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2022/02/20 09:31

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『ゼンカイジャー』ステイシー役で注目の俳優・世古口凌、念願の”特撮出演”を掴み取るまでの苦難を告白「ゼロからのスタートで大変なことしかなかった」

『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)のステイシー役で注目を集める若手俳優・世古口凌
『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)のステイシー役で注目を集める若手俳優・世古口凌

 ダレノガレ明美など、モデル、タレント、アーティストなど幅広いジャンルの人材が所属している芸能プロダクション「LIBERA」。近年では『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)ステイシー役の俳優・世古口凌や、『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)アギレラ役の女優・浅倉唯など、若手の役者勢も勢いを増している。現在『LIBERA×デビュー コラボオーディション2022』では、世古口や浅倉に続く、俳優・女優志望者を募集中。オーディションサイト『Deview/デビュー』では、悲劇のダークヒーロー・ステイシーを演じ、注目を集める世古口に、芸能界を目指したきっかけや同役を掴み取るまでの道のり、役者業への想いを聞いた。

【世古口凌 インタビュー】

――芸能界に憧れたきっかけは?

【世古口凌】「幼少期に観た『ALWAYS 三丁目の夕日』という映画に感銘を受けて、“こんな仕事があるんだ、素敵だな”と思ったことが最初のきっかけです」

――芸能界への憧れを抱いた後、デビューを掴むため、どんな行動をとりましたか?

【世古口凌】「まずはお芝居に関しての基礎がまったくなかったので、演技の基礎や芸能界の仕組みを学ぼうと、養成所に通い始めました。そこでお芝居はもちろん、それ以前の人としての礼儀や挨拶、自己表現の見つけ方、発声練習など、いろいろなことを学びました」

――養成所を卒業した後、LIBERAに応募して所属が決まったとのことですが、今の事務所を選んだ理由は?

【世古口凌】「当時、LIBERAには男性、かつ俳優がいない状態だったので、新しく男性で俳優の所属者という新しいジャンルを作れるきっかけにもなるし、自分を試すチャンスにもなるかなと思って応募しました。普通は、いろいろな俳優さんが所属されている事務所に応募するのが主流ですよね。先輩がいたり、ライバルがいたりすると、たくさんのことを学べたりするとは思うのですが、僕はそれだと自分の力が本当にあるかどうかわからないなと思ったので、自分が芸能界に向いているのか、人間として自分でチャンスを作っていけるのか、そういうのを確認したいという想いがあって、LIBERAに応募しました」

――俳優の所属者がいなかったということは、事務所としてもゼロからのスタートですよね? 最初の仕事を掴むまでは大変な道のりだったのでは?

【世古口凌】「本当にゼロからのスタートでしたし、大変なことしかなかったです。そもそも業界内で、“男性かつ俳優が所属している事務所”だと認識されていなかったので、オーディションの話がぜんぜんなくて。最初は、男性俳優を対象としたオーディションの情報を取りに行くことから始まりました。まず、同世代の俳優さんが出ているような舞台やドラマなどの作品をとにかく検索したり、観たりして、“これだったら自分も当てはまるんじゃないか、可能性があるんじゃないか”というところに対して、マネージャーさんに営業していただいたり、マネージャーさん自身もそういうのを調べてくださって動いてくださって…というのを積み重ねて、徐々にオーディション情報を集めることができたという感じです」

――そうなると、最初に得られたお仕事というのはとても感慨深いですよね。

【世古口凌】「そうですね。最初にいただいたお仕事は、本当にやっと一歩踏み出せたなという気持ちになりました」

――これまでもいろいろなオーディションを受けられてきているかと思いますが、特に印象に残っていることは?

【世古口凌】「以前、オーディションが半年に1回しかないような期間がありまして、自分としては半年に1回のチャンスだと思って、全力を注いで時間も費やして、とにかくそのオーディション日程まで必死にやったけど、結局掴めなかった作品があって。そのときに、この世界は本人の頑張りだけじゃなくて、いろんなタイミングや運、キャストのバランスなど、いろいろなことが要素となってくるから、自分は今できることを最大限やったけど、それだけじゃ届かないものがあるというのを学びました。そのオーディションは今でもけっこう覚えています」

――オーディションを受ける際、常に心がけていることはどんなことですか?

【世古口凌】「変に自分を繕わないで、ありのままの自分で臨むということですかね。台本とか事前に何かいただいている場合は、しっかりとそれの準備をしますけど、それ以外はありのままでいるように心がけています。あとは、オーディションは競争でもあるので、周りに押しつぶされないようにするというもの心がけていることです」

――オーディションが半年に1回だったという時期、そこに挑むまでどんな準備をされていたのですか?

