車いすアイドル・猪狩ともかが伝えるノーマライゼーションの必要性「日常の中に車いすがある社会の実現に貢献したい」 | ニュース | Deview-デビュー

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2022/04/19 17:01

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車いすアイドル・猪狩ともかが伝えるノーマライゼーションの必要性「日常の中に車いすがある社会の実現に貢献したい」

仮面女子の猪狩ともか。
仮面女子の猪狩ともか。

 地下アイドルグループ『仮面女子』のメンバーで“車いすアイドル”として活動する猪狩ともかが、ソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」が主催するトークセッションイベントにゲスト出演。アイドルを目指したきっかけから、事故からの復帰、そして今後の展望について語った。

 猪狩は、かつて就職活動に行き詰まったとき、幼い頃憧れであった『モーニング娘。』のようなアイドルになりたい、という心の底にあった思いと向き合い、2014年にオーディションを受け、地下アイドルグループ『仮面女子』としての活動をスタート。

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 長い下積み期間を経て、正規メンバーに選抜された矢先に、不慮の事故に見舞われ、脊髄損傷による両下肢麻痺のけがを負い、車いすでの生活を余儀なくされる。しかし彼女の中にはアイドル『仮面女子』を辞めるという選択肢は無く、どうしたら活動を継続できるかを考え、周りのスタッフやメンバー、ファンの方からの期待に応えたいという思いで芸能活動を再開。その後“車いすアイドル”として活動の幅を広げていく。

 車いすアイドルとしての活躍を聞いたビクトリア大学の長野放(ながの・はなつ)教授に声をかけられ、『ともか・リジェネレーション・プロジェクト(TRP)』を始動。失われた運動機能を回復し、再び自分の脚で立ち上がることを目標にしたこのプロジェクトで、リハビリにも励んでいる。

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 猪狩は2020年に卒業を宣言したが、卒業ライブがコロナの影響で延期になったこと、そして自身が作詞した楽曲『ファンファーレ☆』が1stアルバムに収録されたことが重なり、卒業宣言を撤回。現在はYouTubeでの配信や作詞家としても活躍している。今後はSNS等での発信を通じて「車いすをより身近に感じ、日常の中に車いすがある社会の実現に貢献していきたい」と展望を語った。

■猪狩ともかプロフィール

<経歴>
・1991年12月9日生まれ、埼玉県出身。
・2014年 地下アイドルグループ『仮面女子』の見習い生として芸能活動開始。
・2017年2月 『スチームガールズ』として加入。
・2018年4月11日 強風で倒れた案内板の下敷きになったことが原因で脊髄損傷のけがを負う。
・2018年8月26日 車いすに乗ってライブステージへ復帰。
・2020年2月17日 同年9月17日に開催するワンマンライブでグループを卒業しソロ活動をすることを発表する。しかし、新型コロナウイルスの影響によりライブが延期となったこと、発表された初アルバムに自身が作曲した『ファンファーレ☆』が収録されることと重なって、卒業を撤回。現在はYouTubeでの配信や作詞家としても活躍。

<著書>
『100%の前向き思考――生きていたら何だってできる!一歩ずつ前に進むための55の言葉』(東洋経済新報社2020)

関連写真

  • 仮面女子の猪狩ともか。

  • 仮面女子の猪狩ともかが「ワクセル」トークセッションにゲスト出演。

  
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