cm/58kg/?型
■準グランプリ:吉田剛明(よしだ・たけあき)●2007年11月29日生まれ/大阪府出身・大阪府在住/14歳/中3/180cm/69kg/A型
■フォトジェニック賞:高野渉聖(たかの・ゆきあ)●2008年1月19日生まれ/福岡県出身・福岡県在住/14歳/中3/168cm/60kg/B型
■審査員特別賞:宗像隼司(むなかた・しゅんじ)●2001年8月24日生まれ/福島県出身・東京都在住/21歳/フリーター/172cm/55kg/B型