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2022/10/07 18:01
映画『カラオケ行こ!』主演のヤクザ役は綾野剛、中学生役はオーディションで選ばれた新星・齋藤潤に決定
和山やまの人気マンガを実写映画化する『カラオケ行こ!』のメインキャストが決定。絶対に歌がうまくならなければならない主演のヤクザ・狂児役に綾野剛、真面目だけど毒舌な合唱部部長の中学生・岡聡実役は、オーディションで選ばれた新星・齋藤潤が演じる。
原作は、合唱部部長の中学3年生が突然ヤクザにカラオケに誘われ歌の指導を頼まれるという奇抜なストーリー設定とゆるい笑いで、マンガ大賞2021第3位を始めマンガ賞に続々ランクインした累計55万部を突破した人気コミック。合唱部部長の岡聡実(おか・さとみ)はヤクザの成田狂児(なりた・きょうじ)に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。狂児には何が何でも歌が上達しなければならない理由があった。聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うことになるのだが、いつしかふたりの関係には変化が訪れる。
主演のヤクザ・狂児役には、『ヤクザと家族 The Family』「オールドルーキー」など映画・ドラマで様々な役を演じ分ける実力派・綾野剛。【中学生に歌の指導を頼むヤクザ】というこれまでにない一風変わった役柄に挑む。そして物語のカギを握る真面目だが毒舌、変声期に悩む合唱部部長の中学生・聡実役は、オーディションを勝ち抜き選ばれた期待の新星・齋藤潤に決定。オーディションを通して誰よりも成長し、そのパフォーマンスで山下敦弘監督や脚本の野木亜紀子ら審査員を魅了。綾野もオーディションの様子を見守り、決定後に早速綾野と齋藤の対面が実現した。今はハイレベルなレッスンを受けながら役作りの真っ最中。11月からいよいよ撮影がスタートし、23年の公開を目指して製作が本格スタートとなる。
監督は『リンダ リンダ リンダ』『味園ユニバース』など数々の人間ドラマに定評のある山下敦弘、脚本はドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「逃げるは恥だが役に立つ」、映画『罪の声』など多くの話題作を手掛ける稀代のヒットメーカー野木亜紀子。超一流の豪華クリエイター陣と実力派キャスト×フレッシュな新人キャストの組み合わせで和山ワールドを演出する。
■綾野剛 コメント
お話を頂いた時は、とても嬉しかったです。大好きな作品、魅力的な狂児を体感できる喜び、なにより和山やまさんの世界を、山下敦弘監督、野木亜紀子さん、信頼するチーム、スタッフ、そして聡実くん役として出会った齋藤潤くんと一緒に創作できるという色々様々な喜びが渋滞してます。映画を通して『カラオケ行こ!』の新しい魅力をさらに見つける事ができたらと、原作に敬意を抱きながら、映画としての表現を最後まで諦めず、皆さんにとって魅力的な作品になるよう努めて参ります。よろしくお願いします。
■齋藤潤 コメント
初めまして。この度、『カラオケ行こ!』で岡聡実を演じさせていただくことになりました。齋藤潤、15歳です。オーディションに合格した時は正直本当に信じられなくて、今は本当に嬉しいです。最終オーディションで初めて綾野さんにお会いしたのですが、本当にかっこいい方です。これからも頼らせていただきたいと思います!変声期という悩みを抱えている聡実くんですが、狂児さんとの出会いややり取りを通じて少しずつ気持ちが変わっていく…そんな変化をスクリーンから伝えられるような聡実くんを目指したいと思います。
≪プロフィール≫
2007年生まれの15歳。2019年デビュー以降ドラマ、CM、MV、映画等に出演。小学館「アオアシ」スペシャルムービー『4月のキックオフ』では主演を務めるなど今後活躍が期待される。
■山下敦弘監督 コメント
綾野くんとは何度か面識はあるが、一緒に映画を作るのは初めて。ストイックな印象のある綾野くんが、どんな“狂児”をイメージし、撮影までに仕上げてくるのか?監督として、楽しみでしょうがない。
オーディションで選ばれた齋藤潤くんも、もちろん一緒に映画を作るのは初めて。様々なハードルがある“聡実“という役を演じるのはかなり大変だとは思うが、良い意味でまだ未完成な齋藤くんが、綾野くんの演じる“狂児“をどう感じて、どんな影響を受け、“聡実“を演じきるのか?たぶん、この映画の肝はそこにかかっていると思う。
■原作・和山やま コメント
綾野さんに狂児を演じてもらえるのはとても光栄に思います。どの役も魂を込めて演じられているお芝居に心を打たれていたので、狂児という役を安心してお任せできると思いました。
齋藤さんを拝見したときは、なんてバランスのいい方なんだ…と驚きました。きっとどんな役もこなしていかれる役者さんだと思い、そんな齋藤さんの聡実くんはスクリーンでどう輝くのでしょう。
映画化がますます楽しみになりました。
≪製作陣からキャストに寄せてコメント≫
■KADOKAWA 二宮直彦プロデューサー
綾野剛さんとは映画『楽園』でご一緒しました。その時の真っすぐでストイックな取り組みを間近で見て、是非もう一度と考えていました。強面だけど紳士的で不思議な魅力を持つヤクザ・狂児をきっと誰よりも大切に演じていただけると思いオファーさせていただきました。彼が以前から和山やま先生の大ファンである事も知り、我々の思いは確信となりました。
聡実くん役を射止めた齋藤潤くんはオーディションを通じて誰よりも成長し、更なる可能性を感じて選ばせていただきました。超えなければいけない壁は多くありますが、綾野さん演じる狂児とどう共鳴して聡実くんが出来上がっていくか非常に楽しみです。
■KADOKAWA 文芸・映像事業局 映像企画制作部 部長 若泉久朗
※若泉は元NHKドラマプロデューサーで、22年6月1日より現職。
綾野剛さんとはNHKのドラマ10「セカンドバージン」が初めてでした。鈴木京香さんの息子役で抜擢されました。大胆でしなやかなで動物的な存在感が鮮烈でした。その後の大活躍を予感させる色気がありました。今回オーディションで選ばれた齋藤潤くんはかつての綾野剛です。綾野さんの役は静かで紳士的な、しかし恐らくは一番こわい、不思議なヤクザです。彼が演じる大人の男が、かつての綾野剛を相手にどんなエモーションを作り出すのか?待ち遠しいです。KADOKAWAにはヤクザと少女の傑作映画『セーラー服と機関銃』があります。薬師丸ひろ子さんが大ブレイクしました。本作はヤクザと少年です。齋藤潤くんが素晴らしいのは、相手の顔をしっかり見て臆せずにセリフが言えることです。これは簡単なようでなかなか出来ません。それが出来ない若手俳優は大勢います。齋藤潤くんはすでに身につけています。与えられた空間にしっかり立てています。みずみずしい傑作の誕生を予感しています。