【世古口凌】「とにかく映画やドラマなどたくさんの作品を観ていました。それと、カメラを買って、写真を撮られるときの角度を研究したり、逆に人を撮ってみたりして撮り方を学んだり、会ったことのない人に会ってみたり、常に自分が知らないことに対してアンテナを張って過ごしていました」

■「レッスンを受けているときから、“特撮”には絶対出たいと思っていた」

――そのような経験を積み重ねて掴んだ、『機界戦隊ゼンカイジャー』ステイシー役。出演が決まった際、どのような思いでしたか?

【世古口凌】「養成所でレッスンを受けているときから、日本の芸能界でやっていく上で、スーパー戦隊シリーズや仮面ライダーなどの“特撮”と呼ばれるものには、絶対に出たいと思っていて。これまではオーディションのタイミングとほかの仕事のスケジュールがうまくかみ合わなくて、やっと受けられたのが『ゼンカイジャー』だったんです。歴史ある作品に自分が参加できるというのはとても嬉しかったですし、やっぱり誇りにもなるなと。そこで映像の芝居を学びたいという想いもあったので、『ゼンカイジャー』のオーディションを受けられたことにも感謝しています」

――俳優という仕事の魅力はどんなところで感じていますか?

【世古口凌】「自分だけど自分じゃない何かを演じることって、この仕事しかできないですし、俳優という仕事は相乗効果が得られる仕事なのかなと思います。役と向き合って一生懸命探求できて、その役を得たことによって自分にも還元されて、一人の人間としての魅力も上がっていくことがある。人間としての魅力がどんどん身についていくところが魅力だと思います」

――これまでの活動で、特に転機になったなと思うことは?

【世古口凌】「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageです。初めて大きな会場で舞台の真ん中に立った作品で、僕以外のみなさんは先輩で年齢も上で芸歴のある方も多く、そこに加えてプロのダンサーさん、素敵な演出家さん、ベテランのスタッフさんたちに囲まれながら、舞台経験2年ほどの僕が真ん中に立って、ヒプステという作品を背負うというのは、本当にプレッシャーでした。でも、そのプレッシャーを背負いながらも、コロナ禍でしたが全員無事に駆け抜けて公演をすべてやり切ったというのは、すごく自信にもなりました。あの経験から、人前に立つことの恐怖心がなくなりました。いい緊張は持ちつつ、自分のやることに集中できるようになったし、度胸と自信がつきました」

――夢を叶えるために、大切にしていることは?

【世古口凌】「24時間仕事のことに対して考えること。考えるようにしているわけではなくて、考えちゃうんですよね。誰かと会ったり遊んだりしているときでも、隙間にずっと仕事のことがあって考えない時間がない。何かしらやっていることが仕事に繋がらないかな?とか、ここで写真撮ったら良さそうだなとか、そういうことを常に考えたりしています」

――時には壁にぶつかったりすることもあるかと思います。そのようなときはどのようにして乗り越えてきましたか?

【世古口凌】「壁にぶつかったときは、とにかく何がいけなかったのかを考えました。オーディションで落ちた舞台のチケット自分で購入してそれを観に行ったり、受からなかった作品の監督さんの映画やドラマなどを観たりして、何を求めていたのかを改めて感じる。よく『オーディションは100回受けて1回受かれば良いほう』って言いますけど、僕はそうじゃないと思っていて。だって、100回受けたら100回とも受かったほうが良いじゃないですか。受かれば受かるほどいいし、受かった分だけ自分の自信にも繋がるので」

――1回1回本気で勝負しにいく気持ちが大事だと。

【世古口凌】「“今回もどうせダメだろうな…”とか、“これ落ちてもまた次がある”と思っている人よりも、そう思ってオーディションに臨む人のほうが強いんじゃないかなと思います」

――では最後に、今回のオーディションに応募しようと思っている読者へのメッセージをお願いします。

【世古口凌】「この仕事は好きじゃないと続かないものだと思います。本当にやりたいと思うのであれば、挑戦したほうが良いと思いますし、中途半端な気持ちや迷っているくらいならやらないほうがいいのかなと。こちらとしてもライバルが増えるだけなので(笑)。本気でやりたいと思っている人、そういう熱意がある人と戦いたいです。ぜひ覚悟を持って飛び込んできてください」

【プロフィール】
世古口凌(せこぐち・りょう)●1996年11月5日生まれ、神奈川県出身。
スーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)のステイシー役で注目を集める若手俳優。
主な出演作は、ドラマ/『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』(テレビ東京)アパレルくん役、舞台/『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage シリーズ シブヤ・ディビジョン"Fling Posse"飴村乱数役、『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』〜Night of Blossoming Stars〜 春川宙役など。
4月4日には初の写真集『世古口凌 ファースト写真集(仮)』を発売する。

関連写真

  • 『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日系)のステイシー役で注目を集める若手俳優・世古口凌

  • 『LIBERA×デビュー コラボオーディション2022』

  • 『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)アギレラ役の女優・浅倉唯

  

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