WACK所属アーティストの楽曲を数多く手掛けてきた松隈ケンタ率いる音楽制作プロダクション・SCRAMBLESが楽曲を提供したガールズロックグループ・MELiSSAが、8月11日・SHIBUYA CYCLONEで開催される「MELiSSA LAST LIVE『THE LONG GOODBYE』」にて現体制ラストを迎える。現メンバーのMiSAKi、AiNAにMELiSSAへの想い、ラストライブ後への展望について話を聞いた。

■MiSAKi、AiNA（MELiSSA）インタビュー。

――MELiSSAに加入してから現在までの活動にはどんな想いをいだいていますか。

【MiSAKi】「私自身、アイドル活動や芸能活動自体が初めてで、初めての活動がMELiSSAだったんです。人前に出ることや自分の見せ方もわかっていなくて、最初の1年は探り探りでした。その時は全力で必死にやっているんですけど、2年間活動すると、改めて今までのライブやSNSを見直したとき、写真も顔もメイクも、パフォーマンスも歌もダンスも、ちょっとずつ上手くはなっているなというのを体感します。人前に出ているからこそ、もっと可愛くなりたい、もっと綺麗になりたいって意識して、自分を磨けた2年間だったなって思います。濃密で充実度の高い2年でした」

――特に変化が起きた出来事は？

「MELiSSAはメンバー編成が何回か変わっていて、私たちも追加の新メンバーとして入っているんです。私たちが入った後にも2回先輩が卒業して、今の5人になってからは、自分たち主導で、自分たちから発言して行動を起こさないといけない、受け身じゃなくて攻めの姿勢でやって行かないと自覚して、さらに成長することができましたね」

――AiNAさんはいかがですか？

【AiNA】「私は、今とは全く別ジャンルのグループに2回ほどいて。無理をしていることに気付いたり、自信が無くて辞めてしまって。それでもアイドルが大好きで、ステージに立ちたいという気持ちを持っていました。次は自分の好きな音楽でやって行きたいと思っていた時に、MELiSSAの募集を見て合格しました。猫をかぶってやっていたアイドルの時より、自分たちの楽曲に気持ちを込めて、歌詞を理解して歌えることで自信が付いて。環境で人は変わっていける、変わらなきゃいけないのは自分自身だということに気付けたのもこのグループのお陰で、どんどん変わっていけた2年間だったなって思います。なによりMELiSSAが自分の生活の一部、自分がMELiSSAでいることが当たり前ということになったのが大きな変化でした」

――今までのMELiSSAの活動で印象に残っていることは？

【AiNA】「初めてワンマンをやらせていただいたときのことが、めちゃくちゃ印象に残っています。今までのMELiSSAの集大成を見せるのがワンマンという想いで臨みましたし、これからを観ていただくためのワンマンでもあったし、いろんな感情がこもったライブだったので、準備期間からすべてが思い出深いです」

【MiSAKi】「私がアイドルに詳しくない頃でも知っていた『東京アイドルフェスティバル】とか、『＠JAM』という大型のイベントや、有名な会場でのライブに出られたことが印象深かったです」

――8月11日の現体制ラストライブに向けての意気込みをお願いします。

【MiSAKi】「今のMELiSSAが終わっても、私たちは活動自体を続けるという発表はしているんですが、今のメンバーで、今のこの日この時間にMELiSSAとしてライブをすることは8月11日までしかない、今のメンバー5人で、この歌で、ダンスで届けられるMELiSSAは今しか見られないということを、今一本一本のライブをしながら自分たちでもすごく感じています。踊っているといつも目線が合うメンバーとか、いつもここで同じダンスをしているメンバー、いままではそれが当たり前だったんですけど、終了の日程が確定したことで当たり前が当たり前じゃなくなった気がして…。だからファンの皆さんにも、今のMELiSSAは今しか見れないよっていうのを伝えたいとずっと思っています」

【AiNA】「私はまだあんまり実感が無くて。MELiSSAは食べることとか寝ることと同じだったので、それが無くなることが想像つかなくて。めちゃくちゃ大切なものって失くしたいと思わないのに、ラストライブって自分から失くしにいくようなものじゃないですか？だから8月11日になってからじゃないといろいろ実感が湧いてこないのかなって思う。先日MELiSSAの主催ライブをやらせたいただいたとき、たくさんのグループが出演したなか、MELiSSAの為に最後まで残ってくださったお客さんがたくさんいて。思った何倍も愛されていたグループだったということを、今更ながら感じています。皆さんにたくさんの愛をいただいた分、残りの期間で、愛を愛で返していきたいなって思います」

――ラストライブのその先、お二人と活動する仲間を募集することになります。どんな人と出会いたいですか？

【MiSAKi】「私はアイドル経験がない状態でMELiSSAをやってきたので、経験は気にしません。歌が苦手、ダンスが苦手でも上手くなりたいとか、ステージに立ちたいとか、アイドルになりたいとか、強い気持ちがあればできると思うし、今後伸びていくと思うので、向上心があって、積極的で前向きな子と一緒に活動できたらいいなって思っています。絶対に良い方向に変われると思うので」

【AiNA】「私は逆にアイドルを経験して来たので、アイドルを辞めちゃったけどまたやりたいという子も歓迎したい。正直、アイドルを辞めた子って、ハンデついてるなぁって考えちゃうこともあるんですけど、私は2回辞めていても入れていただいていたので。それよりもグループを好きでいてくれる方がいいなって思います。自分がそのグループのメンバーだという自覚を持っていないと、上手くいかないと感じているので、グループが好きで、自分たちの目の前にあるものすべてに向き合うことができる子に来てもらえたらいいなって思います」

■ガールズロックユニット・MELiSSA 後継ユニットメンバーオーディション
締め切り：8月31日
応募資格：18歳以上の女性。学生は基本的に不可（要相談）。音楽活動経験者優遇。
※詳細はデビューに掲載中。

■MELiSSA今後のライブ予定
8/10：BLUE ROSE主催LIVE vol.10／GOTANDA G2
8/11：LAST「THE LONG GOODBYE」／SHIBUYA CYCLONE