綾瀬はるか、石原さとみらを輩出した『第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン』や、川口春奈・杉咲花・福原遥らに続く未来のスター候補を発掘する『研音ガールズオーディション』、6年ぶりとなる「東宝シンデレラ」オーディション（募集は終了）など、芸能事務所の大型オーディションが目白押しの今夏。オーディションサイト『デビュー』では、“オーディション”を経て芸能界デビューを果たした、先輩スターの【オーディションエピソード】を紹介。今回は、美女コスプレイヤーとして注目を集める一方、『99.9 -刑事専門弁護士-』監督演出舞台への出演や中国武術大会で3位に輝くなど、幅広く活躍中のすみれおじさんにインタビュー。芸能界デビューを掴みとるまでに努力したことや、初仕事の思い出、今後の目標などを聞いた。

【アセティア所属／すみれおじさんインタビュー】

――芸能界に憧れたきっかけは？

【すみれおじさん】「Fateシリーズの玉藻ちゃん（玉藻の前）のオフィシャルキャストに近づけるのであればやれることはやりたいと思って活動を始めました。アクションを伴うコスプレのお仕事をするために頑張っています」

――現在の所属事務所に所属した経緯を教えてください。

【すみれおじさん】「海外のアニメフェスへの出演オーディションを受けたことがきっかけです。当時のイベント運営の担当者がいまのマネージャーなんですが、現場での仕事ぶりを評価していただいて業務提携を結びました」

――応募書類では、特にどんなことをアピールしましたか？

【すみれおじさん】「とにかく写真が一番だと思います。顔に影が入らないようにすることが一番ですね。あとは自分の肌に合った服を選ぶとか、カラコンを入れるのであれば反射率の良いものとか、色々と細かく考えることはあります」

――面接審査ではどんなことをアピールしましたか？

【すみれおじさん】「私の場合は出演イベントの後に一緒に仕事をしようと誘われました。自分のことを主張するのではなく、きちんと相手の話を聞いて会話をするということが大切なのかなと思います」

――芸能界デビューを掴み取るまでに、どんな努力や準備をしていましたか？

【すみれおじさん】「私の場合はコスプレなので、流行りのメイクの研究やウィッグセットをどのようにするのかなどを常に考えていました」

――デビューして一番驚いたことはどんなこと？

【すみれおじさん】「顧問弁護士をつけているほか、労災保険に加入できるよう配慮してくれているなど、タレントの安全を守るための取り組みをしていることに驚きました」

――初めてのお仕事での思い出や印象に残っていることは？

【すみれおじさん】「はじめてのお仕事がブラジルのアニメフェスでした。いきなり2000人の前でライブをさせられたり、メディアの囲みを体験しました」

――この仕事の楽しさ・魅力をどんなところに感じていますか？

【すみれおじさん】「版権許諾をもらって、コスプレが堂々とできることはすごく魅力的です」

――逆に大変だなと感じていることは？

【すみれおじさん】「自分の行動や言葉に責任を持たなくてはいけない、というのが一番大変です。あとは台本を無視して他人を下げるような発言をしてくる人もいたりするので、すごく怖いです」

――所属事務所はどんな雰囲気ですか？

【すみれおじさん】「事務所にかわいいポメラニアンが2匹います！ マネージャーはお父さんみたいな人で、細かく相談をすると何時間でも付き合ってくれます。ワガママを聞いてくれる代わりに、仕事の内容が甘いとすごく叱られますし、要求してくることもレベルが高くてすごく大変です。でも、スキルアップのためにアクションを習いたいとかワークショップに行きたいと相談すると、事務所の方でお金を出してくれたり投資してくれます。ほかの子は30万円するMacBook Proを買ってもらって、プログラムのスクールに通わせてもらっていたり本気の意思を見せるときちんと対応してくれるところです。でも、事務所の人は基本的に常に仕事に追われているので、積極的に連絡をしないと本当に何もしてもらえずに忘れ去られてしまうというところもあります」

――マネジャーさんやスタッフさんからのアドバイスで一番心に残っていることは？

【すみれおじさん】「クライアント第一優先で動くことです。もう一度使ってもらえるように成果をきちんと出していくことが一番大切だと教わりました」

――これまでで一番影響を受けた人は？

【すみれおじさん】「横山誠監督。撮影に参加させていただいた時に役者としての心構えを厳しく教えていただきました」

――最後に今後の夢・目標を教えてください！

【すみれおじさん】「中国武術をやっているので、2.5次元舞台や特撮作品のほかアクションを伴うコスプレのお仕事をしたいです」

◆担当マネージャー・スタッフからの推薦コメント◆
「中国武術の大会で3位を受賞するほどに努力を重ねてきました。アクションと演技ができるだけでなく、大舞台でも緊張をきちんと飲み込めるメンタルを作り込んでいるのでどんな仕事に送り出しても大丈夫という安心感があります。ただ、言葉に対する責任に対しては苦手意識が強いため、はじめての現場でもポテンシャルを発揮できるように少しずつ慣らしていければと考えています」

【プロフィール】
すみれおじさん●1994年12月16日生まれ、東京都出身。特技 ：中国武術（南拳、四大兵器）、水泳、 歌唱、 ウィッグセット、 メイク。趣味 ：コスプレ、 ゲーム、 まんが、 お菓子作り。
国内外で活動するプロのコスプレモデル。Yahoo!ニュースやPR TIMESリサーチで1位を取る宣伝効果の高さを誇るエバンジェリスト。近年では仮面ライダーシリーズ・鈴村展弘監督やドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』木村ひさし監督舞台に出演するなど、女優としても注目される。