「第8回日本制服アワード」女子グランプリを受賞し、映画、ドラマ、舞台等で幅広く活躍中の女優・竹内詩乃。彼女の初めての写真集『内緒』（ワニブックス）が、二十歳の誕生日である2022年7月15日に発売される。10代最後の1年間をかけて撮影した初写真集の撮影エピソード・見どころ、今後の活動への意気込み、そして今年も募集が始まる制服アワードについて話を聞いた。

■竹内詩乃インタビュー

――初めての写真集を作りますという話を聞いたときはどう思いました？

【竹内詩乃】「素直に嬉しかったんですけど、“1年かけて撮って写真集にするよ”って言われていたので、撮影の間は、本当に写真集になるのかなぁって（笑）。でも今出来たものを見て、あ、本当に写真集になるんだって実感しました」

――写真集は春からスタートしていますが、撮影した順番もその通り？

【竹内】「去年の4月から今年の2月まで、春夏秋冬の順番で撮りました。4月は制服アワードでグランプリを獲って、高校を卒業したばかりの時期です。季節ごとにいろんな種類の制服を着ているので、それもすごく楽しかったです」

――出来上がった写真集を手にしての感想は？

【竹内】「自分が写真集になるのが信じられなくて。全部自分の写真なんですけど、本当に自分なのかなって、今も違和感があったりします（笑）。自分で見て、最初の頃と今とは顔が違うなあって思うんですけど、成長しているんですかね？　コンセプトとして、和のものが好きな私の意向を汲んでくださって。浴衣の柄を選ぶところから参加させていただきましたし、ロケに使った古民家みたいな家も好きだから、ノリノリで撮影していました！」

――何か新しい発見はありましたか？

【竹内】「大人っぽい表情や、ふとしたときに撮ってもらった表情は、あまり自分では見たことが無い表情なので新鮮でした。あと夏の写真は全部素です（笑）。夏の撮影は、水遊びしたり、海にも入れたりして楽しくて」

――中でもお気に入りのカットはありますか？

【竹内】「夏に海に入ったり、浴衣を着ていたりするショットが好きですね。砂浜で横になっているビキニのカットは、自分でもインスタに載せちゃうぐらいお気にいりです！　逆に秋は、夏が終わって心が寂しい感じだったので、だんだんしっとりした表情になっていて、それもお気に入りです」

――秋のパートで、涙をこぼしているアップの写真はインパクトがありますね。

【竹内】「本当は泣いているところを撮る予定ではなかったんですが、私単純に寒いのが苦手過ぎて、寒くて泣いてました（笑）。向かい風が吹いてくるとすぐに涙が出て来ちゃって。カメラマンさんがそのタイミングで撮ってくださったんです。そんな風に狙って撮っていないから、自然な写真だなと思いました。ちなみに秋が髪は一番短いです」

――撮影の時に印象に残っているエピソードはありますか？

【竹内】「いろいろあるんですけど、冬の雪山がすごく寒すぎて凍えそうでした！　群馬のスキー場で撮ったんですが、写真では元気に見えて、カメラが向いてない間はずっとカイロを握りしめてました。最後のほうは指先の感覚が無くて、ヤバかったです！人生で一番寒くて、寒さで死を感じたのは初めてでした。前日は温泉に入ってすっごい体を温めて行ったんですけどね（笑）」

――今回はランジェリーなど大胆なショットにも挑戦しています！

【竹内】「すごく緊張しました！　撮影が始まる前まで楽しくノリノリだったんですけど、いざカメラの前に立つと恥ずかしさもあって、照れながら撮ってました。なかなか慣れませんでしたけど、一つ殻が破れて成長できたと思います！　この撮影をしたお陰で、怖いもの知らずになれたかな。これ以上緊張することはないだろうし、どんな撮影でも余裕ができるんじゃないかなって思いました」

――初写真集は詩乃さんの魅力が詰まった名刺代わりの一冊になりましたね。

【竹内】「元々私のファンだという方にはもちろん見ていただきたいんですが、私を知らなかった方にも、私の素の表情やいろんな姿をお見せできる機会だと思うので、たくさんの方に手に取ってもらえたら嬉しいです。1年間をかけて撮った、私の成長記録みたいなものなので」

――二十歳の誕生日である7月15日に発売となりますが、19歳の1年間はいかがでしたか？

【竹内】「19歳って、ずっと中途半端な年齢だなって思ってたんです。大人でもないし、高校生ブランドを掲げられるわけではないから。どこにも属さない1年なのかなって思っていたんですけど、この1年をかけて写真集を撮っていただいたお陰で、私の19歳は良い1年になりました！」

――二十歳になったらやってみたいことはありますか？

【竹内】「私は思い立ったらすぐに行動しちゃうので、10代に思い残すことはないんですが、20歳になったら新しく習い事を始めたくて。私、琵琶を習いたいんです。先日までアニメの『平家物語』がやっていたんですが、その影響で琵琶を弾きながら平家物語を語りたいなって思ってます（笑）。私、一度ハマったものはずっと持続するんですよね。御朱印集めや一人旅も好きですし、なんなら明日から京都に一人旅に行くんです」

――仕事の面では、今後どんな活動をしたいですか？

【竹内】「グラビアのお仕事もすごく楽しいので、この先もやって行きたいですし、モデルもやりたい。でも一番は女優をやりたいと思っています。制服を着て青春漫画の実写化のヒロインを演じたいですし、和物が好きだから時代もので十二単を着てみたい。制服を着る仕事は、似合ううちに早くやりたいです（笑）」

――話は変わりますが、詩乃さんがグランプリを受賞した『日本制服アワード』の第10回の募集が7月1日から始まりました。“日本一制服が似合う女子”の先輩からアドバイスをお願いします。

【竹内】「制服が好きで、その魅力を伝えたいと思っている方に、ぜひ受けてもらいたいです！私は5回チャレンジしてやっとグランプリを獲れたので、もし今回がダメでも来年以降取れる可能性もあるから、みんな頑張ってほしい！　私も4回目までは面接で言う事を細かく考えて、ニコニコ笑顔で審査を受けていたんですが、5回目の時には“もういいや！”って、何も考えず、すごく素の状態でオーディションに行ったんです。それが結果的に良かったので、無理して緊張しないで、ありのままの自分を見せるつもりで臨んでほしいです。そして、私の初写真集『内緒』には、いろんな制服のショットが収録されているので、ぜひこれを見て見て参考にしてください（笑）」

■竹内詩乃（たけうち・しの）プロフィール

竹内詩乃（たけうち・しの）●2002年7月15日生まれ、千葉県出身。趣味：スロージョギング・読書・キャンプ・御朱印集め。特技：バイオリン・空手・フラダンス。主な出演作は、藍坊主「群青」Music Video、テレビ朝日「相棒 Season17」第16話、TOKYO MX『おじさんが私の恋を応援しています（脳内）』、映画「私たちは、」「彼女が好きなものは」など。イトーカンパニー所属。

■竹内詩乃ファースト写真集『内緒』
2022年7月15日発売
ワニブックス刊
撮影：唐木貴央
定価：3300円（税込）
体裁：A4判並製112ページ

　日本をこよなく愛し、好きなものは抹茶、推しメンはかの菅原道真公。そんな竹内詩乃の写真集は春夏秋冬、移り変わる日本の四季とともに撮影が行われた。春は桜並木、夏は海と古民家、秋は紅葉、冬は雪原。そして写真集では制服アワードグランプリということもあり、様々な制服姿も登場している。
　雑誌で水着姿を披露するなど、グラビアアイドル顔負けのプロポーションを持つ彼女。写真集では初挑戦のセクシーなランジェリー姿や一糸まとわぬチャレンジカットも収録。さらに付録のメイキングDVDは収録総分数が約80分におよぶ大ボリューム。10代最後の1年を一緒に過ごしたかのように思える写真集に仕上がっている。
　なお7月16日（土）にはSHIBUYA TSUTAYAにて発売記念イベントが開催される予定。