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2022/08/16 12:01
”令和の野球少女”、池田朱那の全力野球プレーが話題 高校野球中継内で放送のショートドラマ『ふたりの背番号4』が最終回
ABCテレビ「全国高校野球選手権大会中継」の試合間インターバルで放送される、実話を元にしたショートドラマ『ふたりの背番号4』。小学校時代から7年間野球に打ち込んでいた俳優・池田朱那の全力の野球プレーシーンも話題の同ドラマが16日、最終回を迎える。
2019年に始まり3作目となる高校野球ショートドラマ。今年は、コロナ禍で夏の高校野球が中止となった2020年、実在の栃木県立鹿沼高校で繰り広げられた、県下唯一の女子選手・木村百伽(きむら・ももか)さんの実話に基づいた、オリジナルストーリーが描かれる。
高校野球ではルール上、女子選手は試合に出られず、背番号をもらうこともない。それでも、高校3年間を野球に捧げ、男子選手と一緒に厳しい練習に励んだ一人の女子選手が迎える3年最後の夏は、どのようなものだったのか…1話4分という短いストーリーの中で、球児たちの想いや葛藤が溢れ、「こんなに短いのに号泣です」「4分という限られた時間の中でとても大事なものを思い出させてくれた」「もはやこれ目当てに高校野球見てる」「明日が待ち遠しい」など、SNSで話題になっている同作が、16日に最終話を迎える。
本作の主人公・川瀬遥香を演じるのは、小学校時代から7年間野球に打ち込んでいた“令和の野球少女”池田朱那。自身も男子選手と一緒にプレーしていた経験があるからこそ、彼女にしか出せない主人公の葛藤や想いの強さが表現されている。また、吹き替え無しで挑んだ素振り、投球、シートノックなどのプレーシーンには「池田朱那さん、上手いなあ…」「野球経験者なんだね!通りでフォームが綺麗」「野球ガチ勢な池田朱那さんの立ち回りを見ているだけでも楽しめる」など賞賛を集めている。
池田は「まさに熱闘!高校球児に毎日元気をもらっています!私、池田朱那が主人公を演じています『ふたりの背番号4』がとうとう最終回を迎えます。7年間男の子の中に混ざって野球を続けた私だからこそ分かる遥香の気持ちがたくさんありました。最後のシーンはお芝居なのか、素なのか、自分の中にたくさんの感情が入り混じっています。高校野球では女の子はどんなに頑張っても公式戦に出ることは出来ないけれど、野球が好きだという一心で走り続けた時間は決して無駄ではないし、仲間と培ったその3年間の絆は一生の宝になる。私もこの作品で、遥香のおかげで、かけがえのないものをたくさんいただきました。このキャスト、スタッフの皆さんだからこそ素敵なドラマができました!『ふたりの背番号4』最終回では、遥香やチームの仲間の3年間の集大成を是非見守ってください」とコメントしている。
ミニドラマ『ふたりの背番号4』はABCテレビ高校野球中継内で試合と試合の間に放送(関西地区)。またTVer GYAO! ではこれまでの放送を全話配信中。
■『ふたりの背番号4』
2018年4月、栃木県立鹿沼高校に一人の女子生徒が入学する。名前は川瀬遥香(池田朱那)。親友の茂木麻友(紺野彩夏)から「帰宅部になってJK生活を満喫しよう」と誘われても応じず、県下唯一の女子選手として野球部に入部することを決意する。初めは男子の体力になかなかついてくことができない遥香だったが、努力の甲斐あって、周りと遜色ないプレーができるまで成長するのだった。
遥香のポジションは、同級生の園田晴道(藤枝喜輝)と同じセカンド。体力や体格の差を言い訳にせず、努力で男子同等の技術を身につけていく遥香だが、どんなに上達しても遥香には男子と同じようにできないことが一つあった。それは、“甲子園"を夢見ること。高校野球では、女子選手は公式試合に出場できないという厳然たるルールがあるからだ。
そして迎えた2020年。3年生になった遥香たちを衝撃のニュースが襲う。コロナ禍による戦後初の甲子園大会中止。目標を失った園田たちは、バットを握る気力すらなくしてしまう。だが、そんな時でも遥香は、一人黙々と自主練習を続ける。甲子園はおろか、試合に出るという目標すら持てない遥香の境遇を初めて理解した園田は、ルールを超えてでも遥香を公式試合の舞台に立たせたいと願い、熊田監督(橋本じゅん)に直談判をする。
そして訪れる3年最後の夏。試合前の最後のミーティングで、部員たちに背番号を配り終えた熊田監督は、「もう一つ知らせがある」と告げ、遥香に背番号「4」のついたユニフォームを渡す。熊田監督が高野連に掛け合い、独自大会の始球式を遥香が投げられることになったのだ。高校生活3年間で初めての背番号をもらい、公式戦のマウンドに立てることを喜ぶ遥香、そして園田と麻友。いよいよ、遥香たちの最後の夏が始まろうとしている。























