“アイドル歌唱力No.1”を決定するライブイベント「DIVAチャン！」が10日に有観客で開催され、CS日テレプラスにて生中継された。圧倒的な歌唱力を持つ12人の“歌うま”アイドルが集結し、トーナメント形式でガチンコ対決。優勝者には日向ハル（フィロソフィーのダンス）が選ばれた。

　普段はグループで活動する出場者たちがソロで登場し、持ち歌以外のヒットソングから選曲してカバーし、個性あふれる歌声とキャラクターを披露し、熱戦を展開した。熾烈なトーナメント戦で決勝に勝ち進んだのは、工藤みか（群青の世界）、天神・大天使・閻魔（キングサリ）、日向ハル（フィロソフィーのダンス）の3人。工藤は正統派のストレートな歌声で、DISH//「猫」を情感たっぷりに熱唱。閻魔はセクシーな歌唱で独自の空気感をつくりあげ、椎名林檎「本能」を披露。日向は緑黄色社会「Mela!」に持ち前のパワフルなボーカルで歌い上げた。

　緊張の結果発表では、満場一致で優勝者は日向に決定。思わず天を仰いだ日向は、笑顔で「ありがとうございます！」と飛び跳ねてファンに手を振り、全身で喜びを表現した。。MCの峯岸みなみから「今のお気持ちは？」と尋ねられ、日向は「こういう大会は先に結果が決まってるのかなと思って。決勝手前くらいで落とされると思ってたんですよ(笑)」と笑わせながらも、「褒めていただいて、大好きな歌で優勝できてとっても嬉しいです！」と感想を述べた。

　審査を務めた小野正利は「決勝の3名は色が違ったので、本当に審査も困った」といい「決め手は、日向さんの歌を聴いている最中に“俺いま歌でノッてる”と気づいたんです」と語り、オケのリズムではなく日向の声に乗せられたと絶賛した。また、早川博隆は「僕も同じでノッちゃいました。素晴らしい歌でした！申し分ないです」、橋元恵一も「自分の曲みたいに昇華できていた」と称賛を送った。

　MCとしてアイドルの先輩としてイベントを見守った峯岸は、「私自身アイドルという経歴がありますが、“アイドルってカッコいいんだぞ”と、アイドルという職業が今までよりもっと誇らしくなるような一日でした」と出場メンバー一同の頑張りに感動。さらに、「まだまだ歌がうまい子、魅力がある子がたくさんいると思うので、今回だけで終わらせずぜひ2回、3回と、この『DIVAチャン！』続けていきたいなって思いました」と次回開催を熱望した。

　見事栄冠を手にした日向は、8月26日（金）〜28日（日）に横浜アリーナで開催される「＠JAMEXPO2022」のメインステージ「ストロベリーステージ」で8月27日（土）にソロ歌唱を披露することが決定！日向は、「普段ソロでライブする機会はなかなかないので、自分の魅力が出せるようにいっぱい考えて全力で頑張りたい！」と次回開催への意気込みを語った。なお10月には緊張のステージの裏側に密着したスぺシャル番組が放送される。

■「DIVAチャン！〜アイドルで一番歌がウマいのは誰？〜」

【出場メンバー】
葵うた（PaletteParade）、天神・大天使・閻魔（キングサリ）、太田里織菜（愛乙女☆DOLL）、楓フウカ（クマリデパート）、工藤みか（群青の世界）、佐藤まりん（chuLa）、佐野心音（PeeltheApple）、清水理子（虹のコンキスタドール）、竹内月音（ナナランド）、中島優衣（アイドルカレッジ）、西野みやび（メイビーME）、日向ハル（フィロソフィーのダンス）※五十音順