『第55回ミス日本コンテスト2023』のファイナリストを決定する大会の一つ「東日本地区大会」が23日、東京・京王プラザホテルで行われ、厳正な審査の末、来年1月に行われる予定の『ミス日本』本戦に出場する地区代表7名が決定した。今回のファイナリスト中最年少、17歳の東海林安朱（とうかいりん・あんじゅ）さんは「勉強会で吸収したものを糧に、1月の日本大会まで頑張って行きたいと思います」と決意を語った。

　東海林さんは168cmの長身とすらりと伸びた手足で、モデル・女優として活動する17歳。「スカウトがきっかけなのですが、ミュージカルに出たり、スチール撮影等をさせていただく中で、私は本当にモデルの活動や、人の前に出て自分の意見を伝えたりすることが好きなんだなということに気付きました」と自身の活動で得ている充実感を語る。

　そして「コロナ禍で人同士の関係が希薄になってしまったり、自分の想いを伝えられる機会が減ってしまったとを残念に感じていました。しかし、ミス日本という機会を得ることで、自分の想いを知識とともに伝えられたらと考え、応募しました」と、ミス日本に挑戦したきっかけを明かした。

　東日本地区大会では、周囲は大学生や社会人がほとんどで、「17歳で、まだ人生経験も少なくて、スポーツウェア審査の時に聞いた皆さんのお話が本当に良い話で…。私はこれと同等のことをお話できるのだろうかと心配でした」と、感じたそう。しかし「私なりに準備してきたものもありますし、率直な気持ちを伝えようと思って頑張りました」と思い直し、自身の経験に根差したスピーチで、審査員の評価を得た。

　　今後の勉強会、そして本大会への意気込み、そして今後の目標を聞くと「経験が浅い分、たくさん吸収できると思うので、吸収したものを糧に1月の日本大会まで頑張って行きたいと思います。身近な事でも自分の気持ちを伝えることで、納得してくださったり心安らいでくださったりすることがあったので、女優やモデルの活動をしながら、自分なりに発信できたらいいなと考えています」と語った。

　ミス日本コンテストは「日本らしい美しさ」磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。「日本らしい美しさ」として３つの美（内面・外見・行動）を掲げ、これを備えた女性を数多く輩出している。東日本地区大会は東西2地区に分かれて行われる大会の一つ。選ばれたファイナリストたちは来年1月開催予定の『第55回ミス日本コンテスト2023』に向けて、事務局の用意した特別な勉強会に出席し、ミス日本のテーマである「内面・外見・行動」の3つの美を磨いていく